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Posted by ブクログ
今回の作品も実在の人物をモデルに書いた経済小説。
その当事者が誰かかをどことなく匂わせつつ
様々な実在する登場人物や人間関係をリアルに
描写させるのも高杉小説の特長かと。
経済新聞社ののワンマン社長の秘書役が主人公で
日々振り回されつつも、野心を持って娘婿になり
若手とボードだけでなく、義父と妻との板ばさみという
さながらメロドラマのような展開に。
本作の特徴は、女性が非常にパワーを持っていること。
作品舞台が1990年代初頭であることを考慮すると
高杉の先見の明を如実に表している作品とも
15年以上経った今だからこそ言える。