【感想・ネタバレ】スイート・リトル・ベイビーのレビュー

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ 2009年12月17日

牧野修は、「MOUSE」のころから大好きな作家である。
そしてこの作品も期待を裏切らない、すごい面白さを秘めてる。

社会風刺と言えばそうである。
われわれが抱え続けている永遠の命題の一つに答えを出そうと試み、それをホラーで回答したのだ。
この手腕はなかなかまねできまい。

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Posted by ブクログ 2015年03月18日

幼児虐待はなぜ起こるのか、というのは、謎と言えば謎だし、でもそれは人間界?だけの話で、自然界ではそれほど不思議ではないわけで。だからといって心理的には虐待は許せんよなぁ、というのが一般的な考えだけど、その多数派に対する少数派(この本では虐待派)というものの意義というものも(テーマが幼児虐待なので一般...続きを読む的に見れば少数派もなにもないけども)、あるのだろうか、とか。
でもって虐待が起きる場合のほとんどは、子どもが育てにくいとか、そういったところだと思う訳で、きっと自然界では勝手に淘汰されていくんだろうけど、人間界ではこの摂理に逆らって子どもは全て保護されている方向で、そうなった時に将来どうなっていくんかなぁ、なんても思ったり。
まぁ要するに、幼児虐待ダメよって言ってるだけじゃ何も解決せんよな、と思う訳で。

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Posted by ブクログ 2009年10月04日

虐待というシリアスなテーマを侵略ホラーの定型と巧みに絡めた良作。単に怖がらせるだけの小説なのではなく、きちんとしたテーマを持って書かれているのが良い。どちらかと言うと一発のインパクトよりじっくりと読ませるタイプの作品。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2011年08月17日

児童虐待の話かと思いきや、乳児のふりして可愛さフェロモンを発揮し人を操る謎の生命体の話だった。もちろん児相の話でもあるんだけど。最後に悪人が酷い目に合う所は牧野さんっぽくて爽快。

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Posted by ブクログ 2011年05月16日

え!?
えぇ??
そんな結末でいいの?
てな感じの意外な結末が待ってました。

ホラーというか・・・まぁ、ホラーですけど・・・

どうも消化不良。
幼児虐待というテーマや、ストーリーのテンポのよさが相まって、かなりの勢いで読み進めただけに、あの、何も問題解決になってない結末にかなりの不満感がたまりま...続きを読むした。

電話育児相談係の主人公はかつて虐待(というかネゴレクト)になりかけた経験アリ。で、子供を事故で亡くしてから結構人生転げ落ちて、保健婦として再開。
数々の虐待例を見ながら「なぜ、人は虐待しなくてはいけないのか」になやむ。
そんな折に変な生き物発見~!
見た目幼児ですが運動能力・知力ともかなり上、しかも人を虜にして止まない「天使」の毒牙に上司までかかってしまいます。
「天使」による人間侵略の防御壁となる「耳の聞こえない母鳥」、主人公。「可愛いものを愛せない」能力者と言われてかなり戸惑います・・・で、

最後:結局天使に魅入られて、「この子達のためなら何でもする!」=自分も可愛いものを愛せたのだ!良かった!

え?
終わり?

せっかく思いテーマに別の論点からぶつかってるんだから、かなりずれていてもある程度の結論を出してほしかった・・・
煽り・叩きを含め、何かしらリアクションを引き出せる力は十分にあったと思うし、プラスでもマイナスでも反応から個々の考えを改めてもらういい機会だったのに・・・

敵前逃亡感がありました。

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Posted by ブクログ 2009年10月04日

結局なにを一番伝えたかったのかがいまいちよく分からないのが残念。ホラーとしては「天使」の存在は弱い気がするし、社会問題として虐待の悲惨さを訴えるわけでもなさそうだし……。

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Posted by ブクログ 2011年07月16日

ボランティアで児童虐待の電話相談をしている秋生。彼女自身、かつて育児ノイローゼになりかけていたところを保健婦に救われたという過去があった。人はなぜ、幼い子供を虐待しなくてはならないのか―そんな疑問を抱く秋生のもとにかかってきた一本の電話。それをきっかけに、彼女は恐ろしい出来事へと巻き込まれていく―。

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Posted by ブクログ 2009年10月04日

ボランティアで児童虐待の電話相談をしている秋生。彼女自身、かつて
育児ノイローゼになりかけていたところを保健婦に救われたという過去
があった。人はなぜ、幼い子供を虐待しなくてはならないのか―そんな
疑問を抱く秋生のもとにかかってきた一本の電話。それをきっかけに、
彼女は恐ろしい出来事へと巻き込まれて...続きを読むいく―

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