【感想・ネタバレ】美しき拷問の本のレビュー

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Posted by ブクログ

ネタバレ

「美しき拷問の本」3

著者 桐生操
出版 角川ホラー文庫

p42より引用
“一六世紀ハンガリーの伯爵夫人、
エリザベート・バートリは血のお風呂を何より好み、
つぎつぎと若い娘を近くの村から誘拐させてきた。”

西洋史が得意な著者による、
股間が縮み上がるような拷問や処刑方を記した一冊。
ローマ皇帝の拷問方から拷問道具についてまで、
根をつめて読むと疲れそうな記述が盛り沢山です。

上記の引用は、
エリザベート・バートリの拷問の項の冒頭の一文。
この一文で腹八分目になりそうなのに、
この人物だけで7項目に渡って紹介されています。
一つ前で紹介されている人物、
ドラキュラこと一五世紀のワラキア大公が、
2項目しかない所をみると、
彼女の拷問にかける情熱の強さは尋常でない事がよくわかります。
夜中に読むと一人でトイレに行きにくくなる一冊です。

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2012年06月10日

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