感情タグBEST3
Posted by ブクログ
さてとノブは何処に跳んで行ったんだろう?中学生の時も分からなかったし、大人になって再読してもわかりませんでした。
しかし和紗少尉の最期って、あんな呆気なかったっけ?涙しながら読んでたから数ページに渡ってエンディングが語られていたようなイメージを自分で作ってたは。しかし、この読後の喪失感は何度読んでもなんとも言えません。日本最古のラノベは、答も解決もなく疑問と落ち着かなさを残して終わるのです。だから古典たり得るのでしょう。
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懐かしい。切ない。この読後感は中学生だった当時、衝撃だった。改めて読んで、これはこういうラストシーンだからよかったんだと思った。最後の榊のエピソードにあの世代の少年のいろんな感情が詰まっている。だから、こんなに後を引く。
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他のレビューを拝見していると、やはり「この終わり方」に対する不満や納得のいかなさをちらほら散見するので、無粋は承知で。
名言はされていませんが「ハレーション・ゴースト」の登場人物たちに関係がある人物が、「スターダスト・シティ」という別の作品に登場しています。
続編、というわけではないのですけれど、こちらもまた新装版を切実に希望しています。
……で。
あああああ、終わってしまった…… というのが、最初の感想。というか実感。
リアルタイムで読んでいたときは、とにかく許せなかったノブの選択が(だからこそ、何年たっても鮮烈に記憶に残っているのだけど)、今だとすんなり納得できてしまうのが口惜しい。
ある意味でノブは、榊たちより一足お先に、それこそ星の速さで未来へ――― 大人になってしまったのだろうなあ、と。
そんな感想になってしまうのが、また悔しい。
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最終巻。
結局、活躍するのは沖田なんだけど。榊がいなけりゃ始まらないけど、スターターなだけなんだよね。目標は決めるけど、実行は他の人。
ま、主人公ではあるか。
終わり方は、どうにもいただけない。
哀しくないか。
ノブが一人で爆発して、おしまい。榊がノブにしてやれたことって、なんだったの?ってことです。
ノブの活躍期待してたけど、あんな風ではなかったかな。
表紙みたいなハッピーエンドがいいじゃんね。
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ライトノベルの源流とも呼ばれる笹本祐一の妖精作戦シリーズ、その完結編が本作。
連れ去られてしまった主人公(?)榊の恋人ノブを救出するため脇役(?)沖田を中心に厚木基地へ乗り込む四人。相変わらずの無茶っぷりと軍事知識が読んでいて楽しいです。
しかし締め方は予想外でした。途中からどうやって終わりにもってくのかと思いながら読んでいましたが、まさかビターエンドで終わるとは‥。
ただ、最終章のエンディングはとても良かったです。非常に余韻のある、それまでの煌めきに対する喪失感と、希望が感じさせられて心を揺さぶられました。
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笹本祐一が1985年に発表した"妖精作戦"シリーズ完結編。誘拐された小牧ノブを取り戻すために立ち上がる榊たちですが…最終巻もハチャメチャな展開が続きます。そして、舞台は再び宇宙へ。が、この唐突な終わり方は想像しませんでした。ハチャメチャな超展開が待っているのかと思ったら、まさかこんなことになるとは。今までの展開が賑やかだっただけに、このラストは余計に虚脱感が押し寄せます。本作を読んで、自分のほうがもっと上手く書けると思った当時の若者が、今作家さんだったりするんですかねと、あとがきを読んでいて感じました。
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ラノベかと思ったらSFだったでござる。
私の中で、著者はライトノベル作家ではない。それはなぜかというと、特定のキャラクターに関する過剰な思い入れ、萌えが少ないのだ。むしろ物語という世界の中での立場はみな平等である。
ある意味シビア。
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妖精作戦最終章。
お気楽極楽な彼らの冒険は、思わぬ苦味と共に幕を下ろしたのでした。
当時これがどれほどのインパクトであったのかは分かりませぬ。
作品が溢れる今となっては、追体験することも難しいでしょう。
しかして影響の広さを整理する事はできます。
「涼宮ハルヒの憂鬱」「イリヤの空、UFOの夏」「レインツリーの国」・・・
ラスト・レターから25年。個人的には、太陽系全域に「アイ・ラヴ・ユー」と
愛を囁いた某超大作の行く末が判明するまでは死ねません。
一方そのころ笹本先生は、往時の夢をかなえて、宇宙海賊モノを
書いていたのであった。しかも女子高生。しかもミニスカ。