【感想・ネタバレ】もっと上手に働きなさい。のレビュー

最初に読んだのは、作者と同じように意に染まない異動を受けた30代前半の時。もし女性の上司がいたら、こんな風に私を諭してくれるに違いないと、家で涙をこぼしながら読んだことが懐かしい。
正論だと素直に聞けないのに、「うんうんそうだよね。私もそうだったからわかるよ」という経験ありきの話し方をされると、何でもかんでも素直に受け入れられる気がするのはなぜだろう。

タイトルの「もっと上手に」も、言いえて妙。ナルホドと思いつつ、とはいえ感情が先だって実践できないことも多々あるけれど、30代の女性がもし仕事に行き詰まることがあったら読んでほしい1冊。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

チェック項目11箇所。働く女性は、二つのタイプに分けられます、一つは、謙遜や遠慮をしてばかりで、チャンスを逃してしまう女性、もう一つは、がんばりすぎて空回りしてしまう女性です。仕事は、高いところから眺めたほうが、断然楽しい、つまり、自分が主導権を持ったほうが、あなた自身が輝けるということです。「楽しい」「おもしろい」は、裏を返せば「ラク」ということ、つまり、「自分の能力」より「仕事のレベル」が下にある状態です、そうなると、残念ながら、これ以上の成長は望めません。女性社員は「失敗したくない」「仕事を完璧にこなしたい」という思いから、チャレンジをためらいがちです。まわりが敵ばかりでも、仕事だけは何があってもあなたの味方、会社を休んだりしたら、あなたはその唯一の味方を裏切ることになるのです。部下を持つようになったら、あなたはもうプレイヤーではありません、監督なのです。上司の上司たるゆえんは、「決断すること」にあります、ですから、決断しない上司は上司の役割を果たしていません。「今の仕事を続けたい」と思うなら、あえて「仕事第一」から卒業しましょう、仕事でいろいろとトラブルを抱えて落ち込むことがあっても、体が丈夫であれば、心も案外すぐに回復します、あなたの健康、あなた自身が一番大切なのです。軸を持たないままだと、次第に人から「褒められたい」「認められたい」という気持ちが膨らんでいき、やがて強迫観念のようになってしまいます。

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2014年06月20日

Posted by ブクログ

『周りが敵ばかりでも、仕事だけは何があってもあなたの味方』

結婚を機に転職することになり、これから仕事とどう向き合えばいいか分からず、周りの雑念にばかり気をとられていた私の背中を押してくれた一冊。

かちかちに構えず、地に足をつけて、自分の軸を身につけて、柔軟に仕事も人生もフルコースで楽しむ。
ルコースは女性の賜物だよ♡

転機の今こそ、そのことだけに集中したいなと思った(*^^*)

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2013年09月21日

Posted by ブクログ

女性の視点で書かれた本であるが、興味があり読んでみた。男にも通じる部分がある。
プロジェクト参画当初にやるべきこと。
●最初が勝負
●わからないことがあれば迷わず訊く
完璧にわかるまで返事はしない。少しでも不透明な部分があれば「こんなこと聞いたら恥ずかしいかな?」と考えずに訊く。決して手を緩めてはいけない。
●「わかったふり」をしない。ほころびがで出て、真価を見抜く。
●周りと張り合わない。「無能と思われないようにしないと」と考えると攻撃的になる。

上司との決めごとに関するアプローチ
1プロコン
2自分の意見を言う
3方法、リスクを言う
4決断を促す

一人で背負いこむケース
「自分でなにとかしなくては」、「迷惑をかけれない」と考え、一人で抱え込み自分の首を絞めてしまう。
→上司と要所要所で合意をとっておくこと。一番にすべきことは「エビデンス」を残しておく。そして言われた案件について
1どういう手順、スケジュールで進めることにしたか
2どういう問題が生じそうか
3どういうふうに問題に対処するか
4今どこまですすんでいるか
は最低限書面で伝えておく。

上司からの「これやっておいて」=「全部やっていい」ではない。全て終わってから報告されて、万が一指示と違っていたら取り返しがつかない。「期待に応えたい」、「失敗をしたくない」という思いから抱え込んでしまう。

自分の仕事についてのミスを指摘されたり、一生懸命やった仕事が失敗に終わったりすると、人格そのもの、存在そのものが否定されたような感覚に陥るのは、「仕事=自分」だから。

今の仕事を続けたいなら「仕事第一」から卒業する。体が丈夫なら心も回復する。

「もう限界」と感じたら、線を引いて全く別のことに集中する。

力を抜く所は抜く。

「目の前の仕事をおろそかにしないこと」自分だったらこうしたいと常に考えていると、ステップアップのチャンスに恵まれる。

焦ると目の前の仕事をおろそかにしてしまう。

「今が調子がいい」と思える時期はほとんどなぬ、「苦しい」とぼやきながら生きてきて、それが手応え。

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2015年04月01日

Posted by ブクログ

昨日講演を聞いた、内永ゆか子さんの、いまから8年前の著書。トドメを刺さない、枕詞をつけて話すと周囲の反応が変わる、元旦にキャリアのロードマップを作り毎年見直す、女性だから選ばれたと思うくらいなら目の前の仕事に邁進、などは昨日のお話で伺ったところでもあり、その話がより鮮やかに目の前に現れる感じがする。

40代半ばの自分よりは、20〜30代向けかも。

講演はフィジカルディスタンスありで対面での参加だったけど、そこのあなた、トドメを刺しちゃうでしょう?と視線くださったのは良い思い出になるでしょう!

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2021年06月20日

Posted by ブクログ

さらりと、とてもいいことが書かれている!!
これは働く女性にとってバイブルかも…
目の前の仕事をおろそかにしない
これですね!

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2016年01月24日

Posted by ブクログ

ネタバレ

読んだの2回め。

以下、メモメモ。

仕事のオファーは絶対に断らない
出世した先にあるのは秘密の花園。やりたいことがやりたいようにできる。

上司の役割は決断すること。
決められない上司にはプロコン(選択肢のメリット、デメリット)で選んでもらう。
プロコン→自分の提案→具体的な方法とリスク、対応策→上司の決断を促す

自分で考える部下を育てる仕事の任せ方のポイントは、
全体における位置づけ、意味、ゴール(目標)を最初にはっきり説明すること

どんなときも揺らがない軸を持つ。
どんなふうに生きていきたいか。
人生を通してなにを手に入れたいか。

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2014年08月01日

Posted by ブクログ

正直に言うと、この本は難しい。理解はできる、しかし実行は難しいなぁ…

仕事の醍醐味を知る/仕事のオファーは断らない/30代までは無理にチャンスをつかまず蓄える時期/ビジネスの場でのしきたりを理解する/仕事場でしゃべりすぎない/同じことを聞いても、時により答えはyes,noどちらにでもなることを理解/仕事と結婚を選ばなくてもよい/仕事着にお金をかける

日をあけてもう一度読みたい本。
いまは腰を据えて力を蓄え、なにもあきらめることはないということ。
これが一番勇気づけられた

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2014年02月05日

Posted by ブクログ

やりたくない仕事、担当を外される、頻繁な異動、上司と合わない、同僚に妬まれる、足を引っ張られる…等々、ほとんど縁のない話だった。責任は伴うけど、裁量の幅も広がるので、昇格のチャンスがあれば上がった方が良い、ということだが、自分の場合は、管理職でもないが「裁量の幅はかなり広いが、責任はそんなにない」感じ。「上司とあなたは仕事だけの付き合いです。であれば、お互いに好きであろうが、嫌いであろうが関係ないのです。」(145頁)とあるが、関係なくはないのでは。私は出社時に上司に会えるのがうれしく楽しみで、「上司はあなたの前からいずれいなくなる。」のところで泣きそうになってダメだった。自分はとても恵まれているので、とりあえず最善を尽くそうと思っただけ。本書の読み方としては、おかしいのかも。

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2022年07月02日

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