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Posted by ブクログ
生と自由への力強さに圧倒される。
しかし同時に、やはりこういう生き方の女性の下に子どもは存在しない、と感じる。
私がキャリアを考えるとき、こんなキャリア女性か、子どもを持つ全振りした母親か、仕事と子育ての狭間で苦しみやがて離婚を選ぶ又は離婚せずとも冷え切った夫婦関係にいるワーママか、のモデルしか見えなかった。
一昔前の彼女のような男性バージョンには、男性を支える女と子どもが必ずいただろう。
彼女の生から生きるヒントをもらいつつ、
家族とともに私はゆっくりでも遠くまで行ける道を探したい。
あなたと違う私を生きながら、
昨日と違う今日を生きる。
けれども聡明な思考と覚悟を決めた生き方がかっこいい。常に自分を鼓舞し動くことで、波を作って生きている。
そして私はどうしたいか、を考えさせられる一冊。
________心に残った言葉_________
「同じ仕事をあまり長く続けていては、成長しなくなるという強い恐怖感があり、またせっかく二十世紀後半に生きる幸運に恵まれたのだから、一つの文化の中で一生を終えてしまってはならないと思っているのだ」
「もし命の長さがもはや限られているのなら、なおさらのこと、やりたいことを実現しようと、と私は考えた」
「『自分には生きてやるべきことがあるのだ』という意識こそが、闘病において最も基本的な要件だと思う。」
「ゼロに近いところからやり直すことの気持ちよさ。これを何にたとえたらいいのだろう。ぬるま湯から出て冷たい滝にあたるようなすがすがしさ、とでもいいのか」