【感想・ネタバレ】とりかえ風花伝 3巻のレビュー

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Posted by ブクログ

永正五年。応仁の大乱から四十余年。
戦火は全国に広まり、尾張の国・乾山でも
国境を巡って隣国の宇留摩と争いが絶えなかった。

『白鬼を味方にした者が戦に勝つ。』

乾山・城主寛近の娘・風花は自国軍の劣勢を感じ、
白銀の髪、紅の眼を持つ“異形”として恐れられている白鬼丸に
助太刀を頼むため、単身白山へ向かう。

初めて会う風花と白鬼丸。
言い争う中で崖から転がり落ちた二人は、姿が入れ替わってしまい……


って感じの戦国時代の不思議話。
ここから、尾張の二大勢力・織田伊勢守家と織田大和守家の
ゴタゴタ話に巻き込まれーーの
織田信長のおじいちゃん、信貞に手のひらで転がされーーのしながら
成長していく2人の話です。


しかし、完結編の発売にものすごく驚いた。

1〜3巻までは商業誌で連載してたけど、おそらく打ち切りになってしまい、その後を同人誌で連載→完結させた作者の執念と愛情が注がれた作品。
それがまた出版社から完結版として出版されると思ってなかったから驚いたよーー。
完結編まで全部読んだら、よくストーリーが練られていることや、史実を参照しながら作られてるのがわかって面白かった。

あと、同人誌で描いてたのに手抜きが一切無いところもこの作者らしいなぁと思った。

ラストはちょっと驚愕。
信貞様の選択が切ない。
そしてやたら適応が早かった風花に若干の違和感が……。

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2010年07月08日

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