【感想・ネタバレ】仏教ではこう考えるのレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ 2013年07月16日

この本はほとんどあらゆることを言い切っていない。わざとそういうふうに書いている。つまりそれが、答え、というか姿勢である。
実家には大抵仏壇があって、墓参りにも行き、親族を仏教の葬式で見送っていても、無宗教だと語る人は多い。
本書の印象的な言葉に、簡単に無宗教を標榜できるのは、生前仏教になんの関わりも...続きを読むなかった人が、死んで儀礼をうければいきなりブッダに、という安心感というか帰着感というか、それがあるのでは、というものがあった。自分も含めて、そうなのかもしれないなあ、と思った。
宗教とは、とくに仏教とは、折り合いを付けるためのものであり、また関係性を考えるためのものであると。
その他気になったのは、「明日と来世はともに経験できない」「きちんとした時刻表があうからこそバスが遅れているのがわかる、という感覚」など。仏教の話ではないけど、お天道さまが見ている、という気の持ちようは、結構好きなんだ。

0

「学術・語学」ランキング