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Posted by ブクログ
継寿の側室=於ようの方、そして闇神派。
前巻までが主軸となる伊月・燦・圭寿の周りを固める内容。
そしていよいよ本物の悪役の登場となる。
とはいえ闇神派はまだ姿はなく、新たに登場する名前を見つけては「お前か?お前なのか?!」と疑いながら読み進めることになる。
継寿の側室もなんだかとーってもキナ臭い。
退廃的な雰囲気の美人寡婦。(側室も”寡婦”と呼んでいいのだろうか)
そんな雰囲気だけど、圭寿の出自の謎を口にしたあたりなにか悪いことを企んでいそう。
なので於ようの方にも「お、お前かっ!?」と疑わずにはいられない。
伊月たちよりも私が疑心暗鬼になってしまうのだった。
しっかし、女難の相が出てるから気を付けな、と忠告されたにもかかわらずその言葉を思い出す割には堂々としている伊月には生来のお人よしの気があるんじゃないのか。
この後の一波乱ありげな様子が存分に香っている終わり方に、続巻の発売が待ち遠しい。