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Posted by ブクログ
公務員の役割は何か。公務員にしか出来ないことは何か。それは意外に少ないと著者は言う。また、しかしそれは重要だとも。
地方分権が進めば、公務員の立場も変わる。もう、民間だ官だと分けず、『官民の流動化』が必要なのだとまとめられていた。
世間の厳しい目に、臆することなく、しかし、その目に誠実に接していく、日本を良くしていこうという公務員の活躍を応援したい。
Posted by ブクログ
著者は公務員。
公務員の立場としては、とてもニュートラルなことを述べていると思う。
しかし、優秀な公務員を擁護する記述が目立つ。
末端公務員と事務次官の年収は、7倍の差しかないという。
確かに、缶コーヒーとホテルのコーヒーじゃ10倍以上の差だから、7倍では「しか」ということになるのか。。
やはりどこかで、民間人とは違う感覚の人であることを感じさせる。
最終的には、官も民も関係なくよい社会にしていこうという考えにホッとする。
公務員の実情を知るには、適切な本かもしれない。
Posted by ブクログ
“公務員”というものの現状や将来展望に関して、なかなか判り易くまとめてある。世間の“思い込み”と見受けられるものへも、判り易く、かつ鋭く斬り込んでいるのが興味深かった…
Posted by ブクログ
日経夕刊の書評を見て思わず買ってしまいました。
不祥事を起こす官僚、年金問題を抱える社保庁などのせいで、何かとイメージのよくない公務員ですが、よくよく考えてみるとその中身は多様で、一括りで論ずるのはおかしいというのがよくわかります。
公務員畑を歩んできた筆者の分析により問題点は、その辺りのコメンテイターが述べるよりもよっぽど適格に捉えているように感じます。が、対策については歯切れが悪いところもあり、世間のバッシングをドラスティックな案として置き去りにするだけで終わっており、公務員体質が垣間見えた気がしたのが残念です。
メディアによる一方的な公務員否定論を感じる方は是非読んでみることをお勧めします。
Posted by ブクログ
地方公務員→国家公務員キャリア→公立大学准教授へとキャリアップした著者が書いた、公務員の実態暴露本。
とかく批判されがちな公務員だが、実際は、多くがまじめに働いている方々。公務員と民間との人材交流が活発になるのは望ましい。
しかし、著者が望むような、成果主義についてはどうなのだろう。事実、業績重視に移行した民間企業でも、正常に能力が評価されていない、成果を横取りされる、社内の人間関係がギスギスしはじめた、という弊害が出ている。
最近の、アダルトサイト動画ダウンロードで停職処分の課長が、依願退職して退職金もらえるケースなどは怒りを禁じえない。そういう公務員を見てきた覚えがあるだけに。
Posted by ブクログ
先ず隗より始めよ。人事院勧告制度で民間とバランスをとっている公僕である公務員の処遇があまりに下がると、日本の労働者の価値、能力まで下がってくる。公務員の給与を下げることより、民間をどうやってあげていくかが大切だと思う。
Posted by ブクログ
さてさて、今日の日経新聞にも出ていましたが
日本のM&Aが増えているみたいですね。
そんな中で、市町村などの合併もよく聞くなぁと
思いませんか?
両方ともコストカットが目的の一つだったりすることも
あると思っているのですが、民間企業の場合
○○人カットとか公表していると思うのですが
公務員の場合はどうなんだろうと
考えたわけです。
少し調べたところ、公務員はクビにしてはいけないみたいですね。
政治家が変わったときに、ついでに公務員を
ころころと変える事を防いでいるみたいです。
という事で、長い間公務員を
してきた方の著作を読んでみました。
正直、新しい視点や発見などはない一冊でしたが
公務員の方が何を考えているのかというところは
参考になったと思います。
特に、公務員は厳しい風に当てられているという事
モチベーションがお金などではなく、虚栄心であるところ
などは大学も同じだなぁと考えさせられます。
よく考えたら、大学も独立行政法人ですが
公務員気質が抜けきっていませんしね。
数字で定量的に評価することが難しい仕事というのは
大変です。
んー、もうちょっと関連本を読んでみようかな。
公務員になる人/なりたい人は実態の話も
全部含めた上で納得しているのではないかと思うので
不要かと思いますが
あまり、情報収集も進んでいない人。
読んでみると良いかもしれませんね。
そうそう、タイトルには完全に負けてる一冊。
Posted by ブクログ
過激なタイトルほど中身は過激ではない。
ただ,真面目に仕事をしてる公務員としては,
声を大にして言いたい事をきっちり押さえててくれてるので,
ちょっと気持ちいいかも・・・。
これから,日本はどうなっていくんでしょうか。
Posted by ブクログ
2008/2
従来にありがちな公務員バッシングの視点でなく、公務員制度の長所を評価しつつも今後のあり方について建設的に語られている。全てに同意することはないが、このような視点で公民格差などを語るのは良いと思われる。
Posted by ブクログ
いささか刺激的なタイトルであるが、著者は市国県を渡り歩いた公務員だけあってまっとうな内容である。著者の言う通り、公務員のあり方は変化を求められていると思う。(マスコミの報道は批判の粋を超えたバッシングである事が多いのでげんなりするが叩いた先に何があるのだろうか気になる所である)
Posted by ブクログ
[ 内容 ]
「親方日の丸」はもう古い。
大抜擢に、給与格差は当たり前。
リストラや倒産だって現実に。
財政破綻で、お取り潰しの自治体が続出?
「県庁の星」や「ハニカミ公務員」が日本を救う?
公務員になりたい人、辞めたい人、続けたい人、公務員をもっと知りたい人に、公務員を待ちうける七色の未来を、「公務員のカリスマ」が徹底解説。
[ 目次 ]
第1章 公務員はいかにして公務員になるのか―公務員のしられざる世界
第2章 キャリア官僚受難の時代―実は苦悩しているエリート達
第3章 追いつめられる普通の「ノホホン公務員」
第4章 格差が広がる地方公務員
第5章 世界標準は「官民統一」
第6章 市場万能時代、公務員はどれだけ努力しても民間に勝てない?
第7章 格差社会における行政サービス―三極化するニーズに公務員は対応できるか?
さいごに―公務員冬の時代、「ひきぬかれる公務員」になれ
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[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ]
Posted by ブクログ
私は「安定してるから」という理由だけで公務員を目指す人を信用していません。
信念を持って働いている公務員はたくさんいる。
でも、年功序列の給与体系にすがるだけで、
言ってしまえば「サボっている」人もいるわけです。
公務員である筆者が、赤裸々に公務員の実態を暴いてくれていますが、
その実態はやっぱり、一般の会社の常識からはかけ離れていると、改めて実感しました。
Posted by ブクログ
相次ぐ不祥事や天下り批判で大改革が始まり、キャリアもノンキャリも「県庁の星」も、大氷河期に突入するという衝撃の「公務員論」! 賃金格差やリストラも当たり前、自治体のお取り潰し、カリスマ公務員の出現など、仰天の未来図を、市役所、県庁、霞が関を制覇した「公務員三冠王」の俊英が懇切に解説。
Posted by ブクログ
これは、一生を公務員で過ごしてきた筆者が、贔屓目で公務員を見て
書いた内容だと私は思います。
はっきり冒頭から批判させていただきますが、論じ方が雑で幼稚です。
特に、「効率」の話で、「役所が非効率的、税金の無駄」だという批判に
対して、JRの「緑の窓口」を例に取り、「そこよりマシでしょ!」といった
ような切り返しをしていますが・・・全くもって幼稚です。
つまり、上記の批判を避ける方法ですが、
「公務員は非効率である。ただ、もっと非効率である民間企業があるじゃないか。
だから、民間企業よりも非効率だなんて言うな!」って言っているのです。
確かに、非効率な企業なんて探せばいくらでもあるでしょう。
しかし、そんな言い訳ありますか?それこそお役所的でしょう(笑)
そうではなく、非効率という批判を避けるなら、効率的である事を立証すべきだし
声高に主張するべきです。井の中の蛙ですか?あなたは・・・。
さらに、そもそも役所の在り方と効率を同じフィールドで語れないと主張していますが、
利益を求めない業界(役所)だからと言って、非効率が正当化されるわけではありません。
って、批判ばかり多くなってしまいましたが、
筆者の言いたいことは、
1.公務員だって極めて大変な職業である。
2.市場原理に任せたら、この業界は成立が難しくなる。
3.官民統一せよ!正当な評価、多様な人材を引き入れよう。
の3つですね。
まぁ、全ての内容に批判できる事は出来ません。
なぜなら、私は深く公務員の実態を知らないからです。
ただ、筆者が語る内容には根本的な間違いが少なからずあり、とても残念です。
良い点もあっただけに・・・。確かに、公務員と一括りにできない部分もあります。
がんばっている公務員もいます。
まぁ、流し読み程度で読む分には向いていると言えるでしょう。