【感想・ネタバレ】女子校育ちのレビュー

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Posted by ブクログ

男性でもわかる女子校の裏事情

女子校がどのようなものなのか
というのは男性にとって見れば興味深いことだと思います

私も昔から女性同士で女子校出身かどうかを当てるということがよくわかりませんでした。

でも、この本を読んで振り返ってみると、後知恵ですがあの人は女子校だろうなというのはなんとなくわかりますね (本当に後知恵なので信頼できませんが)

コミカルに書かれていて最後まで飽きません
さすがなめ子さん

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2014年10月14日

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中高6年間を女子校で過ごし、大学でも(共学ではあるけど)その頃のメンバーと集まることが多かった。

思春期の多感な時期に、ほとんど異性と交流も持たず(合コンはあったが)伸び伸びと自由に過ごした結果、女子校出身者たちは対異性免疫の低さから、様々な失敗を繰り返してきた…。

自身も女子学院出身のなめ子氏いわく、「女子校出身者は男を見る目がない」。純粋培養ゆえ男性というものを知らなすぎたり、逆に野獣のように恐れてみたりと、警戒も度が過ぎる。

社会に出てから思うのだ…。どうも、年齢と恋愛経験値の釣り合いがとれない自分に気付く度。女子力の低さにがっかりされる度。あの日に、あの女ばかりの学生生活に帰りたいと…。

ページェント(クリスマス礼拝)や文化祭の懐かしさ!合唱!球技大会!創作ダンス!

本書で取り上げられているのは都内の女子校ばかりなので、関西出身者としては関西版の女子校分類も読んでみたいなぁ。

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2014年03月12日

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辛酸なめ子さんによる女子校に関しての実体験、取材に基づくエッセイ、レポートなど

学校説明会、文化祭、同窓会への潜入、卒業生、配偶者、教師等関係者の対談といった、取材やアンケートなど一部データに基づく主張がされてある
ただ、全体的に辛酸なめ子さんのフィルターがかかった分析になっているため、どうしても偏った表現になってしまっている
定量的なものではなく、こんな傾向もありそうだという定性的なものとして読むのがよいと思う

辛酸なめ子さんらしい表現が多数
処女率、男ウケ、モテといった自虐を含んだ偏見に塗れた分析とか、下品で下世話に感じて受け入れられない人もいるでしょうねぇ……



女子校といってもお嬢様系なのか、カトリック色が強いのか、学力重視なのか、自由さを売りにしているのかによって変わる

冒頭で女子校の特徴をいくつかのタイプに分け、学力と規律の軸で散布図に表されているのでわかりやすい



・女子校出身者の特徴
自然体で女を武器にする事が自然にはできない
男の目がないため、容姿を気にせずに多感な時期を過ごすことができる
女性同士のライバル感が薄い
女の敵は女ではないと思っている
女性同士でお互いに素直に褒め称えたり認め合えたりする
女子だけの社会で育つので、男に頼らずに何でもできるという意識がある
女子の中で、ボーイッシュとガーリー、フェミニンのばらつきが大きくなる
女子校出身者は男を見る目がないと言われるのは、男性と接する経験が少ないから
ドロドロしていると思われがちだが、逆に関係はフラット
いじめが然程陰湿ではない


他には、恋愛事情など
男女、女同士の関係それぞれ
学校によっては同じ学年でなければOKとか、微妙な違いがあるようで
すべてがどうとは言えなそう

興味深かったのが、桜蔭の文化祭レポート
数学部の部屋に入ると「数学クイズ」が手渡され、桜蔭合格をめざす小学生女子にまって、開成の男子校生が挑戦していた
辛酸なめ子さんによれば「問題を出すというのは、桜蔭生にとってコミュニケーションの重要な手段なのかもしれません。求婚者たちに難問を出し続けた竹取物語のお姫様のような自尊心を感じます」との事
あと他にも結婚相手に求めるのは容姿で、年収に関しては自分が稼げばいいという発想をしつつも、容姿が野暮ったいとか
桜蔭は女子校の中でも結構異質なのかもしれない


一番面白かったのが、第一部と第二部の扉に載っている辛酸なめ子さんの写真
「中学入学時、まじめ人間だった頃」と「三十代で女子校時代にコスプレ退行」
昔っからあんな感じだったとか、未だに女子校生の雰囲気をまとているのがウケる



私自身の女子校へのイメージとしては、この中でも挙げられているけど、ジェンダーの幅でしょうか
女子集団の中で、より男っぽく振る舞う人と、より女っぽく振る舞うように分散しているイメージ
ジェンダーに悩む人こそ、女子校に入った方がその期間は楽に生きられそうな気がする
まぁ、その後は世間とのズレにもっと苦しむことになりそうですけど

あと、若い男性教師が人気という傾向以外にも、おじいちゃん先生が人気というのもある気がする



総じて、前述の通り辛酸なめ子さんの偏見による意見が多い
特に共学の女子へのイメージが偏りすぎ
共学の女子だって男子の目を気にしない人はいるし、女子同士のライバル視しない関係もあると思うよ
なので、その辺の偏見込みとして読むのがよいと思う

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2023年10月02日

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ネタバレ

共感できるところが満載で面白かった。この人のエッセイは何度か読んだことあるけど言葉遣いが独特で毎回読んでる途中で20回くらい笑ってしまうのでカフェとかで読みにくい。
女子校出身者は自分だけでなんでもできるという自負がある→男性への敬意が足りなくなる→男性に頼ることができない→頼られるタイプの男性とは付き合えない→自己肯定感が低い男性と付き合って面倒を見てしまう
という内容がまさに私で泣いた。女子校出身の性なのか。

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2022年09月04日

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有名校やミッション系の話がメイン。教員イジメの部分や男性教員の小話は興味深い。自分は塾での共学経験がプラスにはたらいたのかもしれない。

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2019年01月01日

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女子校出身の著者が、女子校の実体を多くの取材で明らかにしていく。
少し前に読んだ、「女子校という選択」という本では、著者は男性であるためか、女子校の良いところしか書かれていなかったが、この本は女子校の嫌なところがたくさん書かれている。男性への接し方や、男性教師へのひどい態度など、途中で読むのをやめたくなるほどの事も書かれていたが、しかし、最後まで読むと、やはり女子校もいいものなのだろう、と思えた。
また、長年疑問に思ってきた、女子校出身の友だちの考えや行動が、この本を読んでなるほど、と納得できたことは大きい。

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2017年04月06日

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未知の花園女子校と女子高生たちの生態を描く問題作?
共学だろうが男子校だろうがあんまり母校を悪く言う人は見たことないので最期の女子校行ってよかったというのもなんとなく納得。
ある程度想定内の内容だったけど文章も面白かったので★4つで。

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2017年02月20日

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女子校出身者は共感しまくること間違いなし。
中高時代を懐かしく思い出すことができました。

161012

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2016年10月12日

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女子校の特色が詳しく書いてあります。子どものものの考え方はその学校の環境によって変わるものですね。環境作りが大人の仕事だと改めて思いました。

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2014年12月30日

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会社の女性から回って来た本で、自分ではまず手に取らなかったであろう本。
著者は辛酸なめ子さん、ご自身も女子校卒。その体験と04年から11年までの取材を基に書かれていますが、昔の女子校に比べると外から感じる神秘性?が薄まったように感じました。情報が少なかったことによる神秘性が、携帯、ネット社会によって壊されてしまったのかなと。
女子校別の傾向も書かれていましたが、関東の女子校なので全くわかりませんでした。。関東の人が読めばより共感度が上がるのかな。
シスターから命じられるトイレ掃除のくだり、ここが一番インパクトありました。

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2014年04月15日

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女子校生の生態についてのまとめ的な本。彼女たちの文化を垣間見ることができて、そこそこ面白い。ネットがなかった頃はこういう本が頼りだったんだそうな

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2014年04月11日

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選民意識が鼻につく。掃除御三家という分類は面白かった。女子受けを常に考えて行動するというのはいい面も悪い面もあると思う。男性への過剰な警戒心や軽蔑、逆に極端な理想化などは問題だと思う

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2013年11月22日

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以前テレビで観た時に著者のことが気になって著者の著作の中で特に気になった本書を読んでみた。読んで「女子校」という文化を知ってカルチャーショックを受けた。同性愛や正直知らなくてもいいような話もあった。48ページのシスターのトイレ掃除指導の話と158ページの女性の恋愛における不利な面の話が印象に残った。女子校に通う良さは通ったことがある人にしかわからないと思う。

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2013年09月20日

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女子校育ちです。

著者のことは知っていましたが著作を読んだことがありませんでした。最近Steady.のコラムを読んでいて面白いなと思ったので今回は本に手を出してみた。

てっきり女子校を目指す父母に読んで欲しい本かと思いましたが違いました。

時折やや下品テイストがあるところが女子校だよな〜と感心
お育ちの良い方、下ネタは勘弁な人には勧めません。

一方、簡単に女子校体験が出来て良いと思います。

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2023年04月19日

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辛酸なめ子さん:女子学院。1974年生まれ。
男子は恐ろしく女子のルックスに厳しい。共学では萎縮しそうな子も女子校では伸び伸び育つ。
・勉強系、性超越系:桜蔭、慶応、女子学院、フェリス
・お嬢様系:雙葉、白百合、光塩
・深窓お嬢様系:学習院女子、聖心、田園調布雙葉
・モテ系:頌栄、東洋英和

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2022年01月15日

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女子校出身者として、しっかり意見を言うなど積極性が養われるところは女子校の強みだと感じている。その代償として、異性の目を気にしなすぎるところは共学の大学に入って苦労したなぁ。

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2020年07月28日

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ここに出てくるような名のある学校ではないが、自分も女子校育ちなので共感できることもあって当時のことを色々と思い出した。
なかなかエキセントリックなエピソードも多くて驚く。
それはごく一部の人たちだけなのかもしれないが、有名な学校はいろいろと大変なのだろうなと思ってしまった。
私があまりにもぼーっと過ごしていて、身近に同じようなことがあっても分からなかっただけなのかもしれないが。

ずいぶん前に刊行されたものだし著者の持ち味なのだろうが、ちょっと辛口すぎる気もする。

当時の友人とは今でも遊んだりするので、やはり行ってよかったなとは思う。
でも行事における共学ならではのドキドキは味わってみたかったなぁ。

子供の頃、サザエさんのフネさんと伊佐坂先生の奥さんがお互い名前にちゃん付けで呼び合っていることが不思議だったけれど可愛らしくって好きだった。
でも自分も中年になった今も当時の友人と名前にちゃん付けで呼び合っているので、そんなものなのだろう。
話題は年相応になってもマインドは当時のままなのかもしれない。

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2020年07月04日

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本人も女子高出身である著者による、最近の女子校出身者、現役の女子校生、女子校生を持つ父親、などのインタビュー、現場取材等。
面白い。別に役に立つわけではない。

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2019年05月21日

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少子化と、妻に専業主婦でありつつ生き甲斐支出させられるほどの高収入男子の減少で、女子も高収入を目指すべく共学が志向されがちで希少になりつつある女子校女子(安定した就職が望める理系は女子校にはほとんどない)。その素行・感覚・ファッションなどの偏差は、女子校卒業生同士では際立ってわかるという。東大など高学歴に進んだ学力系には結婚後も男をあやしたりおだてたりで操縦する術が不備とか、お嬢様系では男性への警戒心だけが先に立ち人格判断が不得手とかありがち。ところで、田中真紀子もアメリカの女子高(フレンド系)だったな。

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2019年04月22日

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なんとなくくだらなく面白そうと思って、未知の世界を知りたいという興味だけでジャケ買いした本。
くだらなく、面白かった。
女子校って絶対ムリ!って思ってたけど、もしかしたら、私合ってたかも。という感じで、女子校についてわりとリアルな感じで分析している本。
ただ、筆者の感覚はあまり好きじゃない。
男を獣扱いしすぎ。
一読すれば満足。速攻売る。

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2018年12月24日

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自分の母校のことについて書かれていて気になったので読みました。
結論から言うと数人の調査で済ませている学校があるな、という印象。
同じ母校のはずなのに、考え方や学校に対する印象があまりにも自分と違いすぎてちょっと驚きました。
ただ友人と一緒に「全然違うね」と笑い合えたので、友人同士の暇つぶしで楽しむエンターテイメント本としては、なかなかだと思います。
ただ、この本を読んで女子校のあれそれを知ることが出来るとは言い難いです。
女子校出身の筆者が共感・納得できる範囲の情報を書いているといった感じです。

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2017年10月17日

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126ページ。
Q逆に女子校のいい点はありますか?
Aそれなりに才能を持っている子たちがお互い認め合う雰囲気があります。共学よりも男性の意識がないぶん自由に表現できる。あと、全部女子だけでやるという意識が強いですね。

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2017年08月08日

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女子校育ちの調査と分析は優れているのかもしれないが、共学育ちについての考察が甘すぎると思う。ちゃんと調べましたか?

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2017年01月25日

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女子校の学校別分類とか、女子校ライフの実態とか、共学出身者には未知の世界で面白かった。
でも、自分の子を入れようとはやっぱり思わないかな。

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2016年12月13日

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女子校出身の筆者が女子校あるあるを紹介している本。
校風の違いにより、手に入れるスキルが変わって面白いですね。

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2016年01月06日

Posted by ブクログ

3年間しか女子校に在籍しなかったからか、この本に出てくるような濃密な女子校ワールドの味はよくわからずに卒業してしまいました。
いや、正しくは周囲を冷静に観察できないままにというべきなのかもですが…。
浅いレベルの「女子校あるある」(牛歩的着替えで男性教師へ反抗、暑い時期はかなり酷い格好で授業をきく、等々)は共感できたけど、もっと深い”一種の闇”のようなエピソードは読んでいてちょっと気後れ気味に。
でも確かに中学や小学校から上がってきた友だちの話を思い返すと当てはまるようなこともチラホラ…。
さらにインタビュー記事に出てくる方々のお話(男子校出身の方のも含めて)もやや別次元のことのように思えたり。3年間が短かったのか、わたしが鈍感すぎたのか…。
自分の高校時代と重ねあわせてちょいちょい「???」となりつつも、なめ子さんの軽い毒をまぶした面白誇張表現がさく裂していてテンポよく読めました。

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2015年09月24日

Posted by ブクログ

夫の本棚で発見してw 拝借。
東京で高校生時代を過ごして、学校を知っていながら読んだらもっと面白いんだろうなぁ。地方出身だと、その面白さをくみ取れずモヤモヤ。
どっかの女子高の貞操観念教育の話、赤い口紅を付けていたがために・・・みたいなの、いいですね。

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2014年09月03日

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女子学院出身の著者による、女子校育ちという現象に関する観察と分析。

女子校育ちの罪と罰について語った本ではない。しかし、人は生まれ育った環境から自由になることはできない。女子校育ちであることの、よいこともそうでないことも含め今の自分がある。そんな風には著者は語らない。しかし、本書には、確実になんらかの呪いと祝福が隠されている。

本書は、著者の観察と分析、場合によってはアンケートやインタビュー、座談会の記録などで構成されている。アンケート・インタビュー・座談会は、本当に本物なのか? 

アンケートやインタビュー、座談会の記録が本物でないとする理由はない。しかし、もし、これらを著者による創作と思って読むとすればどうだろう。

女子校育ちが女子校育ちについて語るということは、視点の微妙なずれが再帰的に蓄積するということなのだ。奇妙な発振現象がそこにある。

エピメニデスはクレタの人で、次のような金言を残している。「クレタ人はみなうそつきである」と。女子校育ちにも同様の構造がある。

もちろん、男子校出身者としては、なるほどという一冊である。

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2013年12月15日

Posted by ブクログ

著者が都内近郊の女子校を年単位の歳月を掛けて調査したレポート本。

学校別に生徒や校風の傾向がカテゴリ分けされ、各校特有の儀式、学校生活、文化祭事情など、なかなか興味深い内容で、面白おかしく一気に読めました。実際に本文登場の学校に通っていた元生徒の方に、本文で書かれていることがどれほどあるあるなのか聞いてみたい。

読むと女子特有の結束力がちょっと羨ましくも感じる1冊です。

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2017年01月25日

Posted by ブクログ

特に驚くことはなく、まあ「そうだろうなあ」な感じ。なめ子先生の書くものは一般に異常なところ、人を不安にさせるところがないと思う。

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2020年06月15日

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