【感想・ネタバレ】よい製品とは何かのレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ

「品質」の多面性をていねいに解き明かしていて、腑に落ちる。エンジニア出身の筆者のものづくり魂が伝わってくるようで、夢中になる。エンジニアやデザイナはもちろん、企画やマネジメント層にお勧めしたい。

0
2018年10月13日

Posted by ブクログ

一言でいうと、顧客志向で製品を開発し品質を作り込むべし。
本書は、"顧客志向"をかなり広く深く掘り下げて論じている。
製品を使用するユーザーだけではなく、地球規模での地域に根付いている文化や歴史からの視点。
また、一般的に定量化される機能・性能・コストのみならず、ユーザーの価値観や感性、ヒューマンフィットなど、無形で内面的な視点への考察。
さらには、作り手に対しても、クラフツマンシップやデザインなど、作り手の喜びのユーザーへの訴求の重要性。
タイトルでも察しますが、かなり哲学的な内容でもあり、自分の様な製造業の人間が読むとハッ!とする様な内容です。
いかに、自分が普段の仕事を近視眼的に取り組んでいるかということに、気付かされました。
久しぶりの良書です。

0
2017年05月07日

Posted by ブクログ

ネタバレ

まだ読んでいる途中ですが、この本は図表がまったくありません^^;
講義録の類だからなのか、理由は定かではありませんが。
でも読んでいて飽きない不思議さ。
ちょうど半分読んだところで、後半も楽しみです。

0
2013年09月02日

Posted by ブクログ

 製品品質を中心に良い製品の定義を模索しつつする、という本。アメリカ的発想?が随所にみられるも、理解しやすく、大学の教科書としてさすがとも感じた。著者が力説するようにHOWTOではないので、相当の時間、咀嚼にかける必要がある。

0
2017年08月09日

Posted by ブクログ

パフォーマンスとコストはもちろんのこと、人になじむか、地球への影響はどれほどなのかといった視点から丁寧に論じられるとともに、クラフツマンシップや美、洗練さなど定量化の難しい要素についても言及されており、思考を広げる上でもステキな教科書でした。

0
2013年10月03日

Posted by ブクログ

技術者ってのは自分たちが世の中に
送り出すものに対して、随分と近視眼的な
仕事をしている(意識しないとしがち)な気がしてならないです。

お客様主義とか言いながら、本当に
どんな製品がお客様にとっていい製品か突き詰めて考えていますか?

0
2013年08月04日

Posted by ブクログ

ものづくりにおいて重要とされる「品質」。
しかし、定量的には測定しにくいものでもある。

最近の社会情勢や、生活者の変化を踏まえた上で、
高品質という定義を著者なりに纏めた内容。
全編に亘って体系的にはなっておらず、分かりにくい点も多いが、
各章で説明されていることはどれも納得できる。
ものづくりに関わる人は読んでおいて損はない1冊。

個人的にはブランドとの関係について、もっと言及して欲しかった。

0
2015年01月24日

Posted by ブクログ

品質、というと製造品質を想像してしまうが、この本は全体品質をテーマに、「より良い品質は、善である」として、品質にまつわるさまざまな背景を解説する。
人に馴染むこと。クラフツマンシップ。象徴性。環境負荷。俗にいう製造品質以外にも、こういったさまざまな要素が品質に関連してくる。つまりは、というわけではないが、やはり美意識に起因するところは大きいのだ。
各章には授業で使えるような問いかけが用意されていて、まあ確かに教科書的な部分がある。教科書どおり、なんて揶揄する言葉もあるけれど、教科書をきっちりこなせるか? と言われれば、なかなか全体品質というのは難しいものである。けれど、全部やらなきゃならないってのが辛いところだな。覚悟はいいか?

0
2013年12月06日

「ビジネス・経済」ランキング