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「ひつじくん」「井辻です」 この繰り返される会話がたまりません♪ 出版界の裏側が見えるおもしろさもさることながら、男子たちのわちゃわちゃした感じがだーいすきです♪
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今回もどれも楽しいエピソード。のっけから超曲者のゼンパンの人に引き込まれながらも、皆、本が好きで頑張ってるんだな~と思うと自分が手に取る本まで愛おしい。さすが元書店員の大崎さん、次回作楽しみ。
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出版社の営業マン・井辻智紀が主役の、出版書店業界の日常の謎を扱った短編集。でもミステリ的要素は軽めで、本や書店が好きな人のための物語かも。
出版・書店業界は斜陽の業界かも知れません。問題点もいくつもあるでしょう。でも好きなんだという気持ちがギュッと込められています。その好きという気持ちに心揺すぶられて涙腺が緩むこともしばしば。いや、涙腺弱くなっているねえ。
ただ、業界小説っぽい説明が多過ぎて、そこがまた面白いんだけど、ミステリとしての物語の面白さにもそろそろ比重を置いて欲しいなとも思ったり。好きで面白いからこそ想うものなんですよ。
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井辻くんシリーズ第二弾!
なかなか読者にはわからない裏側も見れて大好きなシリーズです。小さな本屋が無くなっていくことへのもどかしさ、作家に隠された秘密、文学賞にまつわる危うい噂、推薦コメントの謎などなど。出版社、作家、取次店、書店、そして読者。本にまつわる様々な出来事。どんな目線から読んでも違った面白さがあるのではないでしょうか。今回も最後の方に成風堂とのリンクもあり楽しませていただきました。
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再読。家にある本を読みなおしたくなってきたので。こういうの読むと本屋の減少が身に迫ってきて悲しいね。昔はたくさんあったのになぁ(T_T)。本屋さんがこれ以上減りませんように。
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出版社営業シリーズの第2作目。
中次が登場します。デビル大越、インパクト強すぎ。
みんな本を愛してやまないというのが伝わってきます。
平台の上の本だけでなく、下の本も見に行こうと思わず思ってしまいました。
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出版社営業井辻君の奮闘が楽しい小説。今回も作家の書店回りや賞レースにまつわる話などなかなか一般人の知りえないエピソードが多くて面白かった。最終章には「成風堂書店シリーズ」との絡みも少し。影山先生は成風の3作目に登場していたし、佐伯の真柴さんは親しいお店のようですが、真柴さんあちらのシリーズには出ていたかな?真柴さんラテン系の調子のいい営業マンと言われつつ、井辻君をいつも助けてくれて好きなキャラです。
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成風堂シリーズとは視点を変えて、今度は出版社の営業マンが主人公の作品。
立場が違えども本に対する愛情は同じ。読書という楽しみはこんな人たちによって支えられているのですね。
善人ばかりで構成されている登場人物たちの日常に、少しの謎やトラブルが適度なスパイスとして効いており、安心して楽しめるシリーズになる予感です。
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『本を買うこと』について考えさせられる。
子供の頃から比べると、個人の書店はほとんどなくなったし、古本屋さんも新古書チェーン店におされて以下同文。
その新古書店では100円コーナーを冷やかすのも楽しいけれど、最近はほんの数ヶ月前に出た本もあっさり100円落ちしてサイクルの早さを感じたり。
凄くお気に入りの作家さんの新刊は、できるだけ普通の本屋さんで手で触れて買い求めたい。
電子書籍は読み捨てるタイプの物ならありかなーと思うけど、今のところ私が文庫で読みたい本ではお世話になることはなさそう。
つまるところは近所の本屋さんでも作中のやり取りに似た事はあるんだろうなぁと。
なるべく買いに行くから、潰れないでくださいね!
ひつじくんの趣味のジオラマ作りがしっかり進行していて、しかも同好の士まで現れるとは。
ドールハウス寄りで好きな分野なので、読んでいて楽しみなシーン。
待機会のオチ!ヒドイ!(笑。
固唾を呑んで見守ってた読者は多かったろうに~。
成風堂もちらりと登場して嬉しい。
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出版社の営業マン、井辻智紀のシリーズ第2弾。
登場人物もお馴染になり、面白くなってきた。
他社の営業マンたちも皆個性豊かで、なんだか漫画チックというか、ちょっと戦隊もの的なノリがある。
『ビターな挑戦者』
デビルと本(児童書?)の関わりは分かったけれど、お話の落とし所が良く分からなかった…
『新刊ナイト』
他シリーズのサイン会のようなお話になるのかと思ったら…
どんでん返し、良かったです。
『背表紙は歌う』
ちょっと切なかった。
他人の考えている事は、口に出して言わなければ分からない事も多いのに、男の人って、言わない事も多いなあ~
そして、「言わなくても察してくれ」的なのはお年寄りに多い。
地方都市の有力者との関係は、商店では大変な部分ですね。
久保田さんは、一度新潟に行ってお嬢さんに会ってほしいなあ。
『君とぼくの待機会』
これも、日にちが切られているのでドキドキしました。
バイトくん、合宿から帰ったら締めてやらないと(笑)
『プロモーション・クイズ』
最後はオマケ的な楽しいお話でした。
出題は、あのシリーズの彼女ですよね?
本屋さんの流通に関して、いろいろ知らなかったことも分かって興味深かったです。
今度本屋さんで営業マンみたいな人を見かけたら、会話に耳を澄ましてしまいそう。
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ひつじくんは、本人が自覚しているより、きっといい営業さんになってゆくんでしょうね。
真柴さんも、なんのかのでひつじくんには力を貸してくれるし、吉野さんも、ひつじくんを頼りに思ってくれてるようですし。(^^)
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出版社の営業を主人公に
取次、書店、作家などを題材に5編の短編からなる。
全5編ともはっきりとした結末ではないような構成となっている。
なので、結末をしっかりと出してほしい人にはちょっと向かない。
ところで、出版社の営業ってここに出てくるように、他社の営業と中がよいのだろうか。
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作家の大崎さんは、本屋さんで働いていたんですよね
大崎さんの小説で『配達あかずきんちゃん』なども
本屋さんが舞台となっていてリアルだったけど
この小説もとてもリアル
ミステリーといっても、殺人など生々しいものではなく
本屋、作家さん、取次会社などでの日常の謎で
楽しいし、わかるし、興味深い
面白いシリーズで
このシリーズの第3弾が単行本で出たようなので
文庫になるのが楽しみだな
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大好きな本屋さんと成風堂書店のあの人たちがゲスト出演するだけでなく、なかなか馴染みのない出版社の裏側まで覗ける嬉しい一冊。
作中の“宙のシグナル”すっごく読んでみたい。
てか東々賞は誰が取ったの〜〜〜〜〜!?
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2か月ほど前に読んだ「平台がおまちかね」の続編。
「ひつじくん」こと井辻くんもだいぶ営業の仕事に慣れてきたみたいね。真柴をはじめとした「マドンナの笑顔を守る会」の面々も同業他社同士でも相変わらず仲が良い。
出版業界と書店に対する愛情&ちょっと心配な気持ちがにじみ出る短編が5つ。取次のことや小さな書店の悩みなどがよく知れる。
謎解きのほうは、中途半端に先回りしたり忖度したり、持って回ったり含みを持ったやり取りで、解決したのやらしてないのやら、こちらも相変わらずちょっと緩め。
そんな話の中、「君とぼくの待機会」では文学賞レースの裏側での出版社の華やぎや受賞に備えた準備や担当者の心労や作家先生の微妙な胸の内が興味深く、業界の慣行と謎解きを絡めたところも楽しめた。
また、最終話「プロモーション・クイズ」での、なぞなぞで盛り上がる書店員さんや出版社の様子も微笑ましかったが、「平台が…」の最後の話で謎のパズルを考えた駒沢さんの友だちが働いているのが成風堂で、今回もまたなぞなぞを考えたのは内藤さんと同じ成風堂の人。よくよくこういうことが好きな人がいる本屋さんみたいね。
成風堂のシリーズ、まだ読んでいないので次はそちらへ行ってみよう。
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またやってしまった。シリーズもの。 井辻智紀の業務日誌シリーズ第2弾、だということに、読み終わって初めて気付いた。 出版社の営業で働くヒツジくんの日常系ミステリー。 書店の話がたくさん出てきて興味深い。 楽しそうだけど大変そうだ。 最後の章で、ちらりと他のシリーズとのリンク。 そちらも面白そう。
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帯の掛け替え、営業さんがやったりしてるのか…確かに、ノミネートが発表になってすぐに帯が替わってるし書店で作業してるんだろうなと思うと納得できる。今回は新しく別の営業さんなんかも出てきてどの人も個性的。取次のデビルの人は関わりたくはないけど、いるなー…って思ってしまう。続きは出ないのかなぁ
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成風堂書店に関わるエピソードが出てきて、成風堂シリーズを読んだ身としては、2つのシリーズの探偵さんの共演が待ち遠しい。多絵ちゃんが出したチンプンカンプンななぞなぞが解けた井辻くんなら、きっと成風堂の多絵ちゃんの突飛な行動についていける気がする。多絵ちゃんに振り回される井辻くん、見てみたいかも。
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今初めて表紙をみて、笑ってしまった。まさに主人公のひつじくんがいる。
主人公は出版社に営業として勤める、井辻くん。ちょっと気弱、でも誠実で素朴な青年だ。そして、本にまつわる、しかも営業でないと出会わないような謎に挑んでいく。
間違って二巻目から読んだけど、今から一巻目を読みたいとおもう!!
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【あらすじ】
作り手と売り場、そのふたつを結ぶために。出版社の新人営業マン・井辻智紀は今日も注文書を小脇に抱え、書店から書店へと飛び回っている。しかし取次会社の社員には辛辣な言葉を投げかけられ、作家が直々に足を運ぶ「書店まわり」直前にはトラブルを予感させる出来事が…。井辻くんの奮闘をあたたかな筆致で描いた、本と書店を愛する全ての人に捧げるミステリ短編集第二弾!
【感想】
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本好きにはたまらない設定で,本はなるべく古本屋で買わず,本好きとして本を買って,業界を盛り上げていこうという気分にさせる作品。そういうパワーがある。プロモーション・クイズこそ「あれっ」と思うデキだったが,全体的んいレベルは高い。ミステリ・ミステリした雰囲気の作品ではないが,軽く読めてほっこりできる作品ぞろい。好みの作風ではないが,十分楽しめた。★3で。
個々の作品の所感は以下のとおり
○ ビターな挑戦者
ゼンパンと呼ばれる出版社と小売業を結ぶ取次業者の名物社員である「デビル大越」にスポットを当てた作品。用意された謎は,デビル大越は,なぜ,出版社を憎み,書店を憎まないのか。主人公,井辻が,編集の吉野から与えられたヒントは「蒼の月」という文庫本。どこかの書店が取り上げて,火をつけた本だという。「蒼の月」と大越の関係は?
→「蒼の月」をヒットに結び付けた書店である「モリト書店」で,大越は昔働いていた。しかし,その書店は,本の洪水にのまれ,溺れ死んだのだという。そのことを思い,ゼンパンで,自分なりの方法で書店を盛り上げているのだと。吉野がこのことを知ったのは,偶然訪れたとんかつ屋で,当時,大越が勤めていた書店の写真を見たことがあったため。ちょっとほっこりするタイプの作品。良作
○ 新刊ナイト
自伝的要素が強いという高校が舞台としたダーティな新作を書いた白瀬みずきという作家に焦点を当てた作品。白瀬はサイン会はNGだが,書店を回ってサイン本作りをすることになった。白瀬は,自分の過去を知っている人間に会いたくないからという理由でサイン会をしていない。しかし,サイン本作りで回る予定のナガマツ書店に,白瀬みずきと高校時代の同級生だという男がいた。書店周りの後に,トークショーがあるので,白瀬を動揺させることはできない。男と白瀬を会わせるわけにはいかないのだが,井辻が見る限り,男は悪い人には思えない。井辻がそれとなく探ってみると「人間失格とか,こころとか,蜘蛛の糸,山椒大夫,走れメロスや風立ちぬ。どれも彼女を思い出します。会ってみたいと思う。会えるのが楽しみです」という謎のメッセージを伝えられる。井辻は,白瀬と男を会わせるのか?
→井辻は白瀬との会話などから,白瀬と男が高校一年生時代の友人であり,白瀬の本に出てくる小学校時代の恩師役の人物のモデルが高校一年生の時の同級生だった男であると見抜き,二人を会わせる。フロアでは感動の再開がされるというほっこりする話
○ 背表紙は歌う
井辻の先輩の営業ウーマンである久保田。久保田は昔,書店の店長と結婚して新潟で4年生活していたという。夫の浮気が原因で別れたが,夫の連れ子だったマリとは非常に相性がよく,今でもマリのブログを見ている。マリのブログを見て,書店で何かが起こっていることに気付く。真柴を通じて,書店で何が起こっているかを探ると,店長と地元の名士が仲たがいをしているという。仲たがいの原因は何か?久保田と井辻は,何かをすることができるのか。
→店長が,店のレイアウトを変えた際に,地元の本を扱うスペースを減らしてしまったことから,地元の名士が腹を立てたというのが真相。そのことを真柴を通じて伝えた。久保田と店長が寄りを戻す可能性を示唆しつつ,物語は終わる。悪いデキではないが…。ふつうのデキか。
○ 君とぼくの待機会
東々賞の候補作となった6つの作品。賞をめぐる背景が描かれるが,途中,井辻は,この賞は出来レースで受賞作が決まっているという噂を書店で聞く。いくつかの書店で々噂を聞き,噂は候補作の作者の耳にまで入る。井辻達は,噂の出所を調査するが…。
→真相は勘違い。受賞者の言葉として紙面に掲載される前撮りのインタビューの話を聞いた書店の店員が,受賞をしたと勘違いをし,噂を広めたというもの。これは,ミステリとしてなかなか楽しめる習作。受賞作を明かさないで終わる終わり方も好み。
○ プロモーションクイズ
宝力宝賞を受賞し,受賞後第一作を出版する塩原健夫。ゲラを渡し,書店員に推薦文を書いてもらおうとするが,その月は話題作が多く,なかなか書いてもらえない。しかし,塩原の新作にはなぞなぞが掲載されていた。そのなぞなぞのお返しとして,成風堂の書店員からなぞなぞが届く。いろいろな本屋でなぞなぞに取り組むためにゲラが読まれることになる。なぞなぞは暗号のようなもの。暗号解読に焦点を当てた作品。
→なぞなぞは,「晴れた日には解けない」というヒントから「たいよう」の4文字を除いて読むというものと,「蛍が答えを照らす」というヒントから一番最後の文字を読むというもの。ミステリとしても,小説のデキとしても,及第点以下のデキ。軽く読める作品ではあるが…。
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井辻くんことヒツジ君シリーズ2作目です。中堅出版社の営業マンとして書店を巡る彼は書店ならではのトラブル、出版社ならではのトラブルに遭遇しますがいわゆる人の死なないお仕事ミステリーです。やはり本関係の物語は好きのだなあ、本屋さんの内幕を覗き込むみたいで。
こんなに本読んでいるけど本屋さんの友人1人もいないことにはたと気づきました。どうやったら書店員さんと友達になれるんだろうか。
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読む度に、とても繊細な人なのだろうなぁと思う
些細な言葉に敏感で、傷付いてしまう人
接客をしていると
ある一定の人数は、不愉快な態度をとるので
やり過ごす必要がある
意識的に、言葉に鈍感になる
受け流す術を身に付ける
それを身に付けずにいられるなんて
尊敬する
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書店が働いていたことがあったから、懐かしく思った。
ひつじくんの諦めない、優しさ、素敵だと思う。
自分ではなしてみないと人からの噂ではその人のほんとのところは誰もわからない。
大崎さんのミステリーはいつもとけない。
賞はいったいだれがとったのかわらなかったりしてなんだか不完全燃焼。
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成風堂の多絵ちゃんが作ったなぞなぞ、楽しめました。
少しずつ、営業さんたちの人柄が見え始めていますが、なぜか作家さんや書店員さんの方が魅力的です。
で、東々賞は誰が?気になります。
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登場人物はいい味出してると思うんだけど、なんだかいまいち。
ミステリの結末がたわいもないことだからか。事件、というか謎が発生し周りで騒ぎまくった挙げ句、原因が些末なことばっかりで、特に四話目の賞に対するデマが流れる話はつまらなかったな。文芸担当じゃないからかな。これ、営業さんから見たら面白いのかな?
デビル大越は元書店員だけあって、あの言葉にははっきり言って賛成。ほんとに「ちまちま作ってんじゃねーぞ」。新刊過多で忙し過ぎる。平台も棚も限りがあります。出版社の方々呉々もお忘れなきよう。
やっぱり書店員目線で見てしまうので、成風堂シリーズの方が感情移入しやすくて好きだな。ラストのお話でちらっと登場したので、ちょっとテンション上がった。
今日、営業さんの年始の挨拶回りが多くて食傷気味。あんまり素直に読めないのはそのせいかも。ってゆーか、私はあなたみたいな営業マンはたぶん嫌いなんだ。ごめんね、井辻くん。
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既読だったのに気付くのに100ページくらいかかっちゃった。
でも残りも全部読んだ。面白かった。
最後の書き下ろし部分、心の機微のない純粋な言葉遊びクイズはつまらないな。