【感想・ネタバレ】彼女が死んだ夜のレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ

今読むには少し古い物語だとは思いますが、それでも私はこの物語に心を掴まれました!
このミステリーはほんとに素晴らしいと思います!!

ミステリーでは当たり前な展開、今まででてきた登場人物の中に犯人はいて、犯行に関わっている人もいて、少しずつ真実が分かっていくはずなんです。
少しずつ真実がわかっているのに、自分の推理はどんどん真相から遠ざかっていました。
最初はハコちゃんと呼ばれる女の子の視点から入ります。その視点では、事件で重要なことが描かれているはずなのに、私は最初のそのシーンのせいで逆に真相から遠ざかっていきました。きっと作者もそれを狙っていたのでしょう。最初に重要な場面を見せ、読者が真実に近ずけるようにお手伝いをする振りをして、実際読者をいい意味で裏切る。真相を知った時の衝撃と、それだけで終わらないさらなる衝撃で、何度も裏切られ読んでる時間はとても楽しかったです。

そしてミステリーでは必ずある推理のシーン。私は普段ミステリーを読まず、難しいことがよく分かりません。ですがそんな私でもスラスラと読めてしまうほど面白みのあるシーンでした。この物語では、推理をする時に登場人物達がお酒を飲んでいます。個性豊かな登場人物がお酒を飲みながら会話をしていると言うだけで、推理という硬っ苦しいものから抜け出せた感じがして、推理のシーンも楽しめました!
そしてそれぞれの登場人物のクズっぷり。どの登場人物も人間味がありすぎて話に飲まれてしまいそうになります。
物語の中では、どれだけ性格の悪いクズでも、最終的には良いふうに描かれることが多いです。
実際私も根っから悪い人なんて存在していないと思う派の人間です。
それでもこの物語では、どうしようもないクズが存在し、どうしようもない自分勝手な親が、どうしようもない性悪を育ててしまうどうしようもない人達が沢山登場してきます。
まるで現実に起こった話を見ているかのような作品に私はとても引き込まれました。
ミステリー好きなら絶対読むべき小説だと思います!
ミステリーが苦手でも、適度にむずかしく適度に面白みのある小説なので、ミステリーに手を出してみたいと思ったらこの本を強くおすすめします!

0
2024年05月05日

Posted by ブクログ

ネタバレ

宮下とハコちゃん、ルミが糞。
それはさておき、酒を飲みながら仲間たちで推理し合うシーンは非常に楽しめるし、何回もどんでん返しされてずっとワクワクした。

0
2022年08月04日

Posted by ブクログ

ある女子大生が自宅で死体に出くわし、とある事情から友人たちに手伝ってもらって隠蔽することに。そして警察に代わって自分たちで解決を目論んでいくことにーー

と、設定は正直言って単純だし少し地味。しかも、本書の大部分を占めるのがディスカッション。
ああだこうだと言い合って、全ての謎に筋の通った説明をつける。その作業にかなりの頁数が割かれているのだ。そしてその中で、作者は“論理の飛躍”の醍醐味を見せてくる。地味な設定、本格の括りの中でここまで見える景色を変えてくる作品には滅多に出会えない。
そうしたミステリ純度の高さにキャラクターの魅力も相まって、誰でも楽しめる本格--もはや語義矛盾のようにも感じられるが--に仕上がっている。

↓↓↓↓以下ネタバレ↓↓↓
ハコちゃんが発見した"死体"は実はまだ生きていて、しかも髪を切ったのも自らしたことだ、というのがまず驚き。タックが机に頭ぶつけるのが伏線だったんだなぁ。
次に死体の入れ替わりもポイント。
(もしかしてあのスワッピング、コートの入れ替え、盗まれた財布、残ったタオル...とかと対応してるのかとも思ったが考えすぎか?)

そしてなによりこの後味の悪さ。
宮下という人物の卑劣さを曝け出し、そしてもうガンちゃんをズタズタに。
和気あいあいとした前半からは予想もつかないこの急転直下が最高だった。

0
2022年07月26日

Posted by ブクログ

門限六時。家が厳しい女子大生ハコちゃんはやっとアメリカ行きの許しを得た。出発前日、親の外出をいいことに同級生が開いた壮行会から深夜帰ると部屋に女の死体が!夜遊びがバレこれで渡米もふいだと焦った彼女は自分に気があるガンタに遺棄を強要する。翌日発見された遺体は身元不明。別の同級生も失踪して大事件に。匠千暁、最初の事件。

家に見知らぬ死体。そこから発生する謎にまた謎。
繰り返される、机上の空論。論理の飛躍。それがまた当たっていたりするもんだから面白い。
徐々に事件の形が変わっていき、まさかの展開へと繋がっていく。中盤までの気楽さが、これほど重いものとなるとは…
キャラクターの立ち位置も絶妙。シリーズということなので、次作が非常に楽しみである。

非常に肌に合う作家のようだ。
ご都合主義よ栄光あれ!!

0
2018年01月31日

Posted by ブクログ

 アメリカ留学を前日に控えた箱入り娘のハコちゃん、送別会から自宅に帰ると見知らぬ女性の死体が!? このままでは念願の海外留学がおじゃんになってしまう!! 禁断の死体遺棄計画は思いもよらない結末に。 匠千暁、最初の事件。

後に匠千暁シリーズとなる西澤保彦の看板作の第一長編ですね。タックやタカチの学生時代のお話、同じキャンパスグループ内の箱入り娘のハコちゃんのフロリダ留学前日家に帰ると見知らぬ死体が!そして禁断の死体遺棄、まさかの主人公たち普通に犯罪者である。しかし事件は想像を超える幻惑さを見せ、警察でも捜査は難航。ここに酔いどれ探偵・タックの降臨。
 シリーズ恒例というか、西澤保彦ではよく出てくる酒を回しながらの推理合戦ものです。今回は結構事件の当事者ですから酒飲んでる場合じゃないかもしれないんですけどね。

0
2023年05月13日

Posted by ブクログ

ネタバレ

匠千晶シリーズ第二作。

某2時間ドラマで、
病死だと思われていたご遺体を検分させるために、
ドタバタする一級葬祭ディレクターを見ていたせいか。
葉﨑市という海辺の田舎町で死体を担いだ話を読んだせいか。
自宅で見つけた見知らぬ女性の死体を捨てに行く、
正確には捨てに行かせる話は、
コミカルな話だと勝手に思ってしまった。

酔っ払った大学生たちの話だし、
さらに人違いでヤクザもどきにぼこぼこにされるという展開だし。

なので、犯人を追及していく過程はかなり心が痛かった。
死体も生きている人間も見誤っていたとはちょっと納得いかないし。

とはいえ、ボアン先輩、タック、タカチにウサコの四人組が成立し、
シリーズらしくなってきたのは良かった。

0
2022年06月11日

Posted by ブクログ

【匠千暁シリーズ長編①】大学の仲間のハコちゃんが帰宅すると、見知らぬ女の死体が…。その死体遺棄に加担してしまったタックとボアン先輩。警察の捜査は難航し、女性の身元も不明なままのため、捜査を始めたタック達。事件とは関係のないエピソードの提示で焦らされるが、それは少しずつ事件に絡んでいく。タック達のワイワイ楽しい推理合戦は徐々にドロドロの展開となり、最後の最後まで騙されまくるという、西澤保彦作品の醍醐味を堪能した。最初の出版が1996年ということで、ワープロやポケベルが登場。

0
2022年02月23日

Posted by ブクログ

ネタバレ

 女子大生のハコちゃんが飲み会から帰ってくると、家に見知らぬ女性の死体があるのを発見。異常なほど厳格な両親にバレたくないというその一心で、飲み友達を巻き込み、何とか隠蔽しようとするのだが…。
 主に探偵役を務めるのは、巻き込まれた飲み友達の一人であるタックこと匠千暁で、所謂素人探偵もの。まさにこの「探偵が素人」という設定を活かしたトリックで、最後のどんでん返しには唸らされた。

 推理に関して、こじつけ臭いだとか、妄想がたまたま当たっただけ感があるだとかいう感想を抱く方も居られるだろうし、確かにそれは否定できない。というか、まったくもってその通りだ。だが、僕としては、突拍子もないというのは悪いことではなく、寧ろ、パズラーの魅力はそこにあると思う。西澤保彦といえば、新本格をもじって「ヘン本格」と呼ばれるぐらい変わったミステリを書くことで知られているし、そもそも物語というものが日常の中の非日常を描くものだとするのなら、どうやっても互いに結びつきそうにないと思えるものを如何に軽やかに結びつけるかがその真骨頂だろう。つまり、確かに手持ちの材料から出発し推理=論理を辿って来たはずなのに、着いたのはとんでもない結論だった!という驚きである。強調しておくと、この驚きというのは、あくまでロジカルな推理があってこそのもので、特に、裏付け操作などできない素人探偵にとってみれば、如何にあり得そうにない結論であっても、反証もできず他の解決も提出できない以上、それが「真相」なのである。素人探偵ものは、身内の中で事件を完結させなければならない(犯人は探偵役の身近な人物)という点でもパズラーと相性が良いのかもしれない。
 関連して言えば、西澤保彦のミステリは、登場人物同士の会話はとても軽妙で楽しいのだが、(解説で指摘されているように)作品を貫く世界観は「心が凍りつくほどペシミスティック」だ。身内で殺人が起こるということは、探偵側が知らないだけで、すぐ近くで愛憎渦巻いているということになる。また、この本にも、「友人相手によくそんな酷薄な仕打ちができるな」とか、「友人相手によくそんなに情け容赦無く推理できるな」とか、そんなのばっかりである。それこそ、「お酒でも飲んでないとやってられない」。解説から長く引いてしまうが、「作中の推理の殆どは、具体的な裏付けを欠き、時として妄想の域に踏み込んでいる(実際、作中でタックはしばしば、自分の推理を妄想と表現している)。にもかかわらず結局、それらの推理は真相にかなり近いのだ。羽化登仙状態でのディスカッションから生まれた、妄想としか形容しようのない非常識な仮説が、現実にそのままスライドして再現された時、この世界の実相とは何と滑稽で異常でグロテスクなものか—という感想が、読者の胸を領するに違いない。」

0
2021年03月16日

Posted by ブクログ

複雑な人間関係の上に成り立ったミステリー
序盤の登場人物の?と無理があるだろと思うような行動も、終盤真相が明らかになるにつれて、納得がいきます
心理描写が巧みで、この人ならこうするんだろうなというのも上手く印象付けられました。それが悲しい結末を生んでしまいましたが
どんでん返しに継ぐどんでん返し
後は驚きの連続でした
”彼女”がそうなるに至った最大の要因であるのが両親であるのはわかりますけどあの奇行に丸々一生分使うのはどうなのって感じでした
変装もさすがに無理があるかなぁ

0
2021年02月28日

Posted by ブクログ

ネタバレ

――


 一億総探偵社会とは誰が云ったものか。



 誰も云ってないってそんなこと!
 さてさて、ビールが飲みたくなくミステリNO.1、酩酊探偵シリーズに入りますよ。
 飲めば飲むほど冴え渡る、タックこと匠千暁の、最初の事件! と位置付けられた本書。このシリーズは何をおいても、主人公4人の軽快なやり取りと、匠くんと辺見先輩の酒量を楽しむのが正攻法。どんなだ。序盤にはっきりと、「僕と先輩の接点は“酒”のみだ」と断言されているけれど、その繋がり方と、そこから広がる4人の関係性が面白い。そういう4人の掛け合いと、グロテスクと表現されるミステリ部分とのギャップがまた、たまらん。


 しっかりと完成されたパズラーなんだけれど、なんとなくそう見せないのは上手なのか、あるいは未完成だからなのか。なんとも云えないけれど、そのふんわりとした感じが個人的には好みでした。むちゃくちゃ、雑、ご都合主義、とか、そうやって批判されるものを好む傾向にあるようです。酔ってんのかな?
 まぁ一杯やろうや。☆3.7

0
2021年02月22日

Posted by ブクログ

ネタバレ

門限六時。家が厳しい女子大生ハコちゃんはやっとアメリカ行きの許しを得た。出発前日、親の外出をいいことに同級生が開いた壮行会から深夜帰ると部屋に女の死体が!夜遊びがバレこれで渡米もふいだと焦った彼女は自分に気があるガンタに遺棄を強要する。翌日発見された遺体は身元不明。別の同級生も失踪して大事件に。匠千暁、最初の事件。

本格的な推理という感じがした。どんどん展開が変わっていく。推理小説としては非常におもしろいものだった。だが、ちょっと残念だったのは推理要素が強すぎてだいぶ深く考えないとわからないということ。東野圭吾のように軽く読めるような内容ではなかったと思う。でも、引き込まれ具合はなかなかであった。

0
2016年09月19日

Posted by ブクログ

家へ帰って来ると知らない人の死体がある、という設定がおもしろい。
しかし読み出してからが大変、というのも、箱入り娘のハコちゃんが嫌な女であること。なぜそんな切迫しているのか、厳格な家で育つとそんなものかと思いはしたものの、見知らぬ死体の処理を自分に気がある男ガンタにやらせる発想がそもそも嫌なものだ。その上見知らぬ死体を始末するのに、手伝うのは嫌だ、掃除は嫌だとかわがままばかりで、苛立ちが付きまとってしまった。ガンタはそんな女のために死体処理を手伝うと必死になるのも共感できない。死体処理という後暗いものに付き合わされる展開も、都合が良過ぎる展開も、失礼ながら何一つ楽しくない組み合わせでなっていた。

小説<推理なのだと割り切るにしてもちょっとやめてしまいたくなったのだが、自然とテンポ良く読み進めてしまうのはきっと本作の主人公タックの柔らかい視点で語られるからだろう。途中で行き詰まったと思えば、何やら軽い謎解きもある。

あれあれと思っているうちに、二重三重にもなっている真相へと導かれる。そんな簡単にその道筋を辿ることができるのだろうかと思わないでもないが、何よりも予想外の展開が明かされていく様が見事。最初これは辛いぞと思っていたものに最後こんなにも切り返されると、前半の苛立ちが強いほど悔しくてお見事と拍手したくなる。

序盤は辛かったが私がこういった展開が苦手というのもある。軽いタッチでさくさく読み出すことができるので、騙されたい人にはおすすめである。

0
2015年08月07日

Posted by ブクログ

ネタバレ

悲しい真相に驚かされたが、少しご都合主義が目立つ場面があったかな。特に被害者の似顔絵に誰も気づかないというのはかなり違和感があった。

0
2015年06月28日

Posted by ブクログ

ネタバレ

推理の部分の大半が机上の妄想で、具体的な証拠や論理性(というか説得力?)が少なめ。「こうなんじゃないかな→結果、大体合ってました」というご都合主義な流れなので、ロジックがもう少しあっても…という若干の物足りなさ。

登場人物が記号的でわかりやすく、キャラありきなので読めた感じ。中でもボアン先輩が格好良いので★+1。

0
2015年03月13日

Posted by ブクログ

タック&タカチシリーズ第一弾。
厳しい親にしつけられた女子大生が、飲み会が終わって、海外旅行へ出発という時に事件が起きた。自宅で人が殺されていたのだ。
そして次から次へと展開が待ち受けて、まさかの衝撃的な最後は読む人を驚かせてくれる。

0
2013年09月29日

Posted by ブクログ

途中やや無駄と思える描写がいくつもありましたが、各キャラの魅力で楽しめました。
主人公たちの推理は状況を分析して謎を解くというものではなく、主人公の予想…というより妄想を膨らましたような推理を出し、それが適合するか検証するスタイルです。多少無理やりでご都合主義的な感がありますが、ラストは捻りが効いていてちょっとした驚愕を味わえたのでなかなか面白かったです。

0
2013年10月01日

Posted by ブクログ

内容(「BOOK」データベースより)
門限六時。家が厳しい女子大生ハコちゃんはやっとアメリカ行きの許しを得た。出発前日、親の外出をいいことに同級生が開いた壮行会から深夜帰ると部屋に女の死体が!夜遊びがバレこれで渡米もふいだと焦った彼女は自分に気があるガンタに遺棄を強要する。翌日発見された遺体は身元不明。別の同級生も失踪して大事件に。匠千暁、最初の事件。

0
2013年04月30日

Posted by ブクログ

なんだかんだでシリーズを最初から読み始めてしまった。。

パンストの謎はどうかと思うけど、それ以外の展開は好き。

0
2013年01月21日

Posted by ブクログ

これがハッピーエンドなのか?
途中の推理もあやふやだった。
しかし匠千暁シリーズのはしりとして面白かった。

0
2011年08月04日

Posted by ブクログ

ネタバレ

推理というより「当てずっぽうが偶々当たった」感は否めないけど、キャラクターが面白くて楽しく読めました。
ハコちゃんの自己中さにイライラしたけど、こういう結末になったので納得というか…
読み終わった後にタイトルを見て、彼女とは誰のことだったのかわかりしっくりきました。

0
2021年07月09日

Posted by ブクログ

第一の事件だけど、シリーズ2作品目。
殺された人は皆、性格が悪い。
男と女は自信と信頼がないと続かない。

0
2021年04月29日

Posted by ブクログ

ネタバレ

妄想がたまたま当たってただけのような…

財布が無くなるくだりは必要なのか?
※推理できるところを示しただけか?

そんなタイミングで強盗がくるのか?

結婚式の前後から秘密の趣味を共有するとあるが、娘が亡くなった後に続けられるのか?

「論理の恋人」部分は、なんか要らない。

0
2019年08月10日

Posted by ブクログ

ネタバレ

タック&タカチシリーズの時系列一作目。
箱入り娘のハコちゃんが海外留学前夜に見つけた、自宅に転がる謎の女性!
その処遇が誠に腹立たしく、なんだこの高慢で身勝手な女はと思ったけど、最後まで読めば溜飲が下がる。
被害者も、犯人も、これで決まり!…と思ったら変わる変わる。最後まで目が離せない。

0
2019年05月19日

Posted by ブクログ

2014/1/28
匠千暁シリーズ 1作目

【引用】
自分が無条件に愛されているのだと自信が持てない(No.3851)

0
2014年02月11日

Posted by ブクログ

ネタバレ

タックの最初の事件です。登場人物も個性的で楽しく、また物語の背景やシーンなどにも懐かしさを感じて、ほっとしてしまいます。ボアン先輩は一昔前の大学生の先輩像で、あたたかみがありますね^^ 

0
2013年09月09日

Posted by ブクログ

なんだこの感じは。面白くないわけではないが、なんか微妙。
犯人の心理がまったく理解出来ないからか。
小細工に真実味がないからか・・・。

しかし人間は皆オカシイから、
こういうこともあり得るかもな、などと納得もしつつ。
シリーズのようなので次作も読むか。

0
2013年06月08日

Posted by ブクログ

発想が突飛すぎてはたして推理と言えるのだろうか、とは思う。
その代わり、事実は重いモノが用意されているんですが。

この匠千暁シリーズは複数の出版社から出ていて、次にどれを読めばいいのか分かりにくいのがもったいないですね。

0
2013年02月28日

Posted by ブクログ

ネタバレ

門限18時の箱入り大学生ハコちゃんは
厳しい両親へ説得に説得を重ね、遂に明日から短期留学!
両親が留守ということで壮行会を楽しんだハコちゃんが帰宅した深夜、
何と見知らぬ女性が自宅内で死んでいるではないか!

即通報・・・を考えるも警察の取り調べや深夜帰宅が両親にばれ
留学を取り消されることを恐れた彼女は
自分に惚れている(が自分は惚れていない)同級生ガンタに連絡し
死体の移動を依頼、1人では無理なので
壮行会で飲んでいた同級生タカチとボアン先輩も呼ばれ
ハコちゃん宅で女性が死んでいたことは4人の秘密ということになった。
(翌日別の場所で発見されるので事件自体の隠蔽はしていない)

一方、別の同級生の失踪、財布行方不明事件など
全く関係ないかもしれなかった事件が複雑に絡み合い
事態は意外な展開に進む、という作品。

どんでん返し部分もいくつかあり
それぞれおお!とうなづける感じではあるものの
ワタクシ登場人物が仲良くあだ名で呼び合い
会話が無駄にギャグっぽい小説を好みません。

なので評価が厳しいですが面白いです。
タカチシリーズの時系列1作目ということで
今後読み進めればこのノリも楽しめるやもしれません。

0
2012年04月15日

Posted by ブクログ

事件の推理がぶっとんでいる。(主人公たちが酔っぱらっているからなのか?)頭を使って読まなければ、楽しく読める作品ではある。

0
2011年10月25日

Posted by ブクログ

ネタバレ

匠千暁シリーズ。時系列的に一作品目。彼らが大学2年生の時の物語。

自己中心的な性格の「ハコ」が帰宅すると部屋には見知らぬ女性の死体があった。トラブルを避けようと友人に死体の処理を頼み、ハコに好意を持つ「ガンタ」がそれを手伝った。それでトラブルは終わるはずだったが、事件は思わぬ決着を見せる。

中盤までは、女性の殺人事件を追うだけの物語だったのに、読み終わってみると、事件の形があまりにも最初と違いすぎて驚愕した。少し疑問は残るが、痛快に、騙された!と思える作品。


(50ページ:25分)

0
2011年08月19日

「小説」ランキング