人類が滅亡した遥か未来。
人は迫りくる終わりを克服するため、自らを肉・骨・魂に分割し、種の存続を試みた。
長い時が流れ、地球には人間の形をした宝石の生命体が誕生する。
可憐で繊細な彼らは、自分たちを狙う月からの使者と日夜激しい戦いを繰り返していた。
敵の目的も自らの正体も分からぬままに……。
優しくて悲しい世界の秘密。
閉ざされた真実に触れるとき、ある者は仲間を求め、またある者は日常を守ろうとする。
果たして彼らは、それぞれの理想を成し遂げることができるのか。
個人的には主人公の成長から目が離せません!(途中からもはや別人に!?)
どこか懐かしいのに、読むたび新鮮な気持ちになれる不思議な作品です!
感情タグBEST3
だいぶん変わってしまった
かなり外見が変貌してしまったフォス。
鉱物としてのフォスは半分以上失われてしまったような。
けれど性格の基本的な部分はまだフォス(プラス、ラピスの賢さ?)が残っているようなのでそこは一安心。
先生の謎や過去がますます気になる。
月に攫われてこの先どうなるのか続きが気になる。
ニューフェイス
頼もしい仲間が出来て、昔の情報も得られて前進!海の人はノリが軽いですね笑
戦闘の時の砕かれる瞬間はやはり悲しい気持ちになります。切ない、、。死なない事は分かっていても、お互いを傷つけるのは心苦しいとは思いますが、カンゴームは本当に優しいんだなと。ゴーストの内側なだけあります。
みんなが再会できる事を待ち望んでいます。
月へ
とうとう頭部を失い、逆に頭部しか残っていなかったラピスラズリの頭をもらって昏睡すること100年余り。別人のようでフォス本人のような、どっちつかずな感じな状態で、とうとう月へ行く決心をする。
それはラピスラズリ譲りの興味本位か、フォスらしい仲間への思いやりと贖罪か。
ナメクジとの再会。
ナメクジと再会したシーンがなんとも懐かしかったです。正確に言うと、当時フォスが出会ったナメクジではなくその子孫であって、フォス自身もほとんど別人になっているので、「再会」というとおかしいかも知れませんが... 宝石の国を読みはじめてから1番好きなシーンでした。
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フォスがどんどん変わっていく様は悲しくもあり、面白くもありで、この巻では特にそれが感じられます。
今まで気になっていたことが一気に分かるけど、知ってしまったからには後戻りもできない。そんなお話です
諸行無常、でもそこがイイ!
以前の献身的なカンゴームが大好きだったけど、衝撃の事実と変化の後、ますます気になる存在になって彼女から目が話せません。人知れず苦しい思いをしたアカンゴームが今やっと赤ちゃんからやり直して自由な世界を満喫している事に、ホロリとさせられつつ、悲しい予感しかしない…フォスの諸行無常具合も半端じゃない。人生の中で大きな転機を乗り越えてきた人程、この漫画にハマっちゃいそうですね。
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フォスフォフィライトさん、足と手に続いて、ついに首から上も変わってしまった。さらに唐突に102年が経過し、ポスポピペロペロさんになってしまった(謎)。でも、前の2巻に比べるとフォスの明るさが戻ってきて、話も全体的に明るい雰囲気になり、読んでいて心地よく感じられる。
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前巻の終わりと本巻の表紙絵に度肝を抜かれて思わず「ブラックジャック先生…」と神の名を呼んでしまったけれど、
そしてもうなんかわけわかんない展開だな!と思ったのだけれど、
全ては必要なことだったのだ、と納得した。
そして多くの伏線が回収されて、物語が大きく動いて、これは極めて重要な巻だった。
「みんなと一緒に戦うのはいいね。」
というのは前巻でのセリフだけど、それから102年が経った今こそ、「みんな」で戦っている感じがする。
ここにいる誰かも、そうでない誰かも。
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先生の新しい表情が見える度によくわからないせつなさがこみあげる。にんげんと何があったんだー!先生ー!教えてくれー!
やんちゃなフォスがちょこっと戻ってきてくれてうれしかったです。進みそうで進まないシンシャとの関係がもどかしいなあ。
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首が入れ替わっても、フォスはフォスだった。
宝石たちの記憶は全身の鉱物に分散していて、頭部に集中しているわけではないみたいですね。
11種の鉱物で構成された新生フォスは賢さを手に入れ、自前の好奇心と無鉄砲さで、ついに月へと旅立つ。
3つに分かれた「にんげん」とは?次巻、新展開です。
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アニメ化にあたって、追いつけていなかった最新刊までを読み返しを含めて読破。
正直序盤はもっとふわっとした話なのかと思っていたので、こんなに謎を追いかける展開になって、良い意味で予想を裏切られた作品。
永遠の命を持つモノならではの物事の捉え方や戦い方などが多く描かれているのも好み。
特にここのところどんどん謎が深まっていっているので、続きがとても楽しみ。
【内容】
・ラピスと繋がる
・102年の経過
・先生に「博士」と呼ばれた白いやつ
・先生に疑問をぶつけるもはぐらかされる
・フォス、月へ向かう
Posted by ブクログ
前巻最後で、まじでどうなるのフォス・・・
と思ったけど、意外にナチュラルにラピスと馴染んでいて、
でもフォスらしさもあって、いいかんじ。フォスラピス、とても魅力的。
モルガとゴーシェのくだりで、改めてこの作品の根幹に触れた気がした。
彼らは「死」はよくわからないものなのに、
「連れて行かれる」ことは同じくらい悲しいことで、
でも死んだわけではないからどこかあっさりしていて、それが不思議で、せつない。
年長チーム、特にイエローがそれを象徴している気がする。
パートナーを何人も月へいかせてしまって
自分は最年長になるまでずっと戦い続けて
昔の感情や趣味も忘れてしまって、それがつらいといえばつらいけど、諦観もあり。
アレキちゃんはそれに逆らって月人担当になってる。
フォスが月へ行くことで、そのへんも何か変わるんだろうか。
Posted by ブクログ
色々と衝撃的な第7巻。
終盤に明かされる「3つの世界の成り立」も(※現時点ではまだ確定事項ではない)フォスの行動も吃驚ですが帯の「アニメ化」には特に驚かされました!
....最新刊でこの進み具合なのに....どこまでアニメ化されるんでしょか?
むー、楽しみではありますが不安もハンパ無い。
何にしてもこの作品の独特なイメージを残しつつ大胆に映像化されることを望みます。