【感想・ネタバレ】夏月の海に囁く呪文のレビュー

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Posted by ブクログ

すてき!
でもこのあとから雨宮さんはあんま読んでないんだなorz
シゴフミ…悪くないけどしにがみのバラッドみたいで嫌なんだよね

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2009年10月04日

Posted by ブクログ

電撃っぽくない。イラストがないのも良い。切ないけど優しい話でした。ラノベ苦手な人にもオススメできる作品だと思います♪

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2011年04月17日

Posted by ブクログ

読み終わり→3/29 読むの二回目で生き残り本!これは最初読んだとき、面白くて友達に貸したくらいのものです。友も結構絶賛していたなぁ。ライトノベルの中では上位に入ってます。最初の物語が半分のページ数をいってるけど、それがまたいいんだよね。いや、残りの3つの物語もよかったから、順位はつけれないけど。
23の大人やおじいちゃんや犬が主人公として出てくるけど、なんか悩みが青春チックだからカテゴリは青春なのよ。

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2009年10月04日

Posted by ブクログ

私はかなり共感できました。短編集なんですけど「僕は能面」が一番好きです。生きていくには「能面」をかぶることも辛くても、哀しくてもひとつの手段なんです。
誰でも「自分の居場所」が欲しいですよね。少し不器用な4人のお話です。

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2009年10月04日

Posted by ブクログ

第一話の「僕は能面」は非常に好きですね。誰だってそうだと思うんですけど、ある程度皆自分に能面を被せ、他人とうまくやりあうために息苦しさを感じることがあると思います。私もとくにそうなのですが、心理描写が非常に巧みで思わず涙を誘います。特に、彼女の手紙はありがちかなと思ったのですが、それ故に今までの彼女との出会いが上手く治まっていて凄く素敵でした。話を重ねるうちに、だんだんと出だしが弱くなってきていますが、全てのラストには必ず感動します。ただ、エピローグはいまいちよく分からなかったです。せっかくのきれいなお話なのですから、最期もきれいに終わって欲しかったですね。とにもかくにも、作者の次作に期待です。

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2009年10月04日

Posted by ブクログ

“僕は長嘆すると、諦めて口を開いた。
「いやその、僕は自分に対して梟っていうよりも――能面ってイメージを持ってるんですけど」
こんなこと、誰かに話したのは初めてだ。
だがまあ、こんな断片的な言葉で僕がずっと抱いていたモノが伝わるはずもないし、特にどうということはないだろう。
「能面?」
赤城さんは案の定、怪訝な顔をして小首を傾げた。が、それも数瞬のことだ。彼女は霧が晴れていくような顔を見せたあと、アハッと笑う。
「なるほど、能面ね!確かに梟よりよっぽど言い得て妙だし、息苦しそうな気味のイメージにぴったりね!」
赤城さんはよほど面白かったのか、お腹を抱えて開けっぴろげにアハハと笑った。その笑いは他者を蔑んだり小馬鹿にしたりとか、そういった余計な意図が一切ない純粋なものだった。こんなふうに楽しげに笑う人に初めて出会った僕は、正直なところ面食らう。
「能面だって。アハッ、やだ。可笑しい。でもさ、皆が立ってるのは言わば現代劇の舞台よ?君だけ能面つけて、いったい誰を演じる気?どんな役割を選んでも同じ。君は立つ舞台を間違えてるのよ。息苦しくだってなるわよ。――ああでもホント、能面は傑作だね。ウフフ」
彼女の言葉は、僕の全てを見透かそうとしているようで恐い。
彼女の言葉は、僕の全てを理解してくれているようで暖かい。
でも、そんな感情や感慨がどうでもよくなるほど、彼女のクスクスと笑う声が耳に心地よくて。
僕はどこか夢心地で、彼女が楽しげに笑うその姿を眺めていた――。”

夢久島に住まう人と、そこを訪れた人と。
章ごとに少しずつ話が重なって。
「海で“呪文”を唱えると本当の自分の居場所に連れて行ってくれる」という噂は、本当か否か。
“呪文”を唱えた人々に訪れた奇跡とは。

“……本当は、わかっていたのです。
ええ、わかっていたのです。
ぼくは楽園を目指したかったのではありません。この島から逃げ出したかったのです。ぼくに優しくないこの島から、とにかく逃げ出してしまいたかったのです。そこには勇気など欠片もなく、ただ、臆病なぼくがいただけだったのです。
夕日を浴びる天尽岩が、「どうするの?」と問いかけてくるようでした。
ぼくは自分の足元に視線を落とし、しばらく考え込みます。寄せては返す波の音が、ぼくの出す答えを待ち続けていました。
やがてぼくは顔を上げ、真っ直ぐに前を向きます。
――決めました。
ぼくはここで生きていきます。
あるがままに生きていきます。
ここから逃げ出した時点で、ぼくはどこへ行こうとも、再び追いやられる恐怖に怯え続けることになるのですから……。
それがあなたの答え?と、天尽岩が訊いてきます。
ええそうです。と、ぼくは答えます。
逃げ出すための呪文は、ぼくには必要ありません。
でも。”

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2010年08月13日

Posted by ブクログ

2009/18/(〜p201),19(〜p253終)

嫌いではない作品でした。
なかなか面白いものだったけれど、すごく残念だったのが、短編集だったこと。
私はこの本の第1章の話を読んですごく気に入ってしまい、次はどんな風になるのかなーと思いきや、関連性はあるけれどまったく違う話になっており、「おえええええ?!」となってしまった。
他の作品も悪くはなかったが、もうちょっと広げてほしかったなーと残念に思った。

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2009年12月06日

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