【感想・ネタバレ】フロスト気質 上のレビュー

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Posted by ブクログ

久しぶりのフロスト警部。翻訳が素晴らしいということに気がついた。
相変わらず次々と事件が起きる。そして恵まれない社会の底辺に近い人々が多く出てくるが湿っぽくならず生き生きと描かれている。
こんなに長いのに細々した印象がなく楽しく読める。面白い。

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2022年06月01日

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2018年春くらいからこっち、常に3~5くらいの案件をかけもちしている状態が続いて、毎日3つ以上のお手玉をしている気分でした。
そんな頃にひとにすすめられてどっぷりはまったのが「フロスト警部シリーズ」。
どれも最高でした。だけど、最早、どの作品がどういう内容だったか、細部は失念。



「フロスト気質」(上・下)R.D.ウィングフィールド、芹澤恵訳。創元推理文庫。原書は1995年。

相変わらずイギリスの架空の都市・デントンを舞台に、ベテランで小汚くてルーズで卑猥でミスの多いフロスト警部が活躍します。
どうやら「気質」は「女性の上司がやってくる」という内容だったようですが、はっきりいって覚えていません。
でも、やめられない止まらない大興奮もの、これを読んでいれば世の中の麻薬中毒の方々も、更正できるのではと思われるくらい中毒性のある読書だったことだけは覚えています。
フロスト・シリーズは常に、主人公が「複数の事件に追われる」のが特徴。あるひとつの事件に直面していると、別の事件も起こって、嫌な上司に「これもお前担当な」と。
ある意味とってもリアル(な気がします)。
そのくそったれな繁忙感が、実に肌合いとしてしっくり来ました(笑)。

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2019年11月28日

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面白くて一気読み。
今回もあまりの空振り続きにハラハラ。
今度こそ証拠見つかって欲しいと祈るような気持ちで読んだ。
そして大変な時でもユーモアを忘れない心大切!

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2018年06月30日

Posted by ブクログ

何年ぶりか、というほど待ったフロスト警部シリーズ第4弾(かな)。
作者のウィングフィールド氏はすでにこの世を去っているので、あと2作あるという作品でこのシリーズは強制的に終わってしまうのが悲しい。
けれど、フロストにはたくさん、早く会いたいので、早く翻訳してほしい。

相変わらず、下品、お下劣、不潔、がさつ、セクハラ満載な男、フロスト警部。けれどどこか憎めない。そんな彼に今回もさまざまな事件が怒涛のごとく押し寄せる。幼い子供が誘拐、殺害されるという事件を皮切りに、若い娘が誘拐されるわ、ちんけな犯罪者が汚水の中から死体で見つかるわ、それはもうえらいことになっている。
そしてやっぱり相変わらずデントン署は人手不足。
署長の高級葉巻をくすねるために署を訪れた、休暇中のフロストの手を借りなければいけないほどなのだ。まさしく猫の手も借りたいというところだろう。(フロストと犬猿の仲のマレット署長なら猫のほうがいいというに違いない)


上下巻であることを感じさせないほどの圧倒的なスピード感、物語の面白さも相変わらず。
小さな小さなことを見逃さずにいるフロスト(たいてい、単なるあてにならないカンだったりするのだが)が、寝る間も惜しんで働いた結果、最後にはすべての糸がほぐれていく。

今までと少し違うのは、過去の作品ではワーカホリックで人使いが荒いと署内の鼻つまみ者だったはずのフロスト警部が、今回はどうも他の刑事たちから慕われているらしいということ。
いったい彼に何があったんだ!?

シリーズではありますが、この作品だけでも十分楽しめます(なんせ7年ぶりの新作なので、わたしも前の作品は覚えてません)。
が、愛すべきセクハラ親父であるフロストを気に入ったら、ぜひ、前の作品も読んでください。
アメリカの警察小説とはまた違って、イギリスの暗くじめっとした空気が伝わってきます。そういう読み方をしてみるのも、おもしろいですよ。

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2015年07月25日

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ネタバレ

マレット、キャシディ。こんな考え方をする人がいるのね、、と勉強になります。
フロストはだらしないかもしれないし、読みも外れ全然うまくいってないかもしれないけど、魅力的。

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2014年10月12日

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フロスト警部シリーズの4作目。5年ぶりに新作を読んだが、やはり面白い。文庫本上下巻合わせて、900ページ程度の長い作品。今、上巻を読み終えたところだが、長さはまったく気にならない。
フロスト警部シリーズはいわゆるモジュール型警察小説。複数の独立した小さい事件がひとつの作品に収められている。登場人物も多く、またそれぞれの事件に関連性がないので、時間をかけて読んでいると筋を忘れてしまう。読む側にとっては、事件ごとに連作小説にしてくれた方が簡単とも思うが、それではフロスト警部の仕事中毒ぶりや職場の異常な環境が伝わってこない。
今回も、連続幼児刺傷事件、少年の遺体棄却事件、少女誘拐事件、母子殺人事件と忙しい。謎解きとは違ったミステリー。ただし、好き嫌いは分かれると思う。個人的には好きなシリーズ。しかし著者のR・D・ウィングフィールド氏は2007年に前立腺がんで死去。遺されたフロスト警部は6作までというのは寂しい。

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2013年08月18日

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ほんとジャック・フロストは笑わせてくれますね。この面白さは半端じゃありません。ミステリーとしても、よくできているので、読んでいてほんと楽しいです。

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2011年03月10日

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待ってましたフロスト警部!!! シリーズ第4弾。
下品で下ネタ好きでだらしなくて、絶対に一緒に働きたくないタイプ。
でも仲間を大切にするし、頭が超キレる。同時発生するいくつもの事件を悩みながら解決していく。

このしっかりとしたストーリー構成。第4弾でも衰えず。素晴らしい
今作ではフロストの悩みがかいま見られてちょっと切なかった。

著者は高齢で、既に亡くなっているそうなので、未訳のものはあと2冊のみだそう。とても残念。

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2010年08月15日

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相変わらずの一気読みを強制するかの展開。この著者の作品はこれを含めてあと3作。大事に読みたかったが・・・

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2010年02月03日

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待ってました〜のジャック・フロスト警部もの。
相変わらず小汚い格好の仕事中毒、どこでも下ネタを連発、上司のたばこを盗むわ、セクハラもするわの困った親父ぶり。
警察上層部が会合後に交通事故で入院という異例な事態に、かって確執のあった同僚キャシディが警部代行として派遣されてくる。
今回、フロストとコンビを組むのは、冷静な若い女性の部長刑事リズ・モード。嬢ちゃん呼ばわりに頭に来つつ、フロストの苦手な面をフォローしてくれるのでけっこう良い組み合わせかも。
捜査も時にはめちゃくちゃになるが、混乱しつつもしっかり働く。そして、インチキはお手の物なので、人情溢れる采配も。

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2009年10月07日

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相変わらず人員不足のデントン警察署。フロスト警部もせっかく休暇中だったのにやっぱり駆り出されて…。
毎度のことながら、これでもかこれでもか!っていうほど事件が次から次へと鬼のように舞い込みます。そしてどんなに凄惨な事件だろうとフロスト警部の悪趣味なジョークも健在でホント笑わかしてくれます。映像化されてはいるけれど下ネタはどこまで省かれているのかな? 

ちょっと文庫サイズにしちゃ、お値段高めだけれど。
残り2作も翻訳されると良いな

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2009年10月16日

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たまーにしか出ないフロスト。でも絶対におもしろいので裏切られないフロスト。TVドラマのできも相当いいですが、小説版はやっぱり最高です。

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2009年10月07日

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相変わらず事件てんこ盛のデントン。
ぼやき&下ネタ絶好調のフロスト警部。
面白すぎる。
積もり積もった事件が下巻でどうなるのか想像もつかないけれど、このままずっとフロスト警部を読んでいたいよ。

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2011年08月09日

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相変わらず事件がカオス状態で、上巻ではどのように決着がつくか皆目検討つかず。デントン警察の多彩な人達。ストレス溜まるけど、生き生きして楽しそうでもある。

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2011年07月17日

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いや〜読ませる…面白い! シリーズ第4弾はついに上下巻に分かれているので、早速続き(下巻)にとりかかります。しかし、今年やっと翻訳されたものということで、下巻を読んでしまうと…しばらく次がおあずけってことね、読みたい、もったいない(複雑だ)、でもこれから読みます♪

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2009年10月07日

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長いし登場人物は多くてそれだけで3ページ分あるし、かなりの本読みでないと読まないかも。でもすこぶる面白いです。長いのは、事件が本当に次から次に起こり、メインとなる誘拐殺人事件の他に、というかその捜査の行きがかり上本当に次から次へと事件が起こり、それらを混乱の中でひとつずつ解決したりドジを踏んだりしてゆくから。読み終えて思い出すだけで、ケチな窃盗、傷害、ゆすり、誘拐脅迫、殺人が2件、と数日間にこれだけの事件をほとんど寝ないで担当します。その間も責任は取らず手柄は横取りの官僚署長マレットや昇進の鬼で規則が大好きなキャシディや上昇志向の強い女性刑事をテキトウにあしらい、下品な冗談を飛ばし、と相変わらずの大活躍。あと2作未訳があるそうですが、作者は最近高齢のため亡くなったそうです。残念。

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2009年10月07日

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いやあ、本当に面白いシリーズです。
以前に「クリスマスのフロスト」「フロスト始末」というデビュー作と遺作を読みましたが、期待にたがわずこれも1級品です。
会話文でこれだけ読ませる小説家はナンバー1ではないでしょうか。
ミステリー嫌いな人にも、是非とも読んでほしい。

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2018年02月15日

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ネタバレ

もともと面倒くさい書類仕事をするぐらいなら、
事件を譲ってしまうことしばしのフロスト警部だが、
今回ばかりはそんなに簡単に手柄を取られていいの?
と心配になるくらい、やられている。

でも終わりよければすべて良し、という展開になったので
許す。

(下巻へ続く)

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2013年09月22日

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下品、不潔、行き当たりばったりetcのフロスト刑事シリーズ4作目。
少年の行方不明事件が発生し、その捜索中に遺体が発見された。最悪の結果と思われたが、その遺体は問題の少年ではなかった。連続犯罪か、別個の事件かという最中、女子高生の誘拐身代金事件、幼児3人と母親の殺人事件など立て続けに事件が起こる。
ぼやきつつ、とぼけた嫌みを言いつつ、手抜き捜査にしか見えないがその実勤勉(?)なフロストはなぜこうも事件を引き寄せるのか。
要は、根がまじめで、ちょっとした事件や疑問をそのままにできない性格が災いしているのだろう。

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2011年10月24日

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大分前に読んだシリーズの第4弾。
この人、こんなに口が悪かったっけ。
ほとんどまともなことを言っていない。

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2011年10月20日

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下品でお下劣。仕事中毒のフロスト警部シリーズの第4弾。今回は上下巻と読み応えたっぷり。相変わらず事件事件のオンパレード。フロスト刑事は周りにいてほしくないタイプ。でもフロスト警部だから、仕方ないなー。もう。と思わせる。次から次への怒涛の展開は今回も健在。

幼児誘拐事件が本筋なんだけど、あっちにぶつかり、こっちにぶつかり。フロスト警部を敵視する署長や警部がこれまた大嫌いなタイプなんで、負けるなフロスト!と思って読んでしまう。今回コンビを組むのは女性刑事。優秀でフロストとも相性が良さそう。なんやかんや言われながらも、仲間に一番信頼されているのはフロスト警部なんですね。フロスト警部が仲間に庇われるのは今回はじめてじゃないかな。今回も面白かった!

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2011年09月25日

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ネタバレ

デントン市のフロスト刑事は、仕事は乱雑に、机の上は複雑な地層を作りながら、やや卑猥はギャグを織り交ぜながら、難事件を解決していきます。
今回は未成年者の行方不明事件から始まります

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2011年03月07日

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09/3 ★★★★ 推理はずしまくりの名刑事フロストの第四弾。
残りページが少なくなっていくのが惜しいと思うほど面白い

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2009年10月07日

Posted by ブクログ

久しぶりのフロストシリーズ。 待っていました!
出版されるたびに「このミス」の海外部門で1位を取るほどの質の高い推理小説。 内容もそうであるが実際にページ数も多く読み応えがある。 今回の作品はなんと、これまでのシリーズと同じ程度の厚さの本が上巻、下巻と分かれているから、そも分量にも驚かされる。

ハローウィンの夜にごみ置き場で見つかった少年の死体。 行方不明で捜索願が出ている少年が結びつくほど単純な話ではないのがフロストシリーズ。 それどころか15歳の少女の誘拐事件、幼児傷害事件、腐乱死体事件など、数々の事件が入り乱れ、それに伴い数多くの人間が登場する。

謎解きもさることながら、ズボラでお下劣な仕事人フロストの人間くささや彼を取り巻くデントン署のメンバーのキャラクターがこの物語を厚いものにしている。
上巻を読みきってもなお、まだまだ先が見えない状況なんて、ありえない!と思いつつ、ぐいぐいと引き込まれるのは、やはりその人間模様の描写が卓越だからであろう。

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2009年10月04日

Posted by ブクログ

フロスト警部、おかえりなさい。そしてご愁傷様です。デントン市は本当に恐ろしいところです。フロスト流儀でないとやってけないくらい凹む事件ばかり…。あらすじ…ハロウィーンの夜、ゴミの山から少年の死体が発見された。行方不明で捜索中だった少年かと思いきや、さにあらず。まったく別の少年だった。おまけに連続幼児刺傷事件、少女誘拐事件、腐乱死体発見と、これでもかとばかりに問題が山積み。署内の人材不足からフロスト警部のワーカホリックに拍車がかかる。やる気満々の女性部長刑事を従え、古巣に戻った元同僚警部(代行)とはそりが合わず、マレット署長の小言もどこ吹く風。でも今回ばかりは何か取り返しのつかない失敗をしそうな悪い予感がする…。ようやく上巻読み終わった〜。今日は作中と同じクリスマス前。でもフロスト警部にクリスマスは関係ないけど。今回は登場人物表が3頁分もある(覚えきれない)。記憶が新しいうちに下巻へ突入するぞ。

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2011年07月22日

Posted by ブクログ

上下巻ですが長さを感じさせない物語展開は相変わらず。フロスト警部のワーカホリックもお下劣も相変わらず。面白かったです。

ちょっとあの誘拐犯の犯行目的と人間性に納得いきませんがまあそれでも。マレット署長の俗物っぷりにも磨きがかかってきました。心配なしに読み終えられる本です。面白かったです。

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2009年10月07日

Posted by ブクログ

待ちに待った4作目。
本屋で平積みになっていたのを見つけた瞬間、速攻で上下巻掴んでレジへ。
しかし、値段を聞いてややビックリ。1冊1100円してたんですね。
でも損しません。前作同様期待を裏切らない内容でした★
あー楽しかった!

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2009年10月04日

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