感情タグBEST3
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主人公たちの「熱」が文字から滲み出ている。
やっていることはたいしたことではないんだけど、自分で考えて、自分で決めて、自分で行動する姿はアツく美しい。
"しょうがないよね、世の中なんてこんなもんだから、と諦めてしまうか。"
"ふざけんな、絶対に許さねぇ、と世界に牙を剥くか。"
さあ、どっちを選ぶか。
ザ・ゾンビーズ結成前にして、シリーズ完結作。
これがザ・ゾンビーズだ!
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10代の頃にゾンビーズシリーズを読みました。
大人になってコレを読んでみて、やっぱり好きです。
再確認。
高校生の話なのに甘くないところがいいですね。
強くて賢い不良は反則です。
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ゾンビシリーズを読破しているので、またまた時間軸がくるりと舞い戻った場面に、「おおっ、あそこか!」なーんて思ったりして楽しかったです。
相変わらずのスピード感、ラストの爽快感は秀逸。
さらりと気持ち良く読める一冊です。
目の前にある退屈を、自分が押しこめられている社会の常識や枠を、飛び越えていく。
それは簡単なようでいて、ひどく難しい。
昨日の自分を越える作業、その積み重ねが今日はなかった明日を創るんでしょうね。
「目を見張れ。
耳をすませ。
感覚を研ぎ澄ませろ。
そして、準備を怠るな。
驚異的なダッシュを見せつけるために、身軽になれ。
誰かが勝手に決めた偏差値。
あいつらに植え付けられた劣等感。
ありきたりな常識。
過去のちっぽけな栄光。
ありふれた未来を約束する保険。
すべてを捨て去れ。
リセットボタンを押し続けろ。
何度でも、ゼロに、戻れ。」
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一気読み。
シリーズ全体を読み終えてから再度読み直したい。
今読んでる人生論の本にもあったけど、結局自分が変われない原因って、環境じゃなくて自分にあるんだろうな。とっくにきっかけには出会えているのに、自分が進もうとしないから変わらないんだなぁ、とか思ったり。10代のうちに読めてよかった。
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レヴォリューションシリーズの原点がここに。
典型的な落ちこぼれ男子校に入学した僕、舜臣、萱野、山下、ヒロシなど・・・
その高校生活で待ち受けていたのは、教育という名の教師の暴力
そんな中、団体訓練と称したシゴキ合宿が始まる。
メンバーはこの状況をどう乗り越えるのか、先生との知恵比べ、最後に笑うのはどっちだ!
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やっぱり金城一紀はすごい!
と実感させてくれる一冊でした。おなじみゾンビーズシリーズ完結編。完結編なのにゾンビーズが始まるお話、というのがまたたまらない。
暴力教師マンキーのおかげで最初から最後まで暴力描写いっぱいで、なおかつ閉鎖空間での重圧に満ちた空気に息苦しくなりました。それでも最後まで読めたのは、魅力的なキャラクターたちと主人公の軽やかな語り口のおかげ。終盤、主人公たちが走り出したときから物語も一緒に加速して、最後の数ページにたどり着く頃には頭の中に明瞭な風が吹き込むようでした。金城一紀は最後の数ページを伝えたかったんだろうなあ。
彼らと同じ年のころに、この作品に出会いたかった。
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「生物の進化は常に危険とともにある」
「人は誰でも天からギフトを授かってる。早くそのことに気づいて使い方を覚えないと、一生泥とアザを体につけて生きてくことになるぞ」
『舜臣が独り言のように、言った。
「生物の進化は常に危険とともにある」
みんなは驚いたように舜臣を見た。
そして、あれは幻聴じゃなかったんだ、といった感じでへらへらと笑った。
さぁ、進化の時間だ。』
『そして、数秒後に米倉の口から発せられた言葉を聞き、僕たちはやっと気づく。
この世界には、僕たちを再びグレイトエスケイプへと導く要素と兆候が満ち溢れていることに。
足りないのは、それらを見つけ出す目と、聞き取る耳と、感じ取るセンスだけなのだ。
退屈なのは、世界の責任じゃない。
怠惰な僕たちの創り出している世界が、退屈なだけなのだ。』
『すべてを捨て去れ。
リセットボタンを押し続けろ。
何度でも、ゼロに、戻れ。』
「君たち、世界を変えてみたくはないか?」
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ゾンビーズ結成に至るエピソード0
合宿の体罰が理不尽で酷すぎて、読んでいて辛くなってしまったので★は辛め。野口はどうなったのかなぁ...
内容は他作品に比べると、ひねりもあまりなく物足りなかった。
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舞台設定がかなり強引すぎるので☆2つ。しかし、物語の進むテンポは、これまでのゾンビーズシリーズと同じく軽やかで読みやすい。加えて、金城一紀のファンなので☆3つ。
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短い小説なのでサクッと読めました。
落ちこぼれ男子校で突然行われることになった合宿。その合宿には思わぬ目的が隠れていて…
間違った事に気付いた時、見て見ぬ振りをするのか。諦めるのか。それとも立ち向かうのか。
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言えることは、0だからってこれから読むな! ネットでも良いから調べて発刊順に! これを最後に読むからこそラストの一行で「寒イボ」出まくり! 続行希望。これのみ!
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「レボリューションNO.3」が好きすぎて
大切にとっておいた一冊。
帯タイトルは
「飼い馴らされるな、
世界に牙をむけ!」
最近、本当に読書から遠ざかっていたので
色んなものを払拭してくれるかなあと期待を込めすぎたかなあ。
「なにかが間違ってるのに、それが当たり前みたいになってたら、
そのままにしておいちゃいけないんだ。
間違ってるぞってちゃんと声を上げたり、
間違いを気付かせるために行動する人間が必要だと思うんだ。」
大人に片足、と言うか両足を突っ込んでしまっている私には
何とも言えない気持ちになる言葉。
今の自分の目の前に起きている状況がはまるから。
だけど、
こっちから見ると正解
あっちから見ると正解
なんて具合に見る側によって正解が変わるんだもん。
トータルで見ると不正解なんだよね、たぶん。
それが「団体訓練」なのかなあ。
この物語の訓練は問答無用で読んでいて
痛そうで読み辛くなってたけど。
元気なヒロシを見れて満足でした。
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ゾンビーズ誕生前のお話。
まだ自分達で何ができるのかわからない、
でも何かがくすぶってる、と感じてる彼らが
反発して抵抗して脱出しようとする姿は正に青春!!
・・・って感じなんだろうけど、
ちょっと設定が極端すぎて入り込めなかったなー。
なので☆3つ。
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金城一紀の大好きなシリーズ完結篇ということで楽しみに読みはじめたが、既にハードカバー買って読んでいたことに途中で気付く。つまりその程度の印象の作品だったのだ。とはいえ大した分量もないので最後まで再読。やはりインパクトは小さい。感動も他作品に比べて薄い。
ゾンビーズのシリーズは、『レヴォリューションNo.3』→『フライ、ダディ、フライ』→『SPEED』そして『レヴォリューションNo.0』と尻すぼみにつまらなくなっていく印象です。
だけどこれを小説世界の時間軸順に並べ替えると、『レヴォリューションNo.0』→『フライ、ダディ、フライ』→『レヴォリューションNo.3』→『SPEED』となるわけで、この事を考慮すると『No.0』はこれぐらいの盛り上がりで丁度いいような気もしてきた。超名作青春小説の『No.3』にテンションの最高潮をもってきて、後日談も少しあるよと。シリーズを一本の作品として見るならば文句のつけようがないです。
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ゾンビーズシリーズこれで完結なの!?
やだー物足りないーずっと続いてほしいーーーーー(泣)
結成前夜だからか、いつもの読ませる勢いと眩しさが足りないけど
それでもやっぱりあいしてる、ゾンビーズ。
ほんとにこれで完結篇?
一回でいいから分厚いの書いてよ金城さん…
あーゾンビーズと一緒になってわくわくしたいなあ。
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ゾンビーズ結成前、入学直前のお話。
閉塞感や不満を感じている「僕」たち。でもなんとなく生活している。
しかし、生徒を自主退学させるための合宿で、世の中に対抗するため、自分たちのため、脱走することを企てる。
Posted by ブクログ
裏表紙に曰く“ザ・ゾンビーズ”結成前夜を描くシリーズ完結編とな。
いつもの調子でシンプルに野蛮でファンタスティックなシゴキ合宿の数日間を描く。
映画「大脱走」を思い起こさせるクライマックスは、マックイーンには程遠いけど、奴らは奴らでやっぱりカッコいい。
短すぎてちょっと物足りないや。