感情タグBEST3
Posted by ブクログ
最初、何だかうだつのあがらない日常風景の描写に、いまひとつのめり込めない自分がいたけど、大雨が降って不穏な空気の村に帰ってきてみたら、ってところからの惨殺に次ぐ惨殺はかなりの緊張感。それだけでひとつの物語が出来上がるのに、まだ一章(とはいえ300ページ)。で、読んできた内容とは異なる解決が提示され、9年後の第二章へ。ここでもまた、簡単に真実が明かされる訳でなく、生き残ったうちの一人の目線で、何となく9年前の事件と関係あるようなないような日常が物語られる。そしてまた、この章の最後でも意外な結末が… ってか、重要人物かと思ってたのがあっけなく死んじゃったりで、いまだに物語の行く末が見えてこん。それこそ読む醍醐味だけど、気になって仕方ないのです。
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これはおもしろかった。途中ちょっと性描写がアレでもんもんとして読み進めるのに時間がかかりましたけど、内容は陰惨でいてなんか青春の青臭さもあってとにかく「きな臭い」です。そこがけっこうツボでしたけど。
つか僕はあれです、実は日本の未解決事件とか陰惨な過去の事件にすごい興味があっていろいろ調べてたことがあったんですけど、特に僕が興味があるのはあの有名な金田一耕助の八つ墓村の元にもなった岡山県の「津山三十人殺し事件」なんですけど、まぁこれは日本で一番陰惨な事件ですよね。そいで、まぁこの本を手に取った時最初にこれを連想した。まじで「津山三十人殺し事件」はこういっちゃあ怒られるでしょうけど、調べると本当におもしろい。事実は小説より奇なり。あすみませんレビューになってないですね。
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凄い勢いで人が死んでいくので、
あれ?これ上下巻だよね…。このあとどうする気なんだ?と思っていたら、2章に別れていた。そりゃそうだ…。
ラストの方はあまりにもなんだかファンタジーすぎてちょっと萎えつつ、下巻を読んでみたいと思う。
前半の微妙にクローズドしているのは面白かったけど、犯人当てとかは出来無そう。
Posted by ブクログ
1982年夏。嵐で橋が流れ孤立した首尾木村で大量殺人が発生。被害者十四名のうち十一人が喉を鎌で掻き切られていた。生き残りはブキ、カンチ、マユちゃんの中学生三人と教諭一人。多くの謎を残しつつも警察は犯行後に逃走し事故死した外国人を犯人と断定。九年後、ある記者が事件を再取材するや、またも猟奇殺人が起こる。凶器は、鎌だった。
上巻では推理小説なのかと読んでいたところ、エログロかホラーかとジャンルがことごとく変わり、何なんだこれはと衝撃を受ける。そして中だるみかという時に事件が発生する。うまいと感じる。現時点ではタイトルの意味がおぼろげながらしかわからない。また、合っているのかどうかも不明だ。
Posted by ブクログ
前半は「ブキ」の目線で語られる。
田舎に暮らし、都会(?)に焦がれながらもフツウに、
母親に不満を持ったり女性に憧れたりという生活をおくるブキを、
襲う悪夢のような連続殺人。
廃校でようやく生存者に会えたと思ったのもつかの間、
それは完全に狂った男だった。
怒濤のような暴力とリンチと死に、理性は崩壊する。
そして9年後。
再び開幕した物語の、主人公は唐突に、ブキの友人の彼女であり、
悪夢からともに生還したマユちゃんこと、繭子の目線に転換する。
フラッシュバックのように巡る悪夢。
過去を知りたいと望む黒幕と、雇われたライターと、殺し屋(?)
いったいナニが?
後半の数ページはもう、それこそ驚天動地。
ここでは書くまい。あまりに衝撃的。
後半はいったいどうなるんだろう。
もうこれは、寝不足決定!
‥ところで西澤先生、お得意の百合系‥
なんでこれ、必要なんですかね?
そのいんびもまた、不気味さを醸し出しているので成功っちゃ成功なんだけど、
あまりにいきなりの展開に、この箇所だけ電車で、はずくて読めません‥
Posted by ブクログ
全体を貫く雰囲気、包むパッケージのテイストは悪くないと思うが、過剰、あるいは不要にも感じられる性的倒錯にまつわる描き込みや、唐突にライトノベルっぽくなるくだり、これまた物語中では浮いてしまっているアクションシーンなどが若干残念でもある。
プロットは面白い。
すべての謎や伏線がストレスなく収まるわけではないが、読み物として充分クオリティは高いし、終わらせ方もなかなかいい。
Posted by ブクログ
5,6世帯しかない町外れの村?集落で大虐殺が起きる・・・この設定はありがち(というかある作品のオマージュ?)なのだけど,生き残ったのが中学3年の少年少女たち,収穫際の意味は最後にわかる。
時間の経過で3部くらいに分けられるかな
1部は事件発生
2部は大人になった(20過ぎ)彼らの人生の前に再び事件の謎が迫る
3部は更に10年が経ち・・・事件の謎解明
1部で謎を解く条件は全て揃っていると言ってもいい,多分,地道に読み解けば犯人の目星はつけられる。
2部での洞察とか新事実とかで決定的になるっていうのが本来の筋かも。
でも謎解きがしたくて読むのではなく,物語として,情景が浮かぶままに読み進めたい私は,謎は謎のまま,先へ先へと読ませられてしまうのでした。そして最後は全てがすっきり。少なくとも私がひっかっかってたことはほぼ説明がつけられている。
買ったその日に上下巻読んじゃったほど,面白かったです。
でも死体描写や性表現が苦手な人は微妙になるかな・・・,という感じ。
Posted by ブクログ
村の住民を皆殺し、と言う津山事件を現代に移し替えたような事件から物語が始まる。
伏線があちこちにあるのは分かるが、話がダラダラと長く飽きてくる。
一方で意味のない殺人描写にポルノまがいのエロチックなシーンも描写が古臭くて退屈。
ヒロインを含めどのキャラも精彩がないので、意外性のある展開のはずなのに、物語に乗り切れない。
後半の展開に期待。
Posted by ブクログ
6月-8。
田舎の村で起きた、14人殺害の連続殺人。ほとんど皆、鎌で
のどを掻ききられた。生き残ったのは中学の同級生3人。
2部は生き残った女の子のその後。
どういう風に進むのか、予想つかず。
性描写がきついかな。
Posted by ブクログ
感想は想像していたのとは違う内容だったな~って感じ。
もっと、伝奇的なものかと思ったがどうやら違うようで・・・。
まぁ、下巻がまだなので、どう転んでいくか予想できない感じですが。
そう言った意味では面白く読めてるのかな。
これから読む人はあまりこうかも~という想像は一切無くして、
読むべきだと思います
(想像しえない展開になるので(特に後半)ストレス溜まる可能性有)。
また性描写が結構有り、必要なのか!?って思うこともしばしば・・・。
でも前半の閉塞感・恐怖感は裏切りません!