感情タグBEST3
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子供の頃の愛読書…だったはずなのだが、内容を忘れていたので再読。
ちょっとおフザケがすぎる感じはあるが、なるほど、子供の頃はこういうのが好きだった。王様の長い名前も、頑張って暗記していたことを思い出した。
今読むと、さびしい、というより、切ない話だな。
「さびしい乞食」、「さびしい姫君」を読まないと、お話としては完結しないので、結構な長編である。
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「純粋」というモノが目に見えるのならぱ、この王様のようではないだろうか…。読後感は爽やかなのに何処か孤独な悲しさに満ちた物語。私はこのシリーズを読んで北杜夫さんの大ファンになりました。「さびしい姫君」「さびしい乞食」と併せて三部作になっています。
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北杜夫再読。まえがきが6章もある!このゆるいかんじが好き。
恋も政治も知らない王様ストンコロリーン28世。革命のさなか彼は…なんて、あらすじも無意味な小説です。
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タイトルが提示していりとおり、どことなく寂しかったりします。でもクスクスっと笑えるところもあって・・・サイレント映画に近い感じかな、うん、チャップリンの笑いに似ているかも。ユーモラスで笑いを誘うんだけど、その中に絶対涙があるの。
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子供の頃、たしか大好きだった本。でも内容はまったくおぼえてませんでした。王様の周りにいる人が悪人ばかりでウンザリ。そしていかにも昭和チックな、まえがきやあとがきの多さ。読んだけどf^_^;とはいえ、続編もありそうな終わり方で、調べたらやはりシリーズ化されてます。それも読んだのかなぁ…記憶がない。でも楽しかったです☆続きも読んでみたいです☆
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いやー北杜夫さん!!!!!
ふなのりクプクプの冒険がだいすきだった!
小学生の時に笑い転げた。そんな著者の大人向けっぽい装丁&分厚さのこれを見つけて、分厚いから迷ったけど面白いに違いないから買いました。
なんやこらーーーー
何度も本で吹き出したの久しぶりです。
テキトーすぎるしつじつま合わんしこれはひどい笑
いい意味で。笑
最後はネタ回収さえしてくれないし
どーなったんwww
なんなの!!!!と拍子抜けしたけど、なんか破天荒というかこんなのもアリだよねっていうか、肩の力が抜けました。
こうじゃなきゃダメっておもわなくても、いいか。って思えた。
もうなんか、無意味すぎてこんな分厚いのにこのフラグばらまいて放置感がすごすぎて、うん。読者笑わせて、振り回して、置いてくみたいな。でも全然嫌じゃないんだよね。
さすがっす!笑
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「だって、それは女のほうがいけないわ。あなたと結婚できれば死んでもいい、って女が言うそうよ。そこでお父さまはちゃんと結婚式をあげ、式が終わると、どうぞお死に下さいって手紙を渡して、そのまま探検旅行に行っちゃうの。でも、今までどの女も死ななかったし、いつかは必ず家出をするわ」「ううむ、ぼくにはとても理解できない」「あなたには無理なことね。お父さまは、最初の妻、つまりあたしの母をとっても愛していたのじゃないかしら。で、わざとそんなことをするのかも知れない」
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【追悼・北杜夫―1】
思いっきりネタばらししちゃいますから、本書をこれから
読もうと思われてる方は、ぜひこのレビュー読んで欲しいんです?
これ、軽妙に書かれてるんだけど、
随分と考えさせられちゃいます…大人も読める童話…まさにそう!
つまり、オレンジとおっぱいが好き…という感情は、
どれほど同じでどれほど違うか…ってこと。実は…ボクは、
王様じゃあないけど、オレンジもおっぱいも大好きなんです。
…でもね…本当に欲しいのは…
きっと、愛しい人のおっぱいなんだろうね…つまりこれ、
恋愛感情ってやつです。ところが、愛しい人のおっぱいは、
なかなか容易には手中にできない…そうしたジレンマは
つのればつのるほど感情は高まるもんでしょ?
ほら…王様がさびしいように、多くの誰もがきっと、
さびしいんです…そんな気持ちを味わうようになりながら
人は大人になってゆくんですね。
どんなおっぱいでも好きになれたら楽なのに…
だから、ボク、この王様のこと大好きです。
どんなおっぱいも勝手放題に手中にできる王様より、
こんなふうに逡巡しながら、憧れのおっぱいに焦がれる王様に
限りなくシンパシィを感じちゃうのです。
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北杜夫さんの本を初めて読んだ。この本は1969年に書かれていて、自分が生まれるよりも8年も前なのかとしみじみ感じた。確かに童話という感じで、不思議な魅力がある本だった。当然のことなんだろうけど、昔の本でもこうして本として存在してくれていると、時代を越えて読めるんだなとうれしく思った。続編も読んでみたいと思う。