【感想・ネタバレ】リナリアのナミダ―マワレ―のレビュー

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もっかい刑事事件勃発ぅ?!

本当はミントより本作が先だったよーですがシリーズ6作目。飄々として訳あり風で面倒見の良いギャップ高間と少年期に負った一点の濡れ衣から荒れて腐ってたけど本当は真っ直ぐで案外心マトモな佐光、それぞれ人生投げちゃってよーなるところから変えよう変わろうとしていく魅力がある取り合わせでした。反比例して佐光幼馴染の存在と起こした事件は胸クソ悪いを通り越して薄ら寒く相当深刻なものでしたが。。いやマジこえ〜って。>>ここからちょっとネタバレ入りますが、佐光の高間のそれと対になるよーに入れた蝶のタトゥーは佐光自身の成長を象徴してる気がして妙に納得でした。にしてもエロいだろ〜、2人の下肢が絡んだ時に完成する図柄ってのが。。高間の元カレのは蜂って、しかもその元カレとのハメ撮り写真貰うってどーよ?と思いましたが(笑)佐光の「その存在」ごと高間を請け負う覚悟を決めてる男前具合はイイですね、シビレました。さてリナリア、知らない花でしたがなるほど花言葉がキーだったようで「うまいねぇ!」と関心しちゃいます。あと蛇足ではありますが「盗んだバイクで走り出す〜♫」尾崎をモノマネ番組で見たとのたまう佐光との年齢差にガックリと現実に引き戻されました(痛すぎ。笑)

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2013年07月04日

Posted by ブクログ

崎谷先生の本は古いのも新しいのも読んでいて、中でも信号機シリーズはお気に入りです♪今回は内容がヘビーだと前ふれがありましたが、それ以上に、見たよりもずっと大人なふたりの激しい熱情に焦がされました。続編もあるようなので期待大です!

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2013年01月29日

Posted by ブクログ

重い前髪が似合いすぎている高間さん、可愛すぎる。一瞬平凡っぽそうだけど落ち着いていて色気がありまくりです!
ねこ田さんの挿絵で高間の刺青シーンが見られるなんて幸せww

あと途中に出てきた佐光のお兄さんの恋の行方が気になる!

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2012年12月03日

Posted by ブクログ

信号機シリーズ第六弾。


攻め:佐光正廣
受け:高間一栄


3浪して専門学校に入学した佐光は周囲と自分とのレベルの差にクサっていたが、何かと話しかけてくる売店の店員・高間と出会い…。
高間は表面からは想像出来ないくらい凄惨な過去があるらしい…。



もはや、信号機シリーズというより専門学校シリーズと言った方がいいのか?的な。
攻めも受けも、相変わらず過去が凄い。トラウマもここまでくれば凄いけど、他の崎谷先生・トラウマ作品ほどは重苦しくないかな。
高間が面倒見が良くて、途中からお母さんみたいだった。
ネタバレだけど、受けの陰部周辺に彫られた刺青の柄がリナリアという花だったというのがね、淫靡だった。の、割りにはエロさは崎谷先生比としては少なかった気がする。


余談だけれど音声化するなら、キャストは
中井和哉×平川大輔さんで聴きたい。

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2012年01月31日

Posted by ブクログ

割りと重かったけど、良かった!恋愛面は物足りないかなぁとは思ったけれど、それ以上に内容が深くて楽しめた!攻がちょっと情けない感じで荒れてたり、殺されかけたりとかなり受けに甘えてる部分はあったけれど、冷静に物事を考えられる所があってそれもまた良かったです。受の事は謎だったりするんですよね。過去について彼が死ぬまでの事は書かれているものの、後のお話はないから他彼を取り巻くお話っていうのも読んでみたいです。次はお兄ちゃんのお話読みたいなぁ。かなり重いものを持っているし、話に出てくる彼と上手くいくといいな

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2011年12月11日

Posted by ブクログ

内容ハードでしたが読み応えはタップリでした。さすが崎谷さんですね。
佐光のとんがった雰囲気に呑まれず、声をかける高間にびっくりしましたが、読み進めると度胸の理由がわかったり。
信号機キャラもちょこちょこ出てきて楽しかったです。

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2011年11月29日

Posted by ブクログ

人が生きていく上で良くも悪くも大きく影響するのは人と人との繋がり。どのお話もそれが伝わってくるこのシリーズが大好き。今回も良かった。混沌の中に停滞する自分を打破するのは自分自身でしかないけど、差し伸べられる手に気づき、その手を取ることで道を照らす光をみつけられたりもする。それは佐光だけでなく一栄にとっても同じ。それを拒絶してしまった結果が廉なのかも。終盤、毎日準備をしていたという一栄の心情と、記憶も過去も含めた一栄の全てに対する佐光の独占欲にぐっと来た。佐光も一栄も好みなのでお話にもキャラにも満足!
「盗んだバイクで走り出す」歌も、「触るものみな傷つける」歌もリアルタイムで聴いてました(ぎゃー!年がバレる!)

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2011年11月25日

Posted by ブクログ

環境によるジレンマや焦りで荒れていた佐光が、どんどん男らしくなっていく様子にきゅんきゅんしました。
そして、やんちゃな佐光の言動に心奪われている高間さんが可愛かった。
佐光のビジュアルと絵を描くっていう設定にギャップがあっておもしろかったです。

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2011年11月23日

Posted by ブクログ

「リナリア」が分かりませんでしたら、花の名前。姫金魚草。花言葉は「この恋に気付いて」
崎谷さんのお話は色々と素敵な言葉が散りばめられていて面白い。
専門学校に通う佐光正廣は三度芸大受験に失敗し、レベルの合わない専門学校の授業に辟易していた。
人目を惹く強面の容姿と傲慢な態度で近寄りがたいオーラを放つ正廣はここにいること事態が他の受験生から後れを取っている事に焦りを感じていた。この学校で学ぶ新しい事は何もないからだ。
三度の受験失敗で父親から予備校に通う事を禁じられ苛立つ彼は授業を終わらせタバコを吸っていた。
そこは喫煙場所ではないと注意をしたのが売店の店員、一栄だ。
柔らかい雰囲気の彼には違う顔があり、それでも親身になってくれる一栄に次第に心惹かれていく正廣。
一栄には辛い過去があり、とがっている正廣に手を差し伸べてしまうのもその失った彼と重ねる事があったのかもしれません。
正廣の家庭も問題を抱えていて、養子の長男と揉めています。
話が進むにつれ三度の受験失敗には他者からの悪意があった事が分かって。。。
事件解決にムラジ君が活躍したり、コントラストのメンバーが出てきて楽しく読めました☆
このお話は震災後に発売予定だったものを、ああいう時には逆に甘いお話をと「ミントのクチビル」に変えたそうです。
私も地震直後の暗い時期より、今読めた事ですんなり受け止められたな、と思いました。
内容が深くシリアスな面もありじっくり腰をすえて読む作品でした☆

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2011年11月19日

Posted by ブクログ

ネタバレ

 信号機シリーズの作品。
 今回はちょっと大人な二人の関係の話でした。

 佐光正廣は不運が重なり、三年連続で美大受験に失敗した後、アート系の専門学校に入学した。
 仮面浪人をしつつ、再度美術系の大学への進学を考えているが、さすがに四日目ともなると周囲の理解も得られず、腐った日々を送っていた。そんな佐光に売店店員・高間が声をかける。些細なきっかけから2人の交流が始まって――という話でしたが、こういう説明だととてもほのぼのした話に見えますが、実は全然そんなことありませんでした。
 佐光の受験の失敗は殺人未遂レベルのやばやばの事件だし、高間の引きずっている過去の男はとんでもない男でド重だし、なんかすごい二人だなあって思うんですけど、そういう過去も含めて「全部好き」って言っちゃえる関係性がすごくいいなあって思いました。
 佐光はそういう過去を引きずらない高間に「変態」とか「変わってる」って言われていますが、それを「芸術家としては誉め言葉」って返せてしまう軽やかさがとても好きです。なので物語の中ではいろいろなことがとてもドロドロと起こっているけれど、一切陰鬱な気分になりませんでした。
 これもまたキャラクターの魅力、ひいては作者さんのすばらしさかなと思います。

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2023年04月30日

Posted by ブクログ

いやー…ひたすら、主人公・佐光の成長が面白かった作品でした。
前巻でちょこっと出ていた時は、
一体どんな話になる子なのかと思っていましたけども!

珍しく、主人公が年下・攻めということで、シリーズの中でも
かなり頑張ったのでは!と思ってしまいました。
1巻目が、もし冲水視点だったとしても、ここまでではなかったはず。なんせ、相手がとっても大変ですからね…。

これまた、なかなか重い過去を背負っているので、
成長する佐光に対してついていけないというか、
同じテンションではいけない高間がまた切なく…。
とりあえず、佐光がカッコいい!

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2013年07月20日

Posted by ブクログ

ネタバレ

信号機シリーズ6 (既に信号機じゃないし…今回はお花だよ)

3浪中専門学校生・佐光×売店店員・高間

不運な受験失敗にクサル佐光が落ちていくのは、解らなくもない。
シリアスな物語にただの店員ではお話にならないだろうから、それも有。
しか~し、最近崎谷作品に見られる電波系脇役は、もういい。悪役はノーマルな感覚の人物ではだめなのだろうか?
一流大学、一流企業と進んだ兄も、いい年して養子だと僻みすぎてないかい?一歩家を出れば標準以上に社会人としてやっていけてる人物が、家の中では思春期抜けきれずって、人物像ブレちゃう。

と、文句タラタラ云っても面白かった。
今回は、これまでのシリーズを読んでてこそ楽しめたって感じ。

コントラストの灯は風間作でしょうか?

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2013年01月13日

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