感情タグBEST3
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後悔することは、ネガティブな感情として敬遠されがちだが、現実にとった行動と、こうすればうまくいったのにという想像の比較が行われていて、つまりは未来を変えるために考え方を変えるきっかけとなっている。失敗や落第は、自分自身を変えるまたとないチャンスだと受けとること。
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忙しくて原稿を書く時間がない茂木さんに代わって編集者がいろいろな講演をまとめてできた本。偶有性、釈迦の無記、学問することの究極の目的は、他人の心がわかること、など分かりやすい言葉でしかも親切な表記で「脳が変わる生き方」を説明している。夏目漱石やダニエル・ピンクの挿話も興味深い。欲を言えば、「格言」の結果がどのような脳科学研究から分かったのかの説明が欲しい。説明されても理解できないかもしれないが。
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<心にとまったこと①>
「仙台に生まれたからこそ、今の自分がある」ーーーこれは、ソチ五輪のフィギアスケート男子で金メダルに輝いた羽生結弦選手の言葉。(読売新聞2014.02.15より)
このインタビューをテレビで見て、すぐに思い浮かんだのが、この「脳が変わる生き方」です。
「ふるさとと和解できたら、それはいつも変わらずに自分のなかにいるのだと気づいたら、人生は宝物をくれると思います。(本文P208)」
ああ、結弦くんは、きっと自分を育んでくれたふるさとにちゃんと感謝できたから、勝利の女神がほほ笑んだんだな、と。「金メダルを取ったっことで、復興に対する一歩が踏み出せたら」こんな一言ひとことが、とても頼もしい。日本の未来にも光が見えてきた。
<心にとまったこと②>
「ロマンティック・アイロニー」とは、ドイツのフリードリヒ・シュレーゲルが唱えた言葉で、要するにブラブラしろということです。(本文P160)
忙しい現代人。しかし、ロマンティック・アイロニー
とは、脳がアイドリングしている状態のこと。この脳がアイドリングしている状態が大切ということなんだそうです。NHKのブラタモのプロデューサーである尾関憲一 氏の著書「ブラブラ仕事術」でもまったく同じことが語られています。一見、無駄なことに思えることでも、脳にとってはどんなことが役に立つか分からない、というのです。
私は、この言葉に大きな勇気をもらいました。だから、こうやって今日もブラブラとネットの海原をさまよっています(笑
<その他の心に残った言葉>
「人間の脳は決まったことがダメなのです。決まったことがダメだということは、つまり、おこることと起らないことを比べるのが好きということです。」(本文P174)
「自分を決めつけないこと。自分の正体がわかったと思わないこと。このことさえ覚えていたら、これからの先の人生で、絶対、オモシロいことが待っています」(本文P186)
「ふるさとは、必ず、自分のなかに変わらない形であるのだといつか気づいたら、そのときにはじめて、われわれは、素晴らしい人生を見つけられる」(本文P203)
「自分の容姿や才能もそうです。その欠点を受け入れることができたときにはじめて、自分の人生は宝物をくれるのです。」(本文P203)