感情タグBEST3
Posted by ブクログ
今回は過去話.
リューシさん,前川さん,エリオそして丹羽真それぞれの
電波女と青春男1以前のお話.
そして青春男・丹羽真の青い性を持て余す話.
まぁ,つまりはエロ本を求めて本屋さんへ.
でも本屋でクラスメイト(女子)と遭遇して….
という,ある意味お約束な話.
新たな(?)宇宙人なんかも登場しちゃったりして
さすがは「宇宙人のいる街」ですな.
何かやや違う気もするが,そういう謳い文句の街だったよな?
面白かったよ.
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主要キャラクター達の短編集。
リュウシさんも、前川さんも、おっさんも、にわちも、どうにもならない過去をどうしようもなく引きずって、息苦しそうにしています。
悩みが消化されていく経緯は人それぞれですが、至った心情には共通するものがあるように感じました。
それは、今をしっかりと生きること。
「空飛ぶの諦めて、地面走れ」
言い放つ本巻で最も幼いエリオが、そのことを一番よく分かっているように思います。
幼いからこそ、かな?
おにーさんおねーさんは成長した分、余計なことも考えてしまうものなんです。
そんな思春期爆発な悩みが大好物な自分としては、とても楽しむことができました。
「うだうだ考えてないで何かやろう」と、前向きな気持ちになれる読後です。
さて、エロ本買いに行くか。
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短編集なので章ごとに
「家出基地」・・・リュウシさんの失恋について、失恋からどう立ち直ったのかというお話でした。
結局謎の男の子は謎のまま、微妙にすっきりしませんでした。
「初恋を見下ろして」・・・みーまーファン狂喜乱舞なトーエさん出演!ww
前川さんはやっぱりあの身長が嫌だったんだろうなって思いました。
体格の問題は本当にどうしようもないんだから、前川さん可哀そうだなって。
「空への明日」・・・女々さんがすごく良い母親です。
女の嫉妬恐るべしです。エリオ頑張れ。
「ぼくと彼女の月の距離」・・・本当に真は田舎暮らしのときに青春がなかったわけじゃありませんでした。
ロマンチックで切ない、普通の恋愛小説みたいで新鮮でした。
例え方も何か斬新な感じがする。
「E.R.O」・・・ただのギャグコメディ。恋愛色が強い巻だったのでテンションが高いだけのお話。
ゲストキャラも嬉しいバカップル!!
入間さんはファン思いだなぁ(*´▽`*)
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各キャラの過去の話
ちゃんと今までの内容に繋がる所があって、面白かった
この本に書くネタをふまえて1~3巻を書いたように思えてならない
上手ですね入間さん
マコトの過去の話が一番好きかな
月の比喩が綺麗でした
どうしようもない衝動に駆られて人は行動するものです
青春しよう!!!
p.s.
この感想は、あくまでマコトの過去の話に関するものです
なんか最後の二行、最終章にも繋がる感想に見えたから補足(笑)
読んだ人にはわかる(笑)
考えてみると、この巻全体を通して「衝動」が一つのテーマのような・・・
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各登場キャラクターの過去(失恋)を綴った巻。
まさにタイトル通り「青春」をテーマにしているので看板に偽りなしの作品。
エリオの小学生時代の性格が可愛くて良い。
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みんなの過去話が面白かった。今とは全然違う考え方の子もいて、いい意味でも悪い意味でもやっぱり成長するにつれて考え方は変わってしまうんだよなあとか思ったり。すべての話が微妙に宇宙に絡んでるところも電波らしくて素敵!電波シリーズでは1番好きな巻になりました。
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主要キャラの過去話+αな短編集。残念ながら四十路ヒロインメインのはありませんが。本編で出てくる以上に前川さんに人間味が感じられた。エリオも昔は元気だったんだねぇ。いや、今も元気だけど。どの話もちょっぴり切ない。まぁノリとして一番好きなのは『E.R.O』ですが。オトコノコですし(笑)
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今巻は短編集です。
個人的な感想は
リュウシさん:×
前川さん:○
エリオ:◎
にわ君:○
エロ本:○
です。
個人的に女々さんがあまり出てないのが残念かな?
ただ入間先生の文章は人を選ぶので合わない人は全然ダメかも。
あと相変わらずのブリキさんのイラストは素晴らしいです。
入間先生がダメでも表紙のエリオだけで大満足です。
Posted by ブクログ
短編集ということで、前半3つの短編では、女性3人の初恋等の話から何故にわちを気に入ってるかが、直接的ではないが、描かれていた。『空への明日』での、エリオの「だけど今の私と向き合ってくれるから、イトコは良い。 なんか、すごく良い。」という評価が印象的。
が、個人的には4つ目の短編『ぼくと彼女の月の距離』が一番のお気に入り。にわちと星中の関係は、宮本輝『青が散る』における燎平と夏子のそれのように甘酸っぱく、にわちが青春ポイント獲得に情熱を傾ける礎となるには十分、というかピッタリのエピソードだと思う。
トーエや橘なんとかなど、著者の他作品の人物も出たり言及されたりもよかった。トーエは2つの短編で登場してるし、幸せそうで何より。『E.R.O』でエロ本売り場でイチャイチャしてたバカップルも他の作品の登場人物なのかな、と思って、僕が唯一読んでない「僕の小規模な奇跡」を購入。ハードカバーを買ったの久しぶり。今度読む。
時速三百四十メートルは誤植なのか素で間違えてるのか・・・
Posted by ブクログ
“(ねぇ、宇宙人くん)
(なにかな、地球おねーさん)
(ここのなぞの地下施設にいる予定の宇宙人はお茶のみ仲間とかだったりするの?)
(良く肉じゃがとか作ってお裾分けに来てくれますよ)
(マジで。ちゅーか、ジャガイモって宇宙でも大活躍なのか、見直しちったい)
(……あのさ)
(んー?)
(宇宙人って、本当にいると思ってる?)
あたしが尋ねても違和感ない事柄を、まず相手から口にしてきた。思いの外真剣っぽく。
階段の中腹であたしは立ち止まり、男の子を見上げる。男の子は神妙な顔つきで、潤んだ瞳がアクエリアスの水溜まりみたいに飲み応えありそうな揺れ方だった。
(んむ、そうだなぁ……いる、って信じてるよ。でも今、地球にはいないと思う)
取り敢えず、目の前の自称宇宙人くんに関しては否定派になってみた。でも効果なし。
(そう。実はオレさ、本当に宇宙人なんだよ)
(…………………………………)ここまで来て、真面目な顔で嘘吐かれても。
(この星に来て、帰ってこない宇宙人がたくさんいてね。オレはそれの調査に来たんだ)
(……あー、そーいう設定?)
尋ねると、男の子は儚げに笑った。本当は弱々しくないのかも知れないけど、薄暗いのと、本人の男前指数によって格好良さげな表現に変化してしまうのだ。”
登場人物の過去話とか。
宇宙人がいると言われている町。
この町には本当の本当に宇宙人が住んでいるのかもしれない。うん。
美容院のおねーさんはどこぞのトーエかな。
かぐや姫さんは前回ちょこっと出た方っと。
ほか作品との時間軸がよくわからない。
でも既知感のあるこの空気は好きだ。
“ある暑い、夏の昼下がり。
地球上の誰かがふと思った。
「最近、高校生なのにエロい物と無縁に生活している」
読みかけの文庫本が枕元からずり落ちて、床に落下した。
あ、どうも。丹羽真です。健全に高校二年生しちゃっています。リュウシさんから勧められて読んだ漫画の影響からつい発してしまった今の呟きは忘れよう。と、文庫本を拾い上げてから自室のベッドの上で寝返りを打つ。あー、エアコンをガンガンに効かせた部屋は涼しいなー、極楽浄土だなー、お外の蝉共よザマーミロ……みーんみんみん。
「白黒のページである文庫本が肌色に見えてきた」
これは末期ではないだろうか。”