感情タグBEST3
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原作漫画のほうも噂にたがわぬ鬱漫画だった。
エヴァンゲリオンやデビルマン、あるいは最終兵器彼女などにも負けないレベルで、
世紀末、終末、セカイ系だった。
無駄に元気で少年漫画の主役っぽい女の子が、
このダークな世界に侵されていく過程も見もので、
世界はまったく根拠もなく彼女を選んだ、という理不尽さが現れている。
また、人は増えすぎたんだ、だから……、という、かつて夢想したことのある感情だが、
これが実現したら? という設定を考え出す能力がすごい。
セカイ系というのは、世界の存続にかかわってくる世界観にするためのギミックにリアルさがあることが、ひとつの要件なのだとわかった。
個人的な感想だが、鬼頭莫宏さんの絵に動きを感じることは少ない。
それよりも、呆然と少年少女が立ち尽くして、こっちを見つめている、という描写を思い出す。
それが突き刺さって胸が痛い。
φ(´・ω・`)
気になっていて、
人から本を頂き、
気に入っている、
そんな本なのよ。
アニメは表し方の温度差と音も良かった。
鬼頭莫宏の漫画は一度に揃えたな。
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鬱漫画。全12巻。心構えして読まないと精神にダメージを受けるかも。特に多感な時期に読むのは必ずしも良い影響を与えるとは言い難い。竜骸の設定は少年漫画みたいなんだけどなぁ。
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いわゆるセカイ系。
サブカル好きな人は大好きだろうなあと思う。
テレビでアニメが流れているのをぼーっと見て、衝撃を受ける。
恐らく2話だったと思う。
え、これアニメにしちゃっていいの?何これ?グロ…とはじめは混乱したものの、ものすごく興味を引かれ読んでみることに。
必死になって最後まで読み進めてしまう。続きが気になって仕方ないタイプの漫画。
終盤に伏線がどんどん回収されて、あーそういうことだったんだ、と納得。
最後のシーンがすごい。読み終えた後のあの感覚。他ではなかなか味わえないと思う。
一気にガーッと読んで最後でボーゼンとするのがオススメの読み方。
ぼくらのより好み。
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子供なりに精一杯考えているのだよ。たとえそれが間違っていても。
後半の竜の子が世間に知れ渡ってからの軍事介入や人々のリアクションは時間がなかったのか、超早回し。
その辺はぼくらのでまとめ直した感があるので、それを見るとわかりやすいかも。
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たまに空しい時に読みたくなり、全巻読後に更なる空虚感を得る漫画。ひろちゃんのギリギリな想いに、のり夫の鶴丸への一途な想いや最期の悔しさ、ぜんぶやり切れなくて悲しい。
元々地球は人なしでも生きていける存在で、そこに私達が生きることに特別な意味なんてないから、死ぬまでの毎日、自分が思う今日を生きればいいんだと考え方が少し楽になった。(気がする)ラストにかけて賛否両論あるけど、終わり方がとてもきれいで私は好きです。
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まあそれもアリだよな、と思いつつやっぱり納得行かないラスト以外は面白かった。ホシ丸がすごく可愛かった。最後ぐぎゃぎゃぎゃってなるとことか最高。
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全12巻
ここまで鬱になる展開も珍しい。最初は可愛らしいかんじのお話かと思えば、物語が進むごとに鬱になっていく・・。もう救いなんて何もありゃしない。鬼頭さんは何を思ってこんな結末にしたのだろうか。好きな人は好きだけど、読めない人は絶対に読めないという作品。もちろん私は好き派。
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これもケーブルテレビで出会った作品。
第一話を偶然見たので、絵柄やホシ丸のせいでてっきり可愛い系の少女向けなアニメかと思いきや
見続けていると話がどんどんと黒くシリアスに残酷になっていってびびりました。
あまりに衝撃的だったので即漫画を購入。
読んでみて更にビックリ。
アニメよりさらに「すごい」…。「すごい」としか言い様がない。
世界観、デザイン全てが好みで、この作家さんに出会えて本当に良かったです。
ハッピーエンド好きな方やエロ、グロが苦手な方にはオススメできないですが。
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鬱になりたいときにはこれ一本。
命について考えさせられますよ全く。
ちなみに命はみな平等だと思っている人は大間違い・・・らしい。
セリフに強さを感じるお話です。
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『「かけがえのない命」。そんなモノに救いを求めていても先には進みません。 あなたがいなくてもたいして困りません。 自分がいなくてもまったく困らないでしょう。 だからこそ、無くてもよい存在だからこそ頑張るのだとおもうのです。』最終巻の裏帯、この言葉が胸に刺さる。「ぼくらの」にも通じている、この作者の作品に共通するテーマだと思う。
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「なるたる」4巻ほどまで読んだ感想です。(ネタバレ無し)
絵柄や配置はシンプルにまとめられていて、視覚での表現ではエグさはあまり感じられなかった。
個人的に等身が高く、すらっとした独特な人物の描き方は好み。
しかし、視覚的なエグさのある作品より読んだ後心に来る。ふと内容を思い出し、ズシンと来る感じで。 作者は人間の残酷さ、特に少年少女の残酷さをどの作品よりも台詞や動きで良く表現できているからだと感じた。何故かそこが気持ち悪いほどリアルなのに、目を背けられない。
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全12巻 。
かわいい絵柄と序盤のほのぼの展開に騙されてはいけません。
かなり病んでる漫画です。
グロっぽい表現もありますが、直接的な描写は控えめな気がします。
なのに容易にそのグロさが想像できるから不思議。
独特な雰囲気がクセになるけど、人にはお勧めできないかも。
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殻都市~を読んで、鬼頭莫宏にハマリ中。カバー折り返しの乙姫のビジュアルにやられました。なんとエロチックな。
この人は生き生きとした女の子も鬱々とした女の子も うまいなあ。
と、上記は1巻を読み終わった時点の感想。以降は全12巻読み終わっての感想。いや重かった。なんか怪しげな噂は目にしていたけどなるべく見ないようにしていたがこれは重い。
1巻のハツラツとした明るい雰囲気も、後で落とすための伏線なのか?
全部読むのは相当覚悟が必要な漫画だなあ。これから読もうという人は精神的にダメージを負う覚悟をして、ネットのネタバレ情報は一切見ないで、できれば読み終わった次の日はお休みで回復をはかれる時間がある時に読んでください。
各巻ごとにレビューしようと思っていたけど、ちょっと時間をおいて読み直さないと考えがまとまらない。
エルフェンリートのマイナス符号側の解、あるいは主人公を反転させたマーズ、というのが現時点の感想。
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シイナ側につく重要人物がある程度出そろい、黒の子ども会の一人も登場する一巻。一巻だからそんな話は動かなかった気がするなあと読み返したら、明が出てきた辺りで不穏な空気が既に若干浮いてるのがなんとも… 夢はでっかく地球サイズとは言ったもので、キャッチコピーってすごいなと思います。あとがきの楽屋ご開帳で、成竜のアウトラインになった元ネタが載っていて、それを見ると、あーだから空飛んでるわりにこの形態で、手を使った動作も多いのかとちょっと納得しますね。
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哲学的というか難しい作品だった。
キャラはかなりそぎ落とされたスタイルで可愛くない。主人公の性格が元気いっぱいなのが浮いている。
清らかさの象徴の少女や少年に「性」とかをにおわせるところがエグイというか作者のプライドを感じた。最終兵器彼女もそうだったが、地球・SFを組み合わせると「命」が共通キーワードになる、というかそこにみな行きつくのかもしれない。
作品全体には鬱々とした、人間の本性が出されていて、大人対子どもという縮図がちりばめられていた。それゆえ未熟な子どもにさらに命を託したのかもしれない。
最終話で命を創らざるをえないわけではないのに、子どもを産む選択をしたところに「未来」を感じたが、①家族の絵を破く②「命は代替がきくから命たりえる」、という二点がよくわからなかった。作者のメッセージなんだろう。
子どもが主役で世界を救うマンガは多いが、一風変わった点を追い続けているのが新鮮だった。
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ハートフルボッコアニメっていうんでアニメを見て、のり夫のために漫画を購入。のり夫目当てで買った変態は多分結構いると思う。のり夫ってカテゴライズすると男の娘になるけど、でも、男って娘になれないんだよね…。うん…。ホント、あそこらのシーンは三日間は頭から離れなかった。ラストが消化不良っていうのはあるけど、でも全体を通してみたらちゃんと佳作です。ともすると駄作になりかねない脆さが絶妙だと思いました。
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現在の日本の設定をちょこっと変えた中でのSF
ありえないけど、ちょっと間違えば現実にあってもいい感じに
表現されていて、のめりこませる。けっこうグロテスクだったり、
人間の汚さを綺麗に描けていると思う。
現代SF好きにはたまらない1作
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「ぼくらの」の作者が書いたということで、購入。
4巻まで持っています。
今のところ、思ったより鬱でもないなぁ。
これからすごい展開になるのか?
現在6巻まで所持。鬱というか、グロいかも。
2011.8現在8巻まで所持。
売却済みです。
Posted by ブクログ
この先生のまんが初めて読みましたけどもすげーえ鬱まんがだ!
でもおもしろかった
ひろこちゃんの話が一番鬱だったなあ…のり夫のエピソードも最終回もかなり鬱だけど…
負の感情でもかまわないので、人の心を揺さぶる作品が好きなのでたまんないです
Posted by ブクログ
あー図工ってキライ〜〜〜〜 あたしのこのあふれる夢をこんなちっぽけな紙の上に描かせようなんて
絶対!! ムリ!!
じゃあその夢ってもんは どれだけの大きさがあれば作れるんじゃろ
地球
地球
(第1話 それは星のカタチ)
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未来へ贈るメルヘン。
超ド級の鬱漫画です。タイトルと絵にだまされちゃいけません。
最終巻らへんのコミックの手に入りにくさは異常です。
まだ11巻と12巻がみつからない…
Posted by ブクログ
【全12巻】今年小学校6年生の玉依(たまい)シイナが島で出会った、人の認識外のモノたち・乙姫、成竜、そしてホシ丸。シイナの日常が今、ゆっくりと、しかし確実に変わりだす。少年少女が織りなす、地球的スケールの物語が始まった!!
感想 なるたる(1)
『大抵の怪物は、実存する生物の複合体だ』
たしか、このような言葉を聞いた事が有る。成程と納得した。
誰の言葉だったのかも忘れてしまったが、人間の思考力の根底を突いている言葉の様に思う。
他者の言葉、自分の経験、先人たちの知恵。
それらをミックスして、昇華させ、文化は発展していく。この場合、天才の出現は必要が無い。
”なるたる”はみごとなミックスだ。出来の良い混ぜ物である。
このままで終わるか、昇華させるかは分からない。ただ、このままでも面白い。若干、DB、寄獣の感が色濃いのが不満ではあるのだが。
Posted by ブクログ
ホシ丸やエンソフのような可愛らしい竜の子のいるけど、竜の子の謎さ、奇怪さに恐怖を覚える。
竜の子以外のキャラもどことなく後ろ暗いものを匂わせているところもまた怖い。