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Posted by ブクログ
日本の円高が日銀の政策不足と海外(アメリカ)との予想インフレ率の違いが関係していると説いている。
終始一貫して日本のデフレ脱却のためには円安が必要だと。
アベノミクスが円安株高に向かった。作者の予想通りに進展してきている。
本のとうりになるのか楽しみである。
ただし、1ドル=105円はとうに過ぎてしまった。
Posted by ブクログ
他人の著書に対して辛辣な意見を付している。データを確認することなく勘や思い込みを基に著された事実誤認の記事がまかり通っていると真に手厳しい。円安・円高、デフレ・インフレ、いずれも長所があり、短所がある。定量的に示すものがあれば分かりやすいのだが、本書は決してそうはなっていない。冒頭威勢のいい言辞に大いに期待したのだが、実際はとんだ肩すかしに終わった。
Posted by ブクログ
日銀の量的緩和の重要性について詳しく書かれていて分かりやすい。
「大規模な量的緩和は危険だ」という意見もよく耳にするので、果たして日本経済はどこへ向かっていくのか、様々な見解を元に考えるのは面白い。
Posted by ブクログ
数値を用いて丁寧に説明されているように見受けられるが、
この人にとっていい面だけを取りあえげているようにも読める。
例えばあるドル円と日米ベースマネー比率の相関に関してだが、
たしかに相関があるように見えるが、明らかに見ないところがある。
明らかに見えないところを理論的に補足してくれている。
が、例外を説明しだしたら、どの理論でも説明可能に思えてしまう。
基本的にはどの説明も理論や、数値を挙げて説明してくれている。
その意味では良書なのかもしれない。
が、私自身の知識不足から、
本当に言っていることがあっているのかどうかの判断はつかない。
どうしても、「が」とか、「ただ、」がついてしまう。
(以下抜粋。○:完全抜粋、●:簡略抜粋)
●なぜ日本でバブルが起きたのか?(P.66)
金融取引自由化が進む
→大企業の資産調達手段が社債、コマーシャルペーパーへ
→大企業の銀行離れが進む
→金融取引自由化がの一部規制より、銀行の土地担保融資へ拍車がかかる
→銀行融資の拡大に伴い、過度な信用想像から不動産ブーム
→そして企業の財テクブームが加速
→結果企業の資金が不動産、株式市場に流れ込み、バブルへ。
○現実のドル円相場が、購買力平価から算出される適正値に戻るということは、
214ページの図44からわかる通り、
2007年半ば以来となるなる妥当な為替水準に戻ることとほぼ同じである。
当時の適正値は1ドル=120円前後だったが、
日本でデフレが進行したため、現在のドル円相場の適正値は、
先述の通り1ドル=105円程度に変化してきている。(P.222)