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どんな社会人でも、結局は会社に自分を売り込む営業マンだ、と聞いた事があります。
それなら、より評価が高くなるよう売り込みたいもの。
詐欺師はどうやって人の心を掴んでいるのか、まで知ってしまえば、営業にも役に立つだろうと思って読みました。
実際には営業だけではなく、お金を使う際にもとても参考になります。
「幸せにお金を奪われたほうがいい。」(引用)
生活に密着したお金の話題の、ちょっと新鮮な切り口で面白かったです。
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売りまくる一流の営業マンは、決めゼリフを持ち、絶大な信頼感を勝ち取り、買わせてしまうことができます。
顧客は満足し、決して騙されたと訴えることもありません。
「詐欺師と一流の営業マンは紙一重」と説きます。
交渉術からコールドリーディング、ウェブ販売・コピーライティング・マーケティング、そして悪質商法・押し売り、マインド・コントロールまで、テクニックを紹介していきます。
「自分は騙されないから大丈夫」という人ほど危ない!
成功法則を売っている成功者は、成功法則を売ることによって成功している、という事実を忘れないほうがよいでしょう。 ー 106ページ
催眠術師は、自らが信じ込まなければ、被験者に催眠術をかけられません。カルト宗教家が多数の人からお金を奪い地獄に誘っても平気でいられるのは、心の底から自分の教義が世界を救うと信じて疑わないからです。
彼らは世の中一般で言われるところの「ウソ」を語っている一方で、主観的な評価での「ウソ」は語っていません。宗教家の自伝の多くが、あまりに荒唐無稽で、オチも破天荒で、まともにストーリーの体をなしていないのは、そこに作為性が存在しないからです。 ー 188ページ
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○元バイヤーの坂口氏の作品。
○題名のとおり、営業と詐欺の違いや類似性を紹介しながら、なぜ人はモノを買うのかという根本の理由に迫った作品。
○具体的な事例を踏まえながら、売買の仕組みや営業の意味、役割など、幅広く紹介されていてとても参考になる。
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「他者からお金を奪うこと、奪われることは、生きていくためにはどうしても必要」と著者は言う。
重い言葉だ。
人間関係は綺麗ごとだけでは終わらない。
そのことを意識し愉しく「お金を奪われる」ことが可能になれば、もっと人生を謳歌することができるかもしれない。
最近営業コンサルタントと呼ばれる人がもてはやされているが、かなり胡散臭く感じていたのですっきりした。
でも、いつ自分がだまされてしまう可能性もあるので、常に客観的に自己を見つめなおす必要性を感じる。
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新書の割には、かなり出来がよかったと思う。
営業のマニュアル本は世にあふれており、成績が優秀だった営業マンが過去の体験を書いているケースがほとんどだが、本書は、購買担当者が書いている点が他と一線を画しており、逆に説得力があった。
WEBのマニュアル本のPR文がやたら長い理由もよくわかった。
詐欺の実態の解説も面白かったし、営業の参考にもなった。
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「しかし、自分が販売している商品よりも、お客のことを知っているほうが、実は圧倒的に売れるものなのです。」
お金を奪われる側ではなく、奪う側にまわることを説く本。
”奪う”には、相手を騙すことだけではなく、気持ちよい営業活動も含まれている。消費者は、良い奪われ方を目指すべきだ。
売り込みは、時にぎりぎりの方法、話法になる場合もあるかもしれない。そして、お金を奪うことに重点を置くのであれば、相手を悪い意味で騙す方法を採用するのが簡単だ。ある商品が相手を幸せにすると確信している人の場合、善意の気持ちから相手を騙すことになる。
この本からは、いかにそのような手口から自己を守り、いかに応用を利かせ商品を売り込むか、について学ぶことができる。
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タイトルが最近考えていることとドンピシャだったため読み始めた。
内容は期待通りの内容。考え方一つの違いだけで、いかに人から信頼をもらい動いてもらうか、
という点においては表裏一体の存在。
・相手のことを信頼する決め手は「相手の人生を知っているかどうか」そのために
aなぜ今の仕事に就いているのか、を使命感を絡めて説明(どんな子供だったか、どんなエピソードがあってどんな使命感が生まれ、それが今の仕事にどのようにつながっているか)
b相手と実は近い関係であることを説明
c誰もが知っている有名企業と仕事をしていることを説明
・価格の話になればセールスマンは勝っている。
プロセス① 購入商品の決定(例:お飲み物をおつけするのであれば、コーヒーか紅茶どちらになさいます
プロセス② 価格の決定
価格交渉に入ってしまえば、買い手は「いかに買うか」にしか興味がなくなり「そもそもこの商品を買うべきか」と言うことに対してはなかなか意識をしなくなります。
・DM開封率を上げる方法
ダイレクトメールの中にボールベンを入れておく。なにか突起物が入っていたら開けずに捨てられない可能性は高まる。「あなただけにプレゼントがあります!」と大きく書いてあったりすれば開封率はさらに高まる
・自己一貫性の利用
「数日前にこんなことをおっしゃっていましたよね」と誰かに言ってみる。
誰も”こんなこと”に矛盾するようなことを述べることはできません。詐欺師の特徴は相手の発言を
よく覚えていることです。」
・営業と詐欺のあいだにあるものについては、結局のところ「世の中をより良くしたい」という意思の有無なのではないか。
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詐欺に騙されないために読む。すぐれた営業者は、買い手に商品を買ってもいいと思わせるテクニックを駆使して買わせてしまう。買い手は、あたかも自分が望んだかのような錯覚をして買い満足する。これを読んで、自分は詐欺に騙されないと思っていた自信が揺らぐ。
しかも、すべてのセールスマンが詐欺師になる可能性があるというのだから、油断がならない。だからといって、何も買わないというのでは楽しみがなくなる。要は、自分が本当に欲しい物を知ったうえで、少しぐらい騙されても仕方がないという余裕だ。東南アジアの屋台で物を買う要領だろう。常に現地の人より高く買わされているが、交渉の上で値切ったという喜びがあればいいということだと思う。
詐欺師はどこにでもいて、常に騙す人を捜していることだけは肝にめいじておかねば。
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この手の題名の本は、本屋さんに行けば本当に多く置いてありますね。だいたい書いてあることは同じであったりするのですが、ただ『交渉術』とか『営業とはこうだ!』みたいなのではなく、さらに新書であるがゆえにわかりやすく解説されていたのでご紹介しちゃいます。
では、この本の裏に書いてある出版社のセールストークを引用します。
モノが売れない時代でも一流の営業マンは売りまくる。彼らは、絶妙なタイミングで商品を薦め、必殺の決め台詞を持ち、いつの間にか絶大な信頼感を勝ち取り、さらには「あなたは特別な人だ」と自尊心をくすぐりながら相手を気持ちよくさせ、必要のないモノまで買わせてしまう。商品説明などしなくとも、顧客は満足し、だまされたと訴えることもない。詐欺師と一流営業マンは紙一重。十倍買わせる、きわどい営業のコツと心得を伝授。
とまぁ書いてあります。
が、
ここで僕が紹介したいのは、その中にある悪質商法、押し売り、マインド・コントロール、カルト宗教がどのようにして人を誘導していくのか、という「お金を奪う人」たちにまでに分析していることです。
そして最終章にある撃退法、おわりに、にありますので知っとくだけでも予防になります。
少し抜粋します。あ、これだけ読むと誤解を生むのは間違いないということも先に伝えておきます。
・この本のテーマは「お金を奪う人」と「お金を奪われる人」の二種類がいます。
・「お金を奪う人」は、いかに買い手たちに財布を開かせるかを知り、その手口に騙されないようにする。逆にどのように優れた「お金の奪われ方(使うこと)」を実践するか。
・悪質な「お金を奪う人」から守るには、
①自分が買いたい商品を明確にする。
②セールスマンと、その売っている商品は別物と認識し、冷静に判断する。
③自分が払えるお金・払う条件を明確にし、曲げない。
④相手の売り込みには屈せず、自分の筋を通す。
あなたの人生を守ってくれる本です。
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これもセールストークの一つですね。
Posted by ブクログ
賢い消費者となるためには、自分が買いたい商品、自分が払えるお金や払う条件を明確にし、曲げないこと。
セールスマンとその商品が別物と認識し、売り込みに屈せず、自分の筋を通すこと。
大きな買い物をする前に読んでおくと、たいへん参考になるのでは。
Posted by ブクログ
「営業と詐欺のあいだ」という題名が意味深です。
内容は、自身の経験をベースに、交渉術、コールドリーディング、マーケティング、マインド・コントロール、など多彩かつ具体的な事例が満載です。
あなたは、お金を奪う側か、奪われる側になるのか。
自分では分かっていると思っている人ほど、罠に陥り易いものかも知れません。
Posted by ブクログ
後半は詐欺やマルチ商法にひっかかる人のための指南書みたいな感じ。
前半は営業のテクニックのようなメッセージが役立った。
これから客先と信頼関係を築いていかないといけない私にとっては、下記のことがとても大事。
以下Tips
本当のお客様を理解していることよりも、自分のことを理解してくれているなと思わせることが大事
メリット、希少性、機会損失の3点で購買意欲を高める
正面から誉めるのではなく、相手からの伝聞として誉めたほうが嬉しい
相手が言ったことをおぼえておく
メモは相手のためにある
Posted by ブクログ
世の中には「お金を奪う人」「お金を奪われる人」がいる。
セールスの話しから、詐欺、悪徳商法、マインドコントロールと続く。
いい勉強になったわ。
Posted by ブクログ
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▼ 100文字感想 ▼
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営業マンのあなた、あなたの営業行為は詐欺ではありま
せんか?ようは意識の問題、マインドのレヴェルなのだと
思う。詐欺や洗脳の手口、ユリ・ゲラーの超能力の秘密
など、興味深い事例が豊富。だまされたくない人も必読。
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▼ 5つの共感ポイント ▼
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■その商品が自信作だろうがなんだろうが、買い手には
関係がありません。買い手は無意識のうちに、その商
品から受ける利益だけを考えているのです
■自分が販売している商品よりも、お客のことを知って
いるほうが、実は圧倒的に売れるものなのです
■相手を喜ばせるには意外性が必要です
■ビジネスでは、その仕組みを作った人以上に儲けるこ
とはできない
■売れる商品は、圧倒的に「予防策」より「解決策」です。
それに対して、ほんとうに大切なのは、「解決策」より
「予防策」です
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営業系の本を見てから読むと、営業のスタンスというのは決して詐欺ではありません。
しかし、実際にどこからが詐欺でどこからが営業なのか?
いきなり問われると具体的な定義は答えられません。
そんなジレンマを本書にてまとめられています。
営業を本気で頑張っている人には少し違和感を感じる内容ですが、詐欺に対しての免疫をつける意味でも役立つ本でした。
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様々な営業手法や詐欺の例が載っていて、どれも納得の内容。しかし最終的に伝えたいことは、良かれと思って本気で相手の為に詐欺まがいの事をしてしまうということ。
相手のビジネスモデルを理解し、自分が本当に欲しいものを理解し、自分の身は自分で守るという、今までの私自身の考え方と同じであったため、新しい見識は得られなかった。
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ひとつひとつのエピソードや事例は「なるほど」と参考になる。
文章はうまいしおもしろい。
しかし、全体としてこの本からのメッセージが伝わってこない。
営業マン(売る側)向けなのかバイヤー(買う側)向けなのかすらも判然とせず、
雑学的なネタだなーと思っているうちに終わってしまった。
結果、後に残らない。
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営業と詐欺の間
自分ももともと営業職もやっていましたので、
題名に惹かれて読んでみました。
営業マン、これから営業をする人は
営業の基本が理解出来て良いと思いますよ。
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詐欺師が営業テクニックを使っているのか。営業が詐欺師テクニックを使っているのか・・・
奪う、奪われるという言い方をしていて、これに嫌悪感感じる人はいるかもしれませんが、下手にあれこれ美化するよりいいわ、と感じてます。
様々な販売方法・クニックがあり、結局買い手・相手が喜んでるならいいじゃん、という空気も目にしていると、もうどうでもいいや、、、と思ったりしている今日この頃。
てか、本当に怪しいものってすぐ直感でわかるよね・・・(マルチ・情報商材系ページなど) ただ、そういうのを本当に良いと思う人が多くて、そういう人がよく買うから、そういったページなくならないよね。
使うお金が有限であろう、いち消費者側の方は、相手の売り方のテクニックは知った上で、本当に自分に必要なものなのか、別視点で見た上で判断すればいいと思います。
結局美味しい話なんかこねぇよ、ってことなんですけどね。
前のレビューでも書いたけど、「美味しい話」と思わせる技術・能力だけは奴らめちゃくちゃ高いのな。
Posted by ブクログ
2008年に出版された本なので、5年後の今読むとほとんどのことは既にどこかで読んだり見たりしたと感じることが多かった。このようなジャンルを初めて読むような人には入門書としては良書と思われる。
Posted by ブクログ
「詐欺師と一流の営業マンは紙一重」という著者の考えのもとに、好成績をあげる営業マンと凄腕の詐欺師のテクニックを実例をまじえて紹介し、人にお金を払わせるテクニックを提供している。
営業の話よりも詐欺の話の方が生々しくて印象に残ってしまう。あと、やっぱり少し話の底が浅い気がする。でも、著者の主張に納得できる点も少なくなかった。
「お客さんのためになにかしたい」という想いがないと、営業は詐欺になってしまうんじゃないかと思った。ビジネスとはいえ、ある程度の「利他の心」が必要なんじゃないかな。
Posted by ブクログ
世の中は「お金を奪う人」と「奪われる人」、一生離れられない闘いだから、幸せにお金を奪われたほうがいい。
すばらしいセールスマンは、商品を買う前に、幸せをくれる。
Posted by ブクログ
[ 内容 ]
モノが売れない時代でも一流の営業マンは売りまくる。
彼らは、絶妙なタイミングで商品を薦め、必殺の決めゼリフを持ち、いつの間にか絶大な信頼感を勝ち取り、さらには「あなたは特別な人だ」と自尊心をくすぐりながら相手を気持ちよくさせ、必要のないモノまで買わせてしまう。
商品説明などしなくとも、顧客は満足し、騙されたと訴えることもない。
詐欺師と一流の営業マンは紙一重。
十倍買わせる、きわどい営業のコツと心得を伝授。
[ 目次 ]
第1章 交渉術-世界一のセールスマンが考えているたった一つのこと
第2章 コールドリーディング-OLが絶対に外れない占い師に大金をつぎ込むまで
第3章 ウェブ販売・コピーライティング・マーケティング-目立ちたがり屋資本主義の行く先
第4章 悪質商法・押し売り-最高の知性が罠にかかるとき
第5章 マインド・コントロール-洗脳天国、幸福はいつも未知なもの
第6章 撃退法-売り手はあなたを知的ゲームに誘っている
[ POP ]
[ おすすめ度 ]
☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
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☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
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☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
共感度(空振り三振・一部・参った!)
読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)
[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ]
Posted by ブクログ
以前、営業職だったとき、上司に言われた言葉があります。
「営業マンは、売れない製品のために存在する」
つまり、必要なものはお客様自ら買いに来ます。
こちらから売りつけるというのは、不要なものを買わせる行為だということでした。
売れる製品(必要な製品)には必要なくて、売れない製品(不要な製品)に必要な仕事。
「それって、体のいい詐欺ですよね?」って言葉を飲み込みました。
その話の通りなら、100歩譲って押し売りですよ。
だけど、営業ってそうではないと思うんですよね。
商品を説明して、相手の気付かなかったメリットを提供する仕事じゃないかなと。
それで、結果として互いに喜ぶことができるのが本当の営業マンじゃないかなと。
まあ、それって確かにきれいごとですよね。
実際、そんなことを考えていた私は、最後までその上司が残した営業成績の記録だけは抜くことができませんでした。
でも、今でも営業は詐欺ではないし、不要なものを売りつけるだけの仕事ではないと思っています。
「買い手は相手の商品がどれだけ素晴らしいかには、まったく興味が無い」
「何か社内でお困りのことがあるのですか?」
「相手のことを信頼する決め手は『相手の人生を知っているかどうか』です」