【感想・ネタバレ】素晴らしい世界 1のレビュー

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ 2015年02月16日

すごく好き。

日常の、現実の世界の中で抱える
不安、焦り、もやもや。
それらと向き合っていくしかないんやけど、
そのなかでふと気づく幸せ。

何度でも読みたくなる。

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Posted by ブクログ 2013年01月09日

おやすみプンプンに比べて、浅野さんの絵がまだ荒いことにほっとした。

現代の若者の生きづらさや闇をゆるくも明るく描きだしている。

夢も希望も叶わない現実ばっかりの世界で、
生きてる意味って?
ないかもしれないけれど、
そんな登場人物たちにふと暖かさのようなものが灯って、
愛しくなったりする。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2012年03月13日

自分が読んだマンガで好きなもののひとつ。
人それぞれいろんな生き方があるってことを
再認識できる。
くだらない世の中かもしれない。
でも考え方しだい。
自分に力を与えてくれる一冊。

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Posted by ブクログ 2011年08月21日

ほんとに良い!
浅野いにおの明るいエッセンスが存分に含まれています
日常のふとした幸せに気づけるかもしれません
泣けます

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Posted by ブクログ 2010年05月16日

浅野いにおのデビュー作。浅野いにおの中では一番好きです。
熊さんの話は、是非ショートフィルムで映画化してください!
「いにお」って「にいお」で覚えちゃう人多いよね?

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Posted by ブクログ 2019年05月20日

前、読んだ漫画を
もう一度、読み直してみる巻 Vol.20

今月の17日に「素晴らしい世界 新装完全版」が発売さたので、この機会に『素晴らしい世界 1(2003) 』を読み直しました。 浅野いにお氏は、一昨年から10年振りに漫画を読むようになったきっかけとなった漫画家さんなんです!! この『素晴ら...続きを読むしい世界 1(2003)』での好きなストーリーは・・・”板の多い街”と”森のクマさん”と”Untitled”です!!

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Posted by ブクログ 2014年04月28日

ずっと、ずっと読みたかったのになかなか読む機会がなかった本。やっと読めた~!

すごい内容が描かれているはずなのに、それをすんなりと読めちゃうように描ける浅野先生に感心する。登場人物などがやんわりつながっていくのも面白い。
人生の挫折感とか、若い時のうぬぼれとか。自殺しようとしたり、事故で死んじゃっ...続きを読むたり。青臭くて恥ずかしい。そんなのが「素晴らしい世界」には詰め込まれていると思う。私の人生も「素晴らしい」だろうか。

大人になって再読したら違う視点で読めそうな気がする。また読もうと思う。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2014年04月11日

お気に入りの話がふたつ。
『坂の多い街』どんな状況でも動物がしゃべるのは可愛くて面白い。カラスと少女の関係好きだ…消えてしまったのかあ…。時たま出てくるといいなあ…というか出てくるだろうけどあんなのなら私は大歓迎だ。
『森のクマさん』かぶりものに弱い自覚はある。この女の子がめちゃくちゃ可愛い…こりゃ...続きを読む連れてきたくもなるわ。そしてちょうどいいかんじのラストが好み。

『ナイスな社会人になるには、ナイスな生活からですよ』
『ガキの社会はまるで世の中の縮図だな』
『強気ないじめられっこのお嬢ちゃん!俺がなんなのかはもうわかってんだろ!?』
『はは、そうきたか。ミラクルだなこりゃ。』
『だから、お前を生かすも殺すも俺の気分次第ってワケなのな。』
『フツー誰だって欲しいわな、金なんて。』
『ぐえ。』
『なんとなーくわかった。大変だね、あんたも。』
『―で、おまえはツナマヨネーズとしそわかめ、どっちが好き?』
『ぶっちゃけ、俺はお前じゃねえから、おまえの人生なん知らねえのさ。でもな、生きときゃ悪いこともあるが、いいことも必ずあるんだぜ。とりあえずがんばって生きときな。』
『がおー』
『欲しけりゃ持ってけえ!!』
『こういう終わり方もアリだよな。』
『いい曲だった。好きな感じの曲だった。』
『「夢なんて手に入れたら、ただの現実だった」』
『でも、よーく考えてみ。今の俺ってすっごく幸せなんじゃないの?』
『問題なのはどこで生きるじゃなく、そこでどう生きるかってことなのな。』
『早く気付いてください。早く僕たちを止めてください。』
『幸せもいつか必ず終わるってことをさ。』
『無理すんな。』
『大事なのは今!!』
『シロップ笑いながら飛んでたよ。』
『そうなったらそうなったでかまわないし。』
『やっぱ、そういうことね』
『出ていきます。そしてあんたとは別れます。ありがとう、さようなら。ほんでもっておまえは死ね!』
『勉強ができても頭の使い方が悪いヤツがたくさんいるだろ?』
『そんな大人に合わせてやるのが子供の甲斐性ってもんじゃない?』
『帰ってくるわよ。あのコの家はココだもん。』
『アタシたちには時間がないんだからさ。ウダウダ理屈こねないで、サクサクやろーよ。』
『世の中なんて最後に笑ったもん勝ちなんだからさぁ。』
『トホホだよ。』
『あの人テンションあがるととまんないのね。』
『俺が、自分自身に、納得できるかってコトが問題だろ?』
『それで十分じゃないですか……』
『60過ぎればみんな同じよーなもんなんだから、』
『「ああなんて素晴らしい世界だ」』
『俺、ちょっと寝るわ。』
『ま。きっと俺はどーにかなりますよ。』

テポドンの想像がかっこよい…。ナイスガメ。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2014年03月08日

いつもそこには在ったんだ。
ただ見えなかっただけで、気づかなかっただけで、
確かにそこに在る。

日常にはいくつもの、絶望と希望が転がっている。
それらの1つ1つは、一般的な意味があるのではなくて、
超個人的な普遍性なのだ。

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Posted by ブクログ 2014年01月22日

他人が抱えてる悩みなんで知ったこっちゃないけど、覗いてみるとこんなんかなー、ってちょっとしたワクワクを抱く、そんな私も人間で悩みはあるけど、世界は素晴らしいよ。

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Posted by ブクログ 2013年06月14日

学生の時に読んで、驚嘆。
こんな世界も、あるのか、と思った。

表紙のくまさんが、とても切ない。

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Posted by ブクログ 2012年04月01日

『「はい」。
自分の意志に関係なく、これが言えれば人間合格だ。
決められたレールにそっているフリができれば、この社会では楽に生きていける。』

『わかってんだ!わかってんだよ!!俺、こんなんでいいのかなんていつつも思ってんだよ!!
でも考えれば考えるほど、自分がかなり終わってるヤツだってことに気付き...続きを読むそうななってさ。そんなん、気付きたくないじゃん!ゴマかしたっていいじゃん!いい加減でいさせてくれって!!俺の未来なんて・・・』

『他人にスキを見せるヤツってのは、生きることを甘く考えてるヤツなんだよ。』

なんて若者がいじれられたり、いじめたり、失恋したり、二浪したり、異性と思ってもらえなかったり、自殺しそこなったりする日常。深い絶望と少しの希望。
文学的なタッチで若者のディテイルをリアルな描線で描く。いきなりトップ3に入ってきそう注目のマンガ家です。

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Posted by ブクログ 2012年03月21日

 日曜日に夜11時から毎日放送系列で放送されている「情熱大陸」が私の一週間に楽しみの一つだ。30分間で一人(たまに団体やコンビなども)を取り上げるドキュメンタリー番組だ。この番組で個人的に面白いなと思うことがある。芸能人や学者など様々な有名人が取材されるが、全く知らなかったり、名前だけかろうじて聞い...続きを読むたことがある人の放送の時の方が面白かったりする。

 浅野いにお、「素晴らしい世界」の著者、は自身の作品「ソラニン」が映画化されたことで光を浴びたのでかろうじて名前は聞いたことがある。まず初めになかなかのイケメンである。そんなことはどうでもよくて漫画家であるまえに、一人の人間としてしっかりとした意思があって魅力的に私の眼に映った。

 そんなことですぐ影響されて書店に走った番組放送翌日の私。番組で大きく取り上げられていた「おやすみプンプン」の1巻~3巻が売り切れていて影響されたのは私だけではないなと安心。デビュー作の「素晴らしい世界」を購入。全2巻の短編連作。各短編ごとに主人公が変わり、朝井リョウさんの「桐島、部活やめるってよ」のようだ。

 情熱大陸で著者が言っていたように、若い人の目線で社会に訴えていきたいことがあり、マンガにしては少し辛気臭いような台詞も多々あるが、それが最大の特徴だと思う。ワンピースのような王道ではない主流の一つかもしれない。

 小説でも映画でもいろんな評価の方法があるが、個人的にはストーリーそのもの、表面的な部分が良くて、かつその奥で訴えたいことがしっかりと根幹にある作品がいいと考えている。アメリカ映画の強い敵が現れて、みんなで協力して闘って倒してハッピーエンドの映画も好きだけど。ワンピースはストーリーが面白くて(面白くなかったらあんなに売れない)、友情だったりとか絆だとか根幹もNHKの「クローズアップ現代」でテーマとして扱われるほど評価されている。わかりやすい作品なので子供から大人まで評価されるのだろう。

 それに比べて「素晴らしい世界」は小説で言うところの純文学にあたるのではないか。セリフの無いコマ、景色、回りくどい表現。何の意味のなさそうな表現がしだいに深みを帯びてくる。好き嫌いが大きく分かれる作品だとは思うし、読んでいて楽しいかといったら楽しくは無い作品だが、私は好きだ。純文学が好きな人にぜひ読んで欲しいマンガ。

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Posted by ブクログ 2012年03月05日

表紙の熊が可愛くて気になってて買った。短編なのに登場人物が繋がってていい。素晴らしい世界ってタイトルがすごくあってる。

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Posted by ブクログ 2012年02月11日

生きてれば嫌なこともあるけどいいこともある
予備校の先生にも同じこと言われたなあ

なんだかんだでこの世界は素晴らしい
ちょっとほっこりする

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Posted by ブクログ 2011年08月18日

1話読みきりのようで読みきりじゃない。

社会出る前に一回読んでおいた。
なんか色々気づかされること多い。
当たり前なことって当たり前すぎて忘れがちなので。

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Posted by ブクログ 2011年04月12日

完璧ないにおの世界。
すこしずつつながった短編集なので、読みやすい。
読んでて楽しくなるお話ではないのだけれど、たまにほんわかした気分で終わる作品もあり、ドキドキしながら読み進められる。

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Posted by ブクログ 2010年08月13日

いにおの世界観
すきになりました



ダークだったりするんだけど
笑えて そして前の話の
登場人物がでてきたり
ひとつに繋がっていて
すごくおもしろい ◎

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Posted by ブクログ 2010年04月17日

浅野いにお初の単行本。
はじめて私が読んだ浅野いにおの単行本であり、彼の作品の中で一番好きだ。

世界はどこかで繋がっていて、前を歩く人も今すれ違った人もどこかで誰もが主人公なのだ。
明るくもないし優しくもない。
足掻いたり逆らったりして、それでも今を生きている。
目をそらしてはいけないものがそこに...続きを読むはあると思う。

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Posted by ブクログ 2021年07月18日

読後感は良かった。現実社会は、つまらないところも多いし、思い通りに行かないけど、この本に登場する若者たちは、ちゃんと自分で感じたことに向き合って生きている。ただイジメのシーンについては生理的に入り込めない部分があり、それでちょっとマイナスにしました。

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Posted by ブクログ 2016年11月13日

脱兎さん 築25年、風呂無し。窓を開ければ小田急線…の安アパート。その日暮らしの自堕落な生活。スッポンのテポドンと共に宙ぶらりんの生活をしているわけです。 白馬の王子様を本気で待っているような少女漫画指向 五月蝿くて 必勝鉢巻 ステレオタイプの浪人生 ウィンウィンって僕の脳を揺さぶるんだ 水槽 あた...続きを読むしも何れああいうババアに 電気虫 取り立ての奴ら 甘酸っぱい ニョホホ 飄々と お母さんの匂いがする てゆーか、あの頃の堀田はもういないんだな… 名残惜しさにSGは貰ってく 心許ない 形振り構わず進むんだ 取り敢えず頭、金髪にしてこい‼︎ 坂の多い街 車に轢かれ破裂した猫の死体 唐突にあたしに語りはじめた ふと目の前を見ると、コンクリートを突き破って無理矢理にタンポポが咲いていた。幼少時代の虐めは一生のトラウマになるんだぜ!ガキの社会はまるで世の中の縮図だな 綿毛 鴉 森のクマさん 巨大な分譲マンション 現代のジャングル ありあとやしたー 隠遁生活 おいおい、もっと執着しようぜ。生きることに。 取り敢えず頑張って生きときな ワンダーフォーゲル バイトしながら下北沢でコツコツライブやったりしてね。 思うにだな。ネクタイってのは、首輪なワケだ。 DAT3 やっぱこーゆー日に休めるのが、教師の特権よねー… あるな、作詞も作曲も演奏もぜーんぶスタジオミュージシャンだってよ。 「夢なんて手に入れたら、ただの現実だった」夢は見ている時だけが夢。目が覚めれば、そこにあるのはただの現実。そんなことわかってたつもりだったのにさ。ちょっと油断して転寝しちゃだワケさ。 素晴らしい朝だ。かつ素晴らしい目覚めだ。生まれ変わった気分だね。 白い星、黒い星 俺が彼女とセックスしてる時、アメリカでビルが崩壊した。 「はい」。自分の意志に関係なく、これが言えれば人間合格だ。決められたレールにそっているフリができれば、この社会では楽に生きていける。つーか、ホヅミ天下もそろそろ下火っつー雰囲気だよなぁ。 ノダ、おまえ、いつまでそうやってるつもりなんだ? 一生その部屋でマンガ、アニメ、ゲーム、オナニーって生活続けんの?はは、気色悪ぃ。正気じゃないね、そんなの。 他人に隙を見せる奴ってのは、生きることを甘く考えてる奴なんだよ。ノダ。俺はお前を嫌いなワケじゃないさ。ただ…強い人間と、弱い人間の、区別をはっきりさせたかったんだよ、俺は。そうやって自分の居場所を自分で作ってんだ。 もういいよ。おまえ一生部屋でシコってればいいじゃん。ホント生きるのって辛いわ。それでもやっぱ生きたがるんだよなぁ。サンデー・ピープル 35歳になって、売れない漫画家やってます、なんて言えるかっつの。中堅になってバリバリ働いてる奴らによー 今日は子供と会う日 あの子はあの子で…頑張ってるんだな。偉いよな。 いやー、そうしないと同窓会に間に合わんのさ。つーことで、今日は修羅場なんでよろしくさん。MiniGrammer 今日、あたしの中のいろいろが終わった。終わりってもんは突然に、そして淡々と起こるもんなんだなぁ。などと思いつつ… ごめん。なんか一瞬トんでた。うはは。 もうちょっと安っちいドラマみたいなことが起こったら良かったのに。(めんどくさいけど)今、彼奴が泣きながら戻ってきたらちょっと嬉しいのに。(実際、困るけど) んじゃー湯冷めする前にあたしは寝るス。明日早起きしなきゃならんのさ。 バカヤロ。ぶっ。 Untitled でもあんたが焦ってるってことは…気付いちゃったんだな。幸せもいつか必ず終わるってことをさ。でもね…終わりがあるからこそ、一日一日をもっと大切にって… あー、ごめん説教くさい?てか、アタシ涙出てきた。 桜 シロップ 飛べないデブはただのデブだぜ⁉︎ 咳止めシロップを常飲している挙動不振な困った奴 飲んでる間は3倍のスピードで動ける。シャア・ザクじゃん! やっぱ、現実ってリアルでキビシーのな。もしもの為の学歴だろ?逃げかもしれないけど。 鳥 勉強しねえ予備校生ほどタチの悪いもんはねぇよな。 俺たち劣等生にとっちゃ大学なんて単なるステータス、ファッションだろ?お前が年中ぶら下げてるそのカメラみてぇに、格好だけの中身空っぽのファッションだよ。 真っ暗闇だ‼︎ シロップ飛んだ!

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Posted by ブクログ 2014年11月14日

再読。ワンダーフォーゲルが好き。いにおの描くメガネが好き。生きていればきっといいことがある。そんな風に思える1冊。

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Posted by ブクログ 2013年08月31日

面白い世界観。すき。みんななあ、いろんなこと考えても生きてるんだろうなあ。心の弱い人、心の強い人。夢、仕事、恋人。いろいろ。
短編集なんだけど、それぞれの話がちょっとずーつオーバーラップしてるんさ。その感じが心地いい。ゆるーく、なめらかーに。この現実の世界とも繋がってるように思えてくる。

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Posted by ブクログ 2013年06月20日

モラトリアムな若者の話が、やっぱり浅野いにお先生っぽいと思いました。現実味のある結末が多くて、劇的に救われるわけじゃないけど、まあこんなもんで前向きにやってくしかないよな、という気持ちになります。

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Posted by ブクログ 2011年09月09日

実は全2巻の中で登場人物が繋がっていたりする感じ。

そういう仕掛けが好きな人にはおすすめします。

夕方読みたいです。

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Posted by ブクログ 2011年09月01日

この人の漫画は読むと妙な疎外感をかんじるのに
それでも買わせるなにか魔力があるよ。
オンコロコロマトウギソワカーーーーー
たちされーーーたちされーーー!!!!

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Posted by ブクログ 2010年06月03日

大阪は京橋のネットカフェなんて言う退廃的なところで、
退廃的な漫画を読みました。

もう引きずられなかった?
まだ引きずられなかった?

どこまでもおちていくのは簡単で、
何回かの、おちそうになった瞬間のときを思い出して、
だけど、
意地でも落ちなかった過去の自分を少し讃える。


...続きを読むだけど、
あの空間にいると何かがだんだん崩れていきそうで、
どこまでもおちてしまいそうだったので、
3時間パックがもったいなかったけれど、途中で出た。

変わりに、約束の時間までを過ごすために入った、
京阪モールの無印良品がとてもキレイだった。

シンプルかつスタイリッシュに暮らしたいと思った。



どんなになっても生きていけるんだなと思ったけど、
わたしは、おひさまのあたるところで生きたいと思った。

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Posted by ブクログ 2010年05月07日

オムニバスのショートストーリー。
好きなタイプの話じゃないけど、読んだらそれなりに面白かった。ぼんやりと読むには、良いです。生きるって、むずかしいけど、なんとなく、それぞれ生きていけちゃったりするんだなぁみたいな話かな。

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Posted by ブクログ 2010年05月04日

その昔、安達祐実が主演していた、非常に貧乏なむすめが、なぜか毎回毎回ひどい目に遭うドラマが流行ったのだけど、それはそれは、もうどうしてこの子にばかり不幸が!?ってくらい不幸な目に遭うのだ。

だけど、そんな彼女は、乞食に小さな親切をしてもらっただけで、いつもは強く生きているのに、ただそれだけで、つん...続きを読むと泣いたりして(だった気がする)、あまりに不幸だと、こういう小さな幸せが本当に大きな心の支えになるのだなあ、と子供心に感心したりした。



なんてことを思い出させる漫画だった。



私のように(失礼)、何の苦もなく挫折もなく生きている人間には、到底理解しえない「世の中への漠然とした憤りと不信感」をもった人々の物語。



「ありうる」シチュエーションで、「ありうる」展開が、どこか心をざわつかせる。

もしかしたら、私の築いてきたどだいだって、きっとガラスのように脆く、泡のようにはかなく、夢のようにとらえどころのないものだとしたら、どこかで私は、この登場人物の何者にかなっていたのかもしれない。



さて、果たしてどちらが幸せか。



ナンセンスすぎる疑問だけど、先祖様の永遠の命題。

そこで、冒頭の安達祐実ネタに戻るんだけど、

やっぱり幸せって、自分が幸せって思えることが幸せなんじゃないかな。



暴力夫から離れようとしないバカ女や、

引き込もって爆弾をしかける夢をみる大学生や、

ウリをしてヴィトンの鞄を買う高校生や、

午前中からせんべいをかじりながら胡座をかいてテレビを観るおばさんも、



みんなみんな、今の自分を変えない時点で、それを満足していると言うし、

ある意味幸せなんだろうな。



年を追うごとに、人が変わっていくことの尊さをひしひしと感じる。

いやあ、ここまで来たらその性格なおらないって。

まじー!?

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Posted by ブクログ 2010年08月13日

ああ、なんだかもうとても厨二病。好き嫌い分かれる作品だと思います。
読み終わって舌に残る後味の良さというか悪さというか。
中学の時に読んでたら面白いと思っただろうな。

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