【感想・ネタバレ】身の下相談にお答えしますのレビュー

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

先生の回答は痛快で読んでいてスッキリする。そもそも「おなやみ」の読み取り方が素晴らしいんです。さすがだなーと思います。
それから、一番秀逸なのは最後の相談です。

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2019年07月23日

Posted by ブクログ

女性にここまで スパッと言い切ってもらえて 気持ちいい
爽快なアドバイス!

割り切りどころも
非常にツボを得ている

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2014年02月12日

Posted by ブクログ

自分の身に起こってることと
近いことはあんまりなかったけど、
バサッと斬る上野先生の
言葉がかっこいい。

こう読んでいると
自分にはあまり悩みなんてないのか、と
気付かされる。

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2023年01月23日

Posted by ブクログ

十人十色の悩みを読んでるだけでも面白いが、それに対する回答が秀逸。
自分の悩みと重なる部分の回答にはなるほどなぁ、と納得できるし、悩み自体に全く共感できずもやもやしても、返答を見ると先生にばっさり切られていてとてもすっきりする。

楽しいことも辛いことも含めてみんな人生楽しんでいるんだな、と改めて思った。

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2021年10月24日

Posted by ブクログ

新聞連載を愛読している。面白さでは岡田斗司夫氏と双璧かな。「天下の朝日新聞でこんな単語(チ○チ○とか)が堂々と使えるとはいい時代になった」というような意味のことが何回か書かれていて、確かにそうだなあと思う。

上野先生と言えば、その鋭い舌鋒であちらを斬り、こちらをバッサリ、というイメージだが(ま、実際そうなんだが)、「こういうことが達成できたことはすばらしい」というようなことも折に触れて発言されている。この人生相談でも、かつての悩みとの違いによく言及されていて、なるほどなあと思うことが多かった。特に女性の生き方について、古い規範を内面化した相談がほぼなくなっているように思う。確実に世の中は変わっている。遅々とした歩みではあるけれど。そしてまた、新たな悩みや苦しみもあるわけだけど。

ウンウンとうなずいてしまう指摘が随所にある。
「親の幸福より自分の幸福が大事。そう、自分のエゴイズムに向きあい、それを肯定するのが生きる覚悟というものです」
老親との葛藤を訴える女性へのことばであるが、ほんと、その通りだと思った。

新聞に載ったとき、何回も読み返し、切り抜いてとってある回がある。自分と同年代の女性が、娘さん(ウチの娘と同年代)の人生について相談したもの。
「親業のゴールは、子どもからある日、『もうあなたは要らない』と言ってもらうこと」
我が家の子どもは二人とも、下宿して大学生活を送り、そのまま遠方で社会人となり一人暮らしをしている。学生時代にはしてやれることがまだあったが、今やなーんにもない。引っ越しの手伝いもいらないと言われ、結構(かなり、とっても、すごく)寂しい気がしたのだが、上野先生にそれで良かったのだと言ってもらっているような気がした。

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2018年06月13日

Posted by ブクログ

あー、面白かった。人は本当に様々な事を考えて、色んな悩みを持つ。私も悩みが無いわけではないけれど、人に真剣に相談するほどでは無いことは幸せなのかもしれない。愚痴半分で相談することはあるけれど。それにしても人の悩みや相談事の大半のなんと「どうでもいい」ことよ笑 自分の事なら見えなくてモヤモヤするのに、人の事ならすんなり自分なりの答えが出てくる。そういう意味で時折こういう本や、新聞や雑誌のお悩みコーナーなんかは読むといいのかもしれません♪いつか自分の悩みの助けの一端になるかもしれません。

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2016年03月25日

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朝日新聞コラムより、社会学者の著者による身の上(夫婦、親子、人生)&身の下(性) 相談。
バッサリはっきり言う上野千鶴子さんの回答が面白くて気持ちがいい!! 好きだなあ。

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2015年02月22日

Posted by ブクログ

ネタバレ

身の上相談というのは、世の中のいろいろな世界を垣間見つつ、自分にあてはまる回答を得られた時の快感ったらない。
特に、性の話って、本当は人生、恋愛すべてにかかわるけれど、聞くに聞けないことばかり。上野さんは、日本人にとってのタブーを、こんなにオープンに、それはそれはすっぱりと気持ちよく、時に、本当に美しい文章だなあ~という形で回答をのせてくれている。
家族の問題などは、この平和な日本ゆえに、出てくる悩みも見られ、これでよいのか!?と思わされる。いや、身につまされることも・・・
身の下に限らず、考えさせられる一冊。

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2014年10月25日

Posted by ブクログ

少ない言葉を偏りない視点で分析しているアセスメント能力にひたすら脱帽 楽しい読み物、しかし人の混沌や社会学の慧眼に触れる。恐ろしい

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2014年06月30日

Posted by ブクログ

 それほど「身の下」でもない、いたってまじめな問答集。悩みのほとんどは身の下が原因、というのは至言なのだろう。幸い?自分の家族、その周りでは本書にあるような相談が必要になる状況はいまのところ発生してはいないが、今後のために、何となく良い心構えができたような気がする。
 それにしても色んな相談ごとがあるものだ。ほんの一握りのねただけで、これだけのバリエーションがあるのだから、やはりわからんもんなのですなあ、人生は。違うか。

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2013年09月20日

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朝日新聞に「悩みのるつぼ」と掲載されて気になっていたが、本になったとHONZで知り購入。
性の悩み、結婚の悩み、人生の悩みを上野流で切る。
画一的な教育論、社会常識とは違った観点にたっておりおもしろい。
例えば、「ぼくの悩みは性欲が強すぎて、今年受験だというのに、エッチなことばかり考えて勉強が手に付かないことです。」(男子中学生15才)。どのように答えているかは、本書でのお楽しみ。
この悩み相談は他にも美輪明宏などが回答していて回答者なりの見方があり興味深い。Webでも読めます。

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2013年06月18日

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「人生のお悩みの多くは身の「下」から来ます」

作者の上野千鶴子さんのお言葉です。こちらの本は朝日新聞の『悩みのるつぼ』に掲載されたものをまとめたものです
悩みの相談は、自分が共感できるものから、少しドン引きするようなものまで様々。
でも大体がこじれた恋愛関係や、「下」のことです笑

まず良かった点
上野先生のお言葉が、遠回しではなくぐさっと刺さるようなストレート球で、読んでいて痛快なこと
質問を読んでいて、読者が感じることを明確に言語化してつっこんでいらっしゃって、「そうそう、それがいいたいの!」と心地よく読み進めることができます

ただ、上野先生と私の視点が近すぎるのか、「そういう考え方があるのか」という目新しさはあまりありませんでした

暇つぶしに軽く読むにはもってこいの書籍です 

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2019年10月23日

Posted by ブクログ

相談者の甘えや自己陶酔にはバッサリ、ピリッとした回答をされていて興味深かった。

上野女史の定義される結婚=「結婚とは、自分の身体の性的使用権をたったひとりの異性に生涯にわたって排他的に譲渡する契約のこと」に氏の生真面目な一面を見たような気がする(そんな契約を守り続ける自信はないから結婚しなかった、というあたり)。

世の中の人というのは皆自分では真面目で秩序を守っていると思いがちであるが、その実自分に一番甘いものなので、この定義を厳守できなくとも気が向けば結婚しているのではなかろうか。

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2014年10月21日

Posted by ブクログ

一番最後の極めて失礼な質問に対して、
しっぺ返しともとれる鮮やかな回答が小気味良い。
ラストに作者のにやりとした顔が見えた。

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2014年07月27日

Posted by ブクログ

母と娘は仲が悪くていいんです。とはっきり言い切る上野先生。
なにより、悩む必要のないことと、悩む価値があることの腑分けが鮮やか。心の外科医みたい。

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2014年02月27日

Posted by ブクログ

目次を読むだけでも面白い。というか、目次が面白い。
個人的には同じ新聞の人生相談なら、「大正時代の身の上相談」(ちくま文庫)のほうがすき。時代のギャップだけでなく、当時の小説を読む上で当時の一般市民の感覚を知れるのは有益。この本と読み比べても面白い。

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2017年10月01日

Posted by ブクログ

社会学者、上野千鶴子が朝日新聞「悩みのるつぼ」に回答したコラム。タイトル通り、下の相談に関するQ&A集です。なかなか、回答がぶっ飛んでいて、面白かったです。ちょっと具体例を2つ紹介します。

【質問】性欲が強すぎて勉強出来ません(18歳女子)
【回答】むずむずしたら自分でほぐしましょう/セックスには2種類あって、マスターベーションは自分の身体とのエロス的な関係、性交は他人の身体とのエロス的な関係のことです/自分のエロスのツボをよおーく学んでおくと、相手とのセックスにおいてそのセックスのクオリティのよしあしがよくわかります。

【質問】性欲が強すぎて困ります。本物の女の子の体に触れてみたくてたまりません(15歳男子)
【回答】知らないことは知っている人に教えてもらうに限ります/経験豊富な熟女に、土下座してでもよいから、やらせてください、とお願いしてみてください/わたしの友人はこれで10回に1回はOKだったと言っています。

10代の若い男が熟女(何歳から熟女と呼ぶんだろう??)に、やらせてくださいと土下座する姿を想像するだけで、脳みそがとろけそうだ~

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2013年06月02日

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