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三浦しをん氏の日常をまとめたエッセイ集。
三浦しをんさんの作品に漂う、ちょっと古風で込み入った感じが大好きなのですが、この日常からあの作品が生まれるのかー……と、しみじみ眺めつつも、「ぷぷぷ」と笑えるようなお話が満載で、ついつい目尻を歪めてしまいました。
特に面白かったのが弟さんとスーツを選びにいく話(「アイコンタクトレンズ探し」)、マックブックと冷蔵庫の話(「白雪姫の毒りんご」)、ワンピースが欲しい話(「罪深いがゆえに人は」)、ちょっと抜けているファッションの話(「キメきれない」)、ホワーイの話(「暗黒禅問答」)でした。
エッセイってこんなに面白かったのか、と思わされるのは、それが三浦さんの文体と語り口調を以て示されるからなのかもしれません。しかし、それにしても面白い。クスッと笑える話から、思わず声を出して笑ってしまいそうな話まで……。
気になる方は是非。
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『舟を編む』で大ファンになり、最近エッセイも人気だということを知って読みました。
結果として三浦しをんさんの頭の中が覗けて大変面白かったです。
妄想というのはここまで広がるものなのかと。そしてそれを商業出版できる実力を持ってるあたりが人気たる所以なのでしょうか。
盆栽を見かけた時に、ボンサイダーの話が読みがってきそう、、
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すっごく面白かった! 著者の変人、いや天然な行動、思索、文章すべてが良かった。彼女を取り巻く愛すべき友人たち、宝塚に涙する母、娘と一緒にネズミの埋葬をする父。刊行当時のあとがき~文庫版あとがきも良い味を出している。一つだけ気になる点(重箱の隅)があった。「生き物の腐っていく甘ったるい臭い」だ。お嬢さん、その臭いは甘ったるいなんて生易しい臭いではないですよ。
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とても読みやすいエッセイ。
身近な話ばかりであるとはいえ、著者の友人たちが魅力的で、
本当にどんな交友関係を持っているのか、不思議でならない。
いちばんスパイスが効いているのは、あとがき、であり、
その後に刊行されたエッセイのタイトルを知ると、
「なるほど、よっぽど・・・」と思わずにはいられない。
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オタクっぽい趣味とか愉快な友達とか衝動買いをしてしまうのとか、めちゃくちゃ笑えるわけじゃないのにずっとニコニコしながら読めるようなエッセイで好きだった。
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再読。三浦しをんのエッセイは定期的に読み返している。
今作では弟のスーツ探し、コム・デ・ギャルソンのワンピース、京都旅行記などの話が。エッセイでは毎度のように登場してくる弟さん、Yちゃん、腹ちゃん、ぜんちゃん、ナッキー…など、三浦しをん先生もおもしろい方なのだが、先生を取り巻く方々もめちゃくちゃおもしろい。会話のなかでとびかう変化球の嵐と寸劇。お父様とお母様もおもしろい。今後も定期的に読み返していきます、おもしろいんだもの。
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「極め道」「妄想炸裂」と読んだので、「しをんのしおり」。
これで2002年の春までの三浦しをんさんの人間関係と素行調査終了。
自分の名前をタイトルに入れるのはチョット…ということもあり、本来なら「人生劇場」をこの本のタイトルにしたかったようです。
そんなこだわりもあってか、本書に続くエッセイ第4弾は「人生劇場」改め「人生激場」です。
立て続けに読み過ぎたので、少し間を開けてから読もうと思います。
平凡な日常の一コマから、無制限にネタが湧いてくる三浦しをんさんの脳みそは凄いなーと思います。
少なくとも常に私の10倍ぐらいは脳細胞が活動している。
「高倉健の一日」というテーマで軽く本が一冊書けちゃうというのも良く分かりました。
エッセイなので4ページ程でストップしていますが、
例えば、歯磨きのシーンを書いてと頼めば、すぐに10ページくらい書けちゃいそうです。
本書でも、妄想が湧き出てくるスピード感を感じながら、しをんワールドに引きずり込まれました。
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抱腹絶倒とまではいかなくても確かに笑える。
作者が書いた話にはよくお世話になっているのに、作者自身について触れる機会ってあまり無い。
三浦さんの逸脱した感性が光る一冊
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友人に「三浦しをんはエッセイもおもしろい!」とオススメされて購入!うん、おもしろい!
私自身オタク気質なのもあって、ふへって笑いながら読みきってしまった。
なんの話やねんって笑っちゃう話が本当に大好き。
私自身もそういう文章書きたいなって思うのです。
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三浦しをんさんの小説が好きです。
文庫化された小説は完読したので、エッセイにも手をのばしました。
大笑いしました。
失礼ながら、女性にこんな面白いエッセイが書けるとは…
このお笑いセンス、個人的には、漫画家の高橋留美子に匹敵するかと。
小説ではコメディタッチのものもありつつ、シリアスなものもある しをんさん。
やはり、このエッセイは小説とギャップを感じますが、
そこもいい感じです。
他のエッセイも読んでみようと思います。
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デビューエッセイらしいです。
私は先にいくつか、小説などを読んでからなので
すごい高いところにいる、しをんさんのイメージが
ガラッと変わって身近に感じました。
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途中で著者の一人称が変わるため、最初は混乱しました。話の内容はどれも普通なのですが、語り口が軽妙で本来よりも面白く感じられるのだと思います。すらすらと読めてしまうので、隙間時間の読書にぴったりです。私は、一気に読んでしまいましたが。
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「漫画の王国」に生れた小説家の乙女な日常生活。バンドを追っかけ上方へ、愉快な仲間と朝まで語り、わきあがる妄想の楽園に遊ぶ…色恋だけじゃ、ものたりない!なぜだかおかしな日常はドラマチックに展開―日本の政局も、家族の事件も、人気のTVドラマも、考え始めたらいつのまにかヒートアップ!「読んで楽しく希望が持てる」、笑い出したら止まらない、抱腹微苦笑ミラクルエッセイ。(表紙裏)
2か月も空くとは思わなかった。
読んだのは三冊目ですが、刊行されたのはこれが一番最初ですね。今では語り草になっているアルバイト時代の話もちらほら。
ですが、やはり肝は、いつでもどこでも突入する三浦さんの妄想展開でしょう。楽しそう。
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あいかわらすオモシロイwww
ずいぶん長い時間をかけて、ちびちび読んでたけど、めっちゃ「しをんワールド」全開で、読むたびに楽しかった~!www
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楽に読めるし、少し楽しいし、読み飛ばすのに負担を感じない軽い内容。漫画や小説についてもう少し語って欲しかった。漫画もほぼ同世代だけど、あまりにメジャーだったり、あまり面白くなかった。
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久しぶりに読む、しをんさんのエッセイ。やっぱり面白かったです。妄想の話とか漫画の話、弟さんとのやりとり、お友達との会話等、しをんさんってこんな人なんだぁというのをそこかしこに感じられ、楽しい気分にさせてもらいました。
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桃色トワイライトを読んでからだったので、あの濃さで来られるとしんどいぞと思いながら読んだがこちらはスラスラと読めた。慣れたのかな?
勝手に想像ホモ劇場がおもしろくて好き
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三浦しをん氏のエッセイで6、7年前の発行本。 初めて三浦氏のエッセイを読んだけど、本当に面白い人でますます筆者を好きになりました。 漫画が大好きでコミケやま○んだらけにも行くオタクぶりに、バンドのライブにも参戦する。そんな三浦氏がとても身近に感じます。それに爆裂する妄想力には圧巻!普段の生活でも溢れ出る妄想には流石です。その妄想が作品に繋がっているんだと胸熱になりました。 それにしても、三浦氏のエッセイ本は外で読むには笑いが止まらなく危険ですね(笑)
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本人の後書きの通り、「人生劇場」というタイトルの方がしっくりくる内容だった。
本当に何気ない日常を妄想たっぷりに描くところがすごいと思った。
オタクな話は、熱量についていけなくて、ちょっと読み飛ばしてしまったけども。
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同年代なので、2000年くらいの懐かしい雰囲気とか、当時のあの年代の雰囲気なんかがとても共感できて、楽しく読めた。若い!!と思いながらも、その若かった三浦しをん氏が書いた文章を今読んでも妙に考えさせられたり、勉強になったりする。
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「舟を編む」で三浦しをんを知ったのは確か当時高校生の頃だったからもう5年以上前かもしれない。国語辞典の作成に挑むという設定と柔らかな文体がよく合っていて気に入ったのを覚えている。その三浦しをんのエッセイということで期待していたが、大学生の日記という印象で、あの柔らかで繊細な文体は「舟を編む」用であったのだと感じた。
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やっぱり面白いな三浦しをんは。
おそらく同年代もしくはちょっと上だと思うんだけど、ネタ元がよく分かって面白い。
バクチク好きだしさ。
バクチク好きなお友達に聞いたら、三浦しをんは有名らしい。
会報誌に寄稿文出したりするレベルで。
気軽に読めるエッセイなのでした。
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三浦しをんのエッセイ。力の抜け具合が落ち着く。ただ途中、あまり面白くない(はじけてない)のがいくつかあった。以前読んだ乙女なんとかっていうほうが面白かった。
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先に「シュミじゃないんだ」を読んでから、しをんさんとご友人の考えた「ボンサイダー」のファンゆえ、この単語を見た瞬間購入してしまった。ボンサイダー、激しく映像化希望です。テレ朝さん、どうだろうか!?(できれば「裏」のほうと合わせて。)
大きな波は立たぬ日常でも、しをんさんの目と感性で見ればこんなに面白く愛おしい。
私もなんでもない日常を楽しんで生きてみたい、そう思えるエッセイ。