感情タグBEST3
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はじめて、息がとまるかとおもった詩集。
粘膜の感触や汗に濡れた背中の熱い体温、「喧騒の中で世界にふたりきり」な感覚、時が静止して永遠にすら思えるような一瞬、そういうのがぐぐぐっと立ち上がってきて、眼の裏が灼けるよう。
キッチュで幼くてしかしものすごくえろい。乱雑で清らか。
言葉が完璧なリズムで暴力的に美しく迫ってきて、
この世界に恋してしまう。
うっとり。
そう、ここから穂村弘に取り憑かれたのでした。
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詩集を買ったのは初めてです!
文芸部の先輩に勧められて読んでみました。
全身全霊で恋をした人なんだなあと。
ほどよくえろで、でもそれが全然不快じゃない。
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ああ、この人の詩ってすごいエロい。
それだけです。頭良いんだろうなあ。
表紙も可愛いので、お気に入りの一冊です。
本屋さんのカバーはめずらしく「いりません」です。
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歌人、穂村弘の優れた恋愛詩集。
お気に入りは「獣姦爆撃機」。
男性の抑えがたい性衝動が「獣姦」の語の繰り返しでもってあらわされリズミカル。ただ、この凶暴な衝動は恋人には向けられることがない。最後の「君の寝顔を見に行きがてら」。生理的欲求である性衝動と対比させ、恋愛感情を鮮やかに映し出す。
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エロ耐性があり、かつ、グロ耐性のある方でないと、こころが傷つくおそれがありますので、お気をつけください。ね。とってもおもしろかったし、穂村さん、若いな!!と思いました。
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寂しさを超越した虚しさ。自暴自棄。狂気的な求愛。孤独。周りが見えなくなるほどハマっているようで、不気味なほど冷静な視点。
以上が読んでいる時の印象。アベコベな雰囲気が危うくて、ほっとけなくて、ハラハラとした気持ちで見守るように読み入ってしまった。あらすじで明かされますが、穂村氏が失恋した時に書いた詩なんだとか。なるほど。
失恋時の静かな爆発や、ぐしゃぐしゃとした気持ち、潜んだ毒々しさ。そんな言葉にし切れない想いは、この人の手に掛かるとこんな詩が生まれるのかと妙に感心した。
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ほむらさんが失恋したときに作った詩でできた詩集(あとがきより)とのこと。
この病んだ感じがすごくよかった。そういう苦しいときには、不用意に言葉があふれるのですね。ぐしゃぐしゃでもいいのだ、たぶん。
うるう秒の携帯電話番号がすてき。
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ほんのまくらフェアで紹介されていて気になっていた1冊。あらすじにある通り、「甘美で危険な純愛凍結詩集」と、まさにそのものでした。甘美なものは、こんな風に思われたら幸せだろうなと思う部分も。
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「しらたき」が好き。
昨年、上野公園であった「読書のフェス」でご本人が朗読していて、どういう発想でこういうおもしろい詩がかけるのか、と思いました。
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「なかむらむつみ」(仮名)と付き合ってから、そして別れてからの詩集。
難しくなくて可愛くて好きである。この人の詩は。
あとがきの「似ているふたりは苦手なことも似ているので、
現実の苦労を共にするとき、意外にもろい一面がある。」という言葉にひっかかり。
「国道にて」「かき氷の日」「ナンシーちゃん」
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ほんのまくらフェアで魅かれて購入。
普段あまり詩に触れないので新鮮でした。
穂村さんは海が好きなのかしら
彼女とよく行ったのかしら
言葉は甘い凶器であるなあと思いました
あとがきに、恋愛の時系列で並べなおしてある、とあったので
もう一度意識して読もうと思います
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前に読んだ気がしないでもないけど多分ない。
いやしいやし。(て書くと「いやしい」で切って読めてしまいます。)
わりと単純に、「ゆめ」が好き。
あとは「求愛者」。
*
眠っていたらごめんなさい
なるべく静かに舌で呼び鈴を押す
(求愛者)
*
きしょくわるい。
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吉野朔実さんの解説漫画がこれまた陽水の「氷の世界」をフィーチャーしていて秀逸なんだ…
「獣姦爆撃機」変な勢いの竜巻がとおりすぎていき、「チョコくっキ」かわいいかわいいあのこ。
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シュールで愛おしいコトバたち。独特の世界。
うふふってしたり、ちょっと切なかったり。
ロマンティックでエロティックで
いいテンポです。
デニーズラブ
氷川丸
ドライブスルー
キスをしながら
マイエンジェル
ホームレスバター
ムーンライト
あたりが、好ーき。
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※読書メーターの感想の転記です
久々に詩集を読みました。若い!若さに溢れてる!
少し漫画テイストですね。
皆さんの感想が「気持ち悪い」とか「変態」とか
色々書かれてますが同感です☆
内容に反してあとがきが爽やかでした(^-^)
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う~ん
穂村さんけっこうすきで(ダビンチの短歌とか)
最初のほうぱらっとみたらよさげだったけど
イマイチだった~
きもちわるい(っていったらわるいけど)
大人の恋愛
でも最初のやつとかデニーズのやつはよかった
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獣もヒトも求愛するときの瞳は、特別な光を放つ。見えますか、僕の瞳。ふたりで海に行っても、もんじゃ焼きを食べても、眠っても、深く深く共鳴することができる、心のシンクロ率の高い僕たち。だから、いっしょにレートーコに入ろう。歌人にしてエッセイの名手、穂村弘が贈る、甘美で危険な純愛凍結詩集。(「BOOK」データベースより)
あした世界が終る日に一緒に過ごす人がいない
このフレーズたしかに残ります。本のまくらフェアで1位になったのも分かる気がする。私はホームレスバターが一番好き。冷蔵庫の中に目覚まし時計がある光景が目に浮かぶのと、場所をとられて寂しそうなバターがせつない。
恋愛の進む順に詩が並んでるのがまた面白い。読むたびに新しい気付きがある詩集だと思います。
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天才の文章は天才にしか分からないのかな。
でもしかし「あした世界が終わる日に一緒に過ごす人がいない」のこの一文だけで、穂村氏の才覚が感じられる。
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書店フェアにて惹かれて購入。
詩の難しさを改めて実感。
恐らく、作者と同じような体験してないときつい。
少なくとも自分は理解するのに苦しんだ。
ただ、ことば遊びなどは見事だった
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詩集は私にはまだ難しかったです。この本が詩集として良いものなのかどうなのかはわからなかったけれど、読みやすいかなあ、とは思いました。
「あした世界が終わる日に」「おねがい」「かき氷の日」「クリネックス」が好き。
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自由な発想が気持ちいいなあ。でも、谷川俊太郎の詩を読んでも思うのだけど、男の人の詩には自慰がよく出てくる。よっぽどそのことを考えているんだろうなあ、なんて勝手に考える。何もないのに海に行くという趣旨の詩が好きでした。
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歌人・穂村弘による歌集は、裏表紙の言葉にあるように、甘美で危険な純愛凍結詩集、この一言に尽きる。
超直球ど真ん中を投げてきたかと思えば、謎の魔球を投げてくる、そんなバッター泣かせの迷投手が放り投げる言葉のボールを全てうまくキャッチしようと思わない方が賢明なのかも知れない。
中には、女子が思わずひいいいいとなってしまうこわあいのもある。「おねがい」「手をとめて」「海に来たのは」が私は好き。