【感想・ネタバレ】白い封印 美術調律者・影のレビュー

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Posted by ブクログ

ラストへ向かってのうねりは非常に素晴らしいが、前半はいささか繰り返しが多い。
たとえば、影の出自について繰り返し同じ言葉で語られることは、全体としてみれば一種の詩のリフレインのようにも思えるが、小説としては少しくどいのではないかと感じられた。
とはいえ、このモチーフは怖い。今までで一番怖い。前作の黒い楕円でも、句点を楕円に変えるという恐怖の着想が凄かったのだが、これはもう、変えなくてもどこにでもあるというのが怖い。
白い矩形。それこそ、どこにでもある。
結局、影の真の出自は語られることなく終わり、おそらく黒形上の悪霊もまだ消滅してはいないのだが、影がその宇宙的恐怖に耐え、生還するというラストは感動的ですらある。
なお、美術調律者・影の最新作は創土社のCMFシリーズからこのたび刊行された。めでたい。

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2015年12月09日

Posted by ブクログ

美術調律者シリーズの第三弾。

影が少しづつ強くなってきてて
お父さんとの対決も面白くなってきました。
形上家の謎とかも出てきたので
これからの展開にも期待です!

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2014年02月20日

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