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Posted by ブクログ
エウレカセブンのエンデンィングを、当初の構想に従って再構築・漫画化したもの...らしい。
物理的にすれ違ってばかりの序盤、ピンチを救う爽快感、エウレカらしさはあるものの、本編の終盤よりもどこか悲壮感が強く、重苦しい感じがする。
世界を救うためにエウレカが犠牲になることを選び、そうじゃない道を探すレントンという構図は変わりがないものの、その過程でせっかく獲得した人間らしさを失わねばならない(=エウレカが姿形ではなく内面として、別のものになっていってしまう)ために、より辛さが増している感がある。
アネモネにもスポットが当たっていて、人間を理解するためのコーラリアンというエウレカに対し、真逆のポジションであるという味付けが加わって、より対照的なキャラクターになっている。これはこれでいいな。
クダンの限界を止めるために、エウレカは記憶を分け与えていく、という感じだけれど、クダンの限界はコーラリアンが人類を理解することとは関係なく起こる現象だったような記憶があり、その辺は分からない。
分け与える記憶の数は多分七つ。エウレカセブンを回収するってことかな。