【感想・ネタバレ】闇夜 警視庁失踪課・高城賢吾のレビュー

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Posted by ブクログ 2022年06月02日

前回、骨が見つかったところで終わったのですが、その骨が娘の綾奈であることがわかり、失意の中でお酒に溺れていく主人公。

そんな彼の元に、娘が亡くなった時と同じぐらいの年齢の子が家に帰ってこない。という通報が来て主人公も捜査に参加します。

主人公の立ち直るきっかけになればと思い、読み進めました。...続きを読む

前回のサラッと流した事件が、こう発展するとは!?

それにしても、お母さん、立ち直り早っ!

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2023年05月22日

【警視庁失踪課シリーズ第9作目】
高城の娘は遺体で見つかった。その事実をつきつけられ、本を読み進めるのを躊躇しそうになる。高城は酒浸り生活になり、犯人を見つけそうもないし。
その時に、娘が失踪したときと同じ年7歳の少女が行方不明になる。失踪課のメンバーと探すが、遺体で見つかる。犯人を捜し始めるとまた...続きを読む7歳の少女が行方不明になる。犯人は少女に悪戯もしており、パンツを持ち去るという気持ち悪い事件。
この事件の犯人を捜す高城に、失踪課のメンバーや長野や懇意にしている犯罪被害者の会の人たちに、他に探す犯人(娘の事件)がいるだろうとさとされる。
犯人は、前作で拳銃を持ったまま失踪し自殺した新米警官の兄。あの時に気づけていれば、少女の死はなかったと、法月が悔いる。
さて、次作で最終回らしい。娘の事件の犯人を見つけるだろう。読みたいような読みたくないような。高城が最後の事件といっているのも終わった後に刑事をやめてしまうようで気になる。

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Posted by ブクログ 2020年11月26日

行方不明だった娘との悲劇の再会。そしてまたアルコール漬けの毎日を繰り返していた中、部下二人から事件に引っ張り出される主人公。少女をめぐる事件で否応なく被害者家族としての人格と刑事としての人格が交錯する姿が、今の主人公を説明しています。上司の真弓が「生きている限り、人間は何度でも立ち上がれる(略)P2...続きを読む23」わたし自身もその言葉を信じたいです。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2020年09月18日

このシリーズは被害者を含めて捜査の中で死人が出ない作品もあったんだけど、今作は果たしてこの人が死ぬ必要はあったんだろうかと思う人が死んでしまい、やや戸惑った。今作はシリーズ9作目で、完結のひとつ前。主人公をシリーズを通しての大きな問題との決着に向かわせるために必要なことだったんだろう。重い役目を担っ...続きを読むた作中の親子に敬礼したい。
二子玉川駅周辺の描写で分かりにくいところがあり、どうしても気になって地図を見ながら確認したので、高島屋周辺の道にやけに詳しくなってしまった。

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Posted by ブクログ 2020年09月07日

あれだけ引っ張った行方不明の娘の死体が見つかったって状態で始まるキツい一冊、シリーズ9作目。内容は失踪課らしくなく普通の刑事物ぽく捜査が進んでいく。まあテンポ良く面白い。ここで前作で自殺した警官が出てくるとはね。もはや愛着で読み続けてるだけのようなもんなんだけど、次で最後みたいなので続けて読む。

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Posted by ブクログ 2017年04月17日

前作の「牽制」で描かれた警察官の失踪事件。
自殺の理由も謎のままで、遺書も謎めいた短い文のみだった。
えらく中途半端な描き方で、「牽制」のストーリー展開に必要だったのか?という疑問さえあった。
まさかこの「闇夜」にエピソードが繋がってくるとは!
思いもよらない展開に驚き、堂場さんの伏線の巧妙さに感心...続きを読むした。
綾奈と同じ年代の少女が犠牲者となったことで、高城の中にも犯人に対する強い気持ちが生まれる。
先へ進むための原動力に悲劇的な事件がなってしまったのは哀しいけれど、高城にとってはまた一歩前に進むことが出来たのではないだろうか。
それにしても、田口の持っている「運」は何だろう。
ここぞというときに当りくじを引いてくるような、持ってうまれたものかもしれないけれど・・・。
失踪課の戦力としては普段はあまり使えない田口だけれど、その分「運」を使って貢献している?と考えると何だか面白い。

捜査本部で捜査員たちを前に話す高城の姿は、切なくて胸が熱くなった。
犯人を捕まえたい!
もう犠牲者は出したくない!
その場にいた捜査官は、きっと全員が同じ思いをより強くしたことだろう。
被害にあった我が子は守りたい。
もうこれ以上傷つけたくはない。
そんな親の気持ちと、犯人を捕まえたいという警察側の気持ち。
どちらも正しくて、だからどちらも譲ることが出来ない。
犯罪被害者家族の辛さは、その立場にならなければきっと誰にも理解できない。
高城をや同じ被害者家族だからこそ通じる何かが、被害にあった少女たちの両親の心を動かせたのだと思う。

綾奈の命を奪った犯人は誰なのか。
いよいよ事件の核心に迫る次作の「献心」。
楽しみにしている。

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Posted by ブクログ 2017年04月06日

読み進めるほどに、今後の展開が気になる失踪課シリーズ。
失踪課の仕事に徐々にやりがいを見出していたが、娘綾奈と悲劇の再会をし、再び酒浸りの生活に戻った高城。
そんな高城を、仕事に駆り出して立ち直らせようと画策する失踪課の面々。
そして今度は、愛美に悲劇が襲いかかる。もう、彼女とは相棒を組めないのか、...続きを読むそんな危惧をいだきながらも、娘が遭遇したのと同じような事件の捜査に、高城はまい進する。
この事件が解決したら、いよいよ綾奈の事件と向き合う覚悟を強いられる高城。
このシリーズも、最終話へ・・・

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Posted by ブクログ 2017年01月31日

警視庁失踪課・高城賢吾シリーズ第9作。

再び酒浸りになった高城警部だが、7才の女の子が行方不明になったことを知って、執念の捜索を開始する。

まわりとの軋轢をものともせず犯人を追いつめていく高城。そんな彼を理解する失踪課メンバーのさりげない優しさが随所に光る。前作の動機不明の事件が関わってきたのに...続きを読むはびっくり。

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Posted by ブクログ 2016年07月24日

行方不明の娘を持つ失踪課刑事、高城賢吾。
最悪の結果に終わったが新展開。
酒に逃げるのはわかる。逃げ切れないのもわかる。
ただ、娘の事件解決へ踏み出したわけではない。まだもう少しかかるのだろう。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2015年05月22日

娘をもつ身には、辛い事件が題材となった。
このシリーズは、メインテーマからして“そう”ではあるけれど(笑)。

無慈悲なまでに唐突に訪れた、ヒロインの悲劇には心が痛むところだが……

“高城の事情”が、さらに一歩踏み込まれた点、次作(次が最終?)への期待値が急上昇。

堂場瞬一に外れなし、無事更新...続きを読む

★4つ、8ポイント。
2015.03.29.古。

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Posted by ブクログ 2014年09月28日

高城の自虐性と有能さのアンバランス加減と、それを厳しく支える部下の愛美との関係が、このシリーズの一番の魅力かな。
いつの間にか醍醐も立派になってきたし、上司の真弓も有能さと気配りを見せるようになってきた。ここまでチームとして成熟してきたからには、シリーズも終わりが近いんだろうな。
願わくは、高城が真...続きを読むの生きる目的を得ますように。

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Posted by ブクログ 2014年09月13日

シリーズの最後の方みたいですが、これだけ読んでも違和感はなかったです

自分の娘を殺され、酒浸りになった高城賢吾警部が、幼女誘拐殺人事件の犯人を執拗に追っていくというお話です

幼女誘拐殺人という悲惨な事件ですが、読んでいるのが辛くなるような内容ではなく、高城警部の悲しみや悔しさが伝わってくるような...続きを読む作品でした

警察物としてはとても読みやすいと思います

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Posted by ブクログ 2014年05月18日

主人公 高城賢吾の人生が投射された小説
アンフェアシリーズの雪平が自分の心情を
語るようなイメージです

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2013年07月14日

失踪課、高城賢吾のシリーズ。
前作『牽制』の衝撃のラストから、この作品につながります。

酒でボロボロになった高城に、部下の愛美と醍醐がまさしく水を浴びせかけ、
事件現場に引きずり出す。
少女の行方不明事件。。。その事件は高城にとっては白骨遺体となって発見された愛娘への念を掻き立てるものだった。

...続きを読むそして行方不明事件から暴行殺害事件となる!

高城は事件と向き合い、自分と向き合えるのか。
娘が殺害され発見された現在、自分が刑事でいる必要がどこにあるのか。
なぜ酒に溺れていてはいけない。。。。

高城が自問自答し苦しむ中、愛美にも変化が。
同じ気持ちを違うかたちでくるみ、事件に没頭する高城と愛美。

犯人を捕まえようと必死になればなるほど、娘の事件が追いかけてくる。
次作、高城は娘の事件と向き合うことになるのだろうか。

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Posted by ブクログ 2020年10月31日

警視庁失踪課・高城賢吾シリーズのラストに向けて、酒浸りで底まで沈んでしまった高城賢吾が、遂に浮上する事となるシリーズでもキーとなる本作。
しかし小説とは言え、少女誘拐事件は胸糞が悪くなる。
やはり辛いけれども現実に向き合い、そして立ち向かわなければ、本当の意味で乗り越えることはできない。
そのための...続きを読む過程として、被害者家族が憎しみを向けるためにも、その矛先となる犯人を一刻も早く捕まえなければならない。
そしてクリスチャンであったとしても、犯人を殺してやりたいと思う事は必要なんだと。
悲しみの次に憎しみの時を迎え、そしてようやく大切な家族を失った現実を受け止めるフェーズに辿り着く。
果たして自分の身に置き換えたらどうだろうか?
考えるだけで辛いけど、きっと想像の域を超えているだろう。

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Posted by ブクログ 2018年11月16日

警視庁失踪課・高城賢吾シリーズ第9弾

世田谷で小学生女児が行方不明になる事件が発生。

行方不明だった娘の綾奈が遺体で見つかり、再びどん底の生活に陥っていた高城を愛美が引っ張り出し、捜査に参加させる。

しかし女児は乱暴の末、殺害される痛ましい事件に発展し、高城は過剰に捜査に熱中していいく。...続きを読む

事あるごとに周囲から娘・綾奈の事件と向き合うことを要求される高城。

事件を通し、憎むべき相手を見つける決心をしていく。


綾奈の事件の詳細はあまり語られていません。
この巻も最終章に向けての序章です。
どんな結末を迎えるのか楽しみです。

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Posted by ブクログ 2018年06月14日

娘・綾奈と悲劇の再会からふたたび酒浸りの生活に戻り、無断欠勤を続けていた高城。失踪した七歳の少女の捜索に引きずり出されるが、少女は絞殺体で見つかり、事件の担当は失踪課から捜査一課に移ってしまう。娘を失った両親に自身を重ねた高城は犯人を捜し出すことを誓い、わずかな証言を元に執念の捜査を続けるが…。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2014年06月15日

女児殺害事件の話。読んでいるときに今市市の女児殺害事件の犯人が見付かり虚構と現実が入り混じった気分だった。作中で主人公の相棒の母親が死ぬなど救いがない。

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Posted by ブクログ 2014年02月15日

今回の捜査は幼女誘拐事件から始まる。
刑事 高城は仲間に引っ張られ、捜査に参加。
自分がしなければならないことを考えながら、犯人を追う。
その結末やいかに!

2014.2.14

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Posted by ブクログ 2014年02月11日

しまった
一冊飛ばして読んでしまった
シリーズ物は番号をふってほしいなぁ

最近、子供の連れ去りが多い
このタイミングで少女の連れ去りと殺害事件ものって
この犯人には極刑でもあまりある

高城さんが事件に向き合っていけますように

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Posted by ブクログ 2013年11月18日

なかなか良かった。前半は高城の絶望と暴走から始まり、人間関係が変わってきたのが感じられた。なかなかいい感じになってきた。最後に向けてどうなるのか楽しみです。あと一冊です。

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Posted by ブクログ 2013年11月13日

シリーズ9弾。
酒に溺れることで逃げる高城と、
彼に厳しく接してくる仲間。
立ち直るように厳しく当たるのだろうが、
かなり強引だな、と感じた。

作品自体はあまりクオリティは高いものではなく、
シリーズを読み続けてきた読者としては
それぞれにしっかりとした落とし処を描いてもらいたい。
全てハッピーエ...続きを読むンドでなくてもいいから。
それぞれの

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Posted by ブクログ 2013年10月03日

前作の一つの事件がここにつながっていたのか。
今回の高城さんは、かなり暴走ぎみ。
そして、今回の事件は、親の立場から見ると、結構きついです。途中で、うわー! って感じで、放り出しそうになり、とにかく猛スピードで最後まで読みきった。

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Posted by ブクログ 2013年08月07日

8月-1。3.5点。
酒におぼれる高城。幼女殺人事件が発生し、
失踪課が強引に高城を捜査に引きずり出す。
高城は復活するのか。

ラストへの序章の意味合いが強い気がする。
長野の動きが鍵かな。
本筋は、まあまあ面白いかな。明神も。

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Posted by ブクログ 2013年07月06日

失踪課シリーズ第9作。

たまたま積読状態だったから、前作から続けて読めたが、3か月待っていたら、結構つらかったのではなかろうか。
そして次作。いよいよ完結。

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Posted by ブクログ 2013年06月29日

娘・綾奈と悲劇の再会からふたたび酒浸りの生活に戻り、無断欠勤を続けていた高城。失踪した七歳の少女の捜索に引きずり出されるが、少女は絞殺体で見つかり、事件の担当は失踪課から捜査一課に移ってしまう。娘を失った両親に自身を重ねた高城は犯人を捜し出すことを誓い、わずかな証言を元に執念の捜査を続けるが・・・・...続きを読む。(背表紙より)

初めて読む作家さんですが、面白かった!ドラマを見ているようです。娘を誘拐・殺害された刑事が少女誘拐の捜査をするという出き過ぎ感も否めませんが(^_^.) 現実はともかく、お話としては面白かった。シリーズものみたいなのでまた読むかも。

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Posted by ブクログ 2013年06月10日

いよいよ次作は最終章か、いろいろと展開に無理を感じたシリーズではあったが、読みはじめると、ついついストーリーにはまってしまった。

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Posted by ブクログ 2013年05月26日

事件がとても嫌な事件なので読んでいて嫌になるけど(それで★ひとつマイナス)、実際にあるんだよなあ・・・
犯人がちょっと身近過ぎる感じは受けた。

それと、この失踪課のメンバーってどうも性格良くないやつが多いなあ・・・

次巻で完結のようで、どうまとめるのでしょうか。
ハッピーエンド的な終わり方はない...続きを読むように思いますが・・・

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Posted by ブクログ 2013年05月24日

シリーズ第9弾。
物語も佳境に入って来た。
前作で娘・綾菜を失った高城は酒浸りの日々を送っていた。そんな中、小学校2年生の少女が暴行されて、殺される事件が発生する。
自分の経験とシンクロし、やや肩入れ気味の高城に若干引いてしまうが、最終章に向けて、準備は整った、って感じの作品。

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Posted by ブクログ 2013年06月07日

被害者が姪と同じ年頃なので、嫌な気分を味わいながら読んだ。
でも、現実にこんな卑劣な犯人もいるんだよね。
子供に手を出す犯罪者は絶対に許してはいけない。
このシリーズも次回で終りか?
人間はいくらでも立ち直れるって。

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