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穏やかな男がブチギレして
無理矢理って大好物です❤️
こんな自分が、むちゃげすいなって思うけど笑
できれば、後半までその誤解を引きずって欲しかったけど、妥当な感じで関係性は修復されます。
まぁ、そうじゃないとなんで人望あるかわからんからね
Posted by ブクログ
広大な領土を誇り、権力を恣にした翰帝国。
佳宵は、その帝国の皇子だったけれど、十三歳の時に、異形の姿となってからというもの、貴人の館で、賓客に供されるようになってしまう。
佳宵は、銀髪に特殊な眼光をしていて、背に羽が生えてしまっていたのだ。それは、佳宵の母親が、鳥と不義をなした証でもあった。
それ以来、性奴として扱われる佳宵であったが、国の危機により、北方の異民族・匡祖氏へ下賜されることになる。
体のいい厄介払いに、父に優しくされた記憶にすがるしかない佳宵の心は深く傷つく。おまけに、北方の民族は野蛮な一族であると吹き込まれた佳宵には、恐怖の対象でしかない。
いやいやながらも、拒否権のない佳宵は、北方へと赴くしかなく、長である泰誠の元に囲われることになる。
ところが、泰誠は佳宵の予想とは違い、精悍で心優しい男であり、なにくれとなく佳宵を気遣う。
けれど、長らく人に優しくされたことなどなかった佳宵はその行為をどう受け止めてよいのかわからず、泰誠の行為を無にする行動に出てしまう。
すると今まで良好な関係を築いていたのにも関わらず、一気に二人の関係は悪化してしまう。
泰誠は、佳宵を犯し、囲うことで自分の鬱憤を晴らそうとするけれどまったくすっきりしない。
一方の佳宵は、再びやってきた悪夢のような日々に、「やはり」という思いしか抱けずにいた。
という話でした。
せっかく、つらいところから出て行けたのに、すっかりつらいところの環境に慣れてしまっていた佳宵は、つらくないところでどうやって振る舞っていいかわからなくて、ついつい余計なことを言ってしまって、泰誠を怒らせて。
けど結局、泰誠が自分の本当の気持ちに気が付いて、佳宵にそれを告げようとしたところで、火事が起こって、その隙に佳宵は攫われてしまう。
泰誠は結局、自分ひとりで佳宵を助けに行くけれど、敵に囲まれて、絶体絶命のピンチを迎える、というところで終わっています。
思わず「続きをくれ!!」と叫びたくなってしまうレベルです。
なので、この本を読むときは必ず、続きを用意してから読んでください。
かなり凄惨なお話ですが、その分だけ救いはあって……
ファンタジーな鬼畜めBLが好きな方にはかなりオススメだと思います。