【感想・ネタバレ】しくみづくりイノベーションのレビュー

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Posted by ブクログ

イノベーションの実践手法を、MDBD(マーケティング・ドリブン・ビジネス・デザイン)という方法論で実践すること=しくみづくりイノベーション、と定義する本。

本書の一番の価値というか面白さは、現在重要視されているビジネストレンドや方法論などが、"イノベーションを実践する"というプロセスの中で、それぞれ関連しあっていて、どんな前後関係にあるのかを発見できること。そして、各論の話だけだと、実際のビジネスシーンで必要な全体を俯瞰することがしづらくなるのを、回避してくれる。

登場するビジネストレンドは、アブダクションによる推論、ビッグデータ、インフォグラフィック、エスノグラフィー、オープン・イノベーション、ネットワーク理論、ビジネス・エコシステム、リーン・スタートアップ、デジタル・ファブリケーション、プロトタイピングなどなど。


1から7章構成のこの本、1、2章は、ある程度既視感のある話が多くこの手の本を多く読んでいる人は読まなくてもいいが、MDBDの各論に入る3~5章、実践するためのマネジメントに関しての記述の6章が面白い。

すごくバランスのいい本であるが、それぞれの詳細を実践するには、それぞれのテーマの本を読むなり、知識の専門性を深めつつ実践を行うことが必要なのだと思う。

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2012年09月28日

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