【感想・ネタバレ】われ日本海の橋とならんのレビュー

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Posted by ブクログ

とても素晴らしい本で、日本では大げさに報道されることも多い中国の実情、そしてそこでの著者の活躍について驚きを感じながら読んだ。外国に対するメディアの情報はテレビやネット本問わず、ある程度政治的なバイアスがかかる。けれど、この本を読むといま中国を取り巻く空気を実感できるような感じがして、本の値段以上に内容の濃い読書体験だった。ただ、著者も言うように本当は、実際に若いうちに海外に出て、世界を体感するべきなのだろう。著者の人間性も含めて、自分にとってとても刺激的な本だった。

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2013年04月18日

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中国に対する考えが変わります。いかに自分が知らず、中国に偏見を持っていたかを痛感しました。表紙のデザインが素敵で、手に取りたいと思う一冊でした。

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2012年11月23日

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著者は高校から北京大学へと進学、大変な努力家で活力に満ち溢れ様々な経験を数多くこなしている若者。かつて新渡戸稲造がアメリカとの架け橋となろうとしたように、中国と日本との架け橋とならん、との思いから日々の活動の様子や思いなどを書かれた著。
 彼のような人物が更なる経験と研鑽を積み、日本の中枢でリーダーシップを発揮いただけることを期待し応援していますし、日本が彼のような人間をリーダーにできる国で有って欲しいと切に願います。

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2012年06月01日

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中国に興味を持ち始めるきっかけを作ってくれた本。
共著を除き、加藤嘉一さんの日本での2部目の本で、本人の生い立ち〜現在、中国と日本の架け橋になっていきたいという意気込みを綴っている本です。
政治情勢、中国人の特徴というところにも触れていることは触れていますが、それは本人著の別の本に任せています。

彼のようなVitality溢れる日本人がこれからの日本には必要だと強く思います。

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2012年05月20日

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中国の現状を知る一番の日本人の書いた本。彼の努力に感心すると共に、一体どこから彼のそのハングリー精神は来るのだろうかと思った。同い年なので負けずに頑張らなきゃなと思いました。だから、英語の勉強頑張るぞ!

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2012年03月23日

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ネタバレ

7冊目。加藤嘉一による中国文化論。この人を中国語の授業で知って以来尊敬してやまない。特に勉強や生き方のストイックさ。圧倒的に恵まれているのに、横並び意識からリスクを取れない日本人として、自分が恥ずかしい。

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2012年03月14日

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・制度による自由と意識としての自由

・擬似的な政権交代。国内世論を見たスピード感のあるトライアンドエラー

・インターネットの影響

・戦略的途上国を脱却できるか(日本は何をすべきか)

・共産党の正当性のための反日

・国民(若者)にとっての反日≒反自分

・日中ともに相手に対する劣等感と優越感の壁を持つ

・暇人の存在(地方、地元、時間あり。知識としての関心と生き方としての無関心)

・面子経済学

・日本人の公的意識→統制がとれる、変化できない

・語学習得
1.辞書を毎日めくる
2.英語での一人芝居(1人2役)をする
3.英字新聞を読む

・自分をコントロールした発言
1.日本人であること
2.中国にいること
3.政府・有識者への建設的提言であること(政府要人が読む)
4.平易であること

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2012年02月12日

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いろいろ批判する向きもあるようですが、加藤嘉一という人物はとても魅力的だなぁと思います。
中国事情の解説というよりも、自叙伝に近い。
彼の中国観は日本人から見た中国観を相対化することが出来ます。そのexperienceだけでも、読んだ甲斐があったなと。

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2012年02月10日

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中国について無知だった私には、とても為になりました。
なによりも分かりやすい!
政治本やテレビニュースを見るだけでは窺い知ることのできない中国の“今”を、少しだけ教えてもらえた気がします。
著者の熱意に感化されて、隣国中国にとても興味が湧いてきました。

また、語学習得方法についても興味深かったです
真似はなかなかできそうにないですけれど…。

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2012年01月28日

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日本で生まれ育ち、中国で生活しているからこそ知っている情報。現在の中国の現状をどちらにも偏りのない見方で分かりやすく伝えてくれる本だと思いました。一番興味深かったのは、中国が国家として個人として日本をどう捉えているのかというところでした。対中関係は、今後より一層重要になるでしょうし、日本として日本人として隣国中国とどう向き合っていくかのヒントになるのではないでしょうか。

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2012年01月08日

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今の中国を感じることができた。たくさん中国に対して誤解していることもあり、中国の事情を知りたい人、海外に出たい人にはオススメ。

妻の母親が来日する前に読んでおけば、喧嘩の回数が減ったのに(^-^)/

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2012年01月06日

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面白かった。
中国に対する誤解って確かに指摘の通りあるよな、と。
「空気」読む日本の居心地の悪さ、分かる。
独学で、かつ金をかけず、数ヶ月、数年で語学をマスターしたとは感服。やり方次第だなと改めて思う次第。

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2014年03月30日

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ネタバレ

中国で一番有名な日本人となった経緯と中国観について述べられている。
尖閣問題のテレビの生放送でのコメントのすばらしさをきっかけに出演依頼が殺到した。
中国語は人民日報の暗唱と積極的な会話。
中国に対する考えは同意できるところが多い。

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2014年03月23日

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ネタバレ

(カバー折り返しより)
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人の波がぶつかりあい時代のエネルギーが炸裂する。アジアでいちばん激しく生命力があふれた国、中国。中国で「もっとも有名な日本人」となった著者が、内側から見た人にしかわからないリアルタイムの中国を語ります。
こから見えてくるのは、中国、日本、世界の現在。日本は、そして日本人は、これからいったいどこへ向かえばいいのか。
私たちの課題も見えてきます。
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高校卒業後に国費で北京大学に留学し、2005年の反日デモに関するテレビ出演から一躍"中国でもっとも有名な日本人"となった著者による、中国のいまを解釈する1冊。
面白かった!
実際の中国で起きている現象の解説がそれぞれ非常に納得的で、中国のロジックがよく分かります。
また、著者自身について書いている部分が凄く面白いし感化させられる。ランナーとしてのストイックな一面と、外国語習得のための努力に脱帽です。

以下、面白かったトピック
・日本の「空気」としてのタブー
・民主的手続きがないからこその、中国政治の成果主義
・広大な国土に13億人が暮らす多民族国家を統治するという至上命題
・日本の対中外交のカード「反日感情」
・面子が貨幣のように流通する
・面子とプライドを賭けた復興施策

こういう若くして頭角を現す評者が出てくると、頼もしいですね
ちょっと眉唾っぽい感じもするのですが、個人的には応援したいと思います

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2012年11月25日

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何かと対立構造になりがちな中国について、客観的な立場から書かれており、内容も日本では得られないものが多く非常に興味深かった。現在も領土問題やエネルギー資源などで関係が悪化しているが、その根底に流れる考え方や風土に少しふれられた気がする。
と同時に、日本がこれからどうしていくべきか?日本の教育はこのままでいいのか?など、日本に対する危機感が募る一冊でした。

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2012年10月26日

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「今、中国で最も有名な日本人」の加藤嘉一氏の著書。これほどまでに中国国内事情に精通し、日本人としての誇りを持ち、冷静な分析と今後の対中姿勢を明確に示すことが出来る日本人が他にいるであろうか。「われ日本間の橋とならん」は彼の本で初めて読んだ本だが、彼のストイックなまでの成長意欲と現実に向き合う姿勢に、中国関連書籍の枠を超え、一人の人間としての生き様に触れることができ、自らを奮い立たせる最高の参考書である。

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2012年08月04日

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中国を理解するのによい本。著者の活動力には圧倒されるが、中国の現実に対する見方は的確と思える。
巨大複雑な国家を崩壊させないように最大限の努力をしている政体、面子を重視する国民性。歴史の影響下にある隣国としてどう付き合うべきかという意見も、参考になる。
しかし、この本を読んで、酒が飲めない人間には困難な国だとの思いを新たにさせられた。

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2012年07月25日

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中国の歴史と言葉をマスターした筆者だからこそ書けた1冊だと思う。
いろいろな刺激を受けた。
読んで良かった。

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2012年05月01日

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ネタバレ

中国で一番有名な日本人とのフレコミの加藤嘉一の本。
ストイックで頭がよくて、何よりとんがっていて。そんな彼の良さがよく出ている本だと思う。読み終わったのが前すぎて印象が消えていってしまったが、『北朝鮮スーパーエリート・・・』の本よりかは圧倒的にいい本だったので、それだけは備忘でつけておく。

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2012年04月22日

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われ日本海の橋とならん
中国で一番有名な日本人、加藤嘉一の書いた本

友人から薦められて読んだ、面白い
歳も一つ下と、近い世代の人がこれだけ頑張っていると
自分も何かをやろうと刺激をもらえる

中国語の勉強法も参考になった
中国に行ったからこそ見えた世界、そこでチャンスをものにし、
自分の考えを発信する
日本とは違う環境で、そこに順応しながら活躍しつつ、日本を忘れない
見習うべき点が沢山あった


被災地の方の話し
全国のみなさんのおかげで食料も毛布も間に合うようになってきた。仮設住宅の建設も始まった。とてもありがたいことで感謝しています。でも、我々が本当にほしいのは「ビジョン」なんです。政府がしっかりとしたビジョンを示し、どう復興への道筋をつけてくれるのか。未来が見えない限り、住民の不安は消えません。

勉強法
毎日飽きることなく辞書をめくること
毎日一人芝居
毎日新聞を読み込む

その他にも、中国到着したころには、
売店の中年女性と世間話で朝5時間、昼3時間、警備員と1時間話し、
警備員から新聞をもらい全ページ音読しながら読み尽くす
中国語ラジオを聴きながら就寝、

とちょっと変わった方法だけど、おもしろそうな勉強法だ
語学はやっぱり話したりしないと身に付かないと思うから、少し参考にしよう

中国メディアに登場するときの4つの観点
日本人であること
ここが中国であること
政府、インテリ層にとって価値ある提言であること
大衆に伝わる言葉であること

いつも最高のパフォーマンスを発揮する自分の姿が目標

ひとつだけ確かなことは、なにがあっても立ち止まってはいけない、走り続けなきゃいけない、ということだ。
答えは自分で出すものではなく、歴史が教えてくれるものなのだから

日中両国民の「心の壁」を取り除くこと
心の壁がなくなったとき、日中関係は本当の新時代を迎える。
優越感、劣等感を捨て、違いを乗り越えること


お兄さん、たしかに俺たちは金もない。たいした仕事もない。でもな、、、
俺たちには「時間」がある。

彼らの思想は、無関心という言葉に集約される
自分が幸せならそれでいい
空気を読むことなどしない
個人主義、実力主義、成果主義

成長の3ステップ
自立すること
自信をつかむこと
自由を手にすること

そのために海外にでよう


貴重な一日をどう過ごすか。

外交と教育
外と交わる中で、ひとを育てること

グローバリゼーションは日本人にとっての宿題なんだ。
僕たち若者が立ち上がらなくてどうする。
僕たち自身の未来なんだぞ。
国を変えていくのは僕たちなんだ。
自覚を持とう。
全てはそこから始まる。

目をかっぴらこう
心を開こう
外を見よう

大局を見ろ
大志を抱け
大地を行け

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2012年03月25日

Posted by ブクログ

本書は『加藤現象』を引き起こし、今や中国で「もっとも有名な日本人」となった著者が、内側から見た人にしかわからないリアルタイムの中国を語ります。中国と言う『隣人』の理解のきっかけになればと思います。

僕がこの本を読むきっかけになったのは爆笑問題がホストを務める『爆笑学問』という番組を見たことでした。自らのことを『生まれつきのKY(自分の名前が加藤嘉一なので)』という筆者が日本社会の『息苦しさ』から貧困の中、『世界に出たい』一心で英語を実につけ北京大学に留学すると、今度は半年の猛勉強で『中国人』になり、ネイティブにほぼ近いといわれる中国語を実につけ、中国人の『反日デモ』に関するコメントがきっかけで『加藤現象』とまで言われるようになった彼が日本と中国に対する提言や、中国内部の市井の人などの生態をウォッチングして生まれたのが本書であると考えます。

『英語が出来なくて他の外国語が抜群に出来る人を私は知らない』とある本になかれているのを以前読んだことがありますが、彼が中国語を半年でマスターできたのは本人の必死の努力のほかに、高校時代に貿易会社の書類の翻訳のアルバイトが出来るくらいまでの英語力があったからでしょう。僕はこの本から中国のエリート大学生が文字通りがむしゃらになって朝から勉強するということや、いまや5億人とも言われ、グーグルやフェイスブック、さらにはツイッターにいたるまでを『国によってアクセスが制限されているならば自分で作ればいい』といわんばかりにそれらの中国版を作ってしまう彼らのたくましさには本当に驚きました。喫茶店などでも手軽にインターネットに接続できる、などの点は日本よりも進んでいるのかもしれません。

個人的な話になりますが、僕が中国に興味を持ったのは現在は駿台予備校で教鞭をとられている宮下典男先生の授業を受けたことがきっかけでしたが、たとえば『面子主義』などの中国人独特のものなど、まさかそこで教わったことがこういう形で役に立つとは思いませんでした。この本をきっかけとして中国という『隣人』に少しでも関心と理解を持っていただければと思っております。

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2012年03月21日

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週プレで中国で一番有名な日本人として紹介されていた加藤嘉一の新著。かなり自信のある文章で見方を変えれば自慢話なのだが、こういう気持ちでいないと中国では生活できないんだろうと実感、なんでも加藤氏は日本ではそうとう空気が読めなくて苦労したとのこと。日本人(特に若者)は一読の価値あり。

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2012年02月08日

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日本の若者は加藤嘉一に挑発されている!

第5章の、大学生の2年間のギャップイヤー推進は興味深い。1年目は老人介護施設でインターンして、2年目はそれで得たお金を使って留学するというもの。

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2012年01月21日

Posted by ブクログ

中国を知る手始めには偉い人が書いた小難しい本よりコレ。

「暇人」の国家が望む社会的な位置づけ。個人主義の裏には「無関心」。彼じゃなくては書けないことが多々ある。

読みやすく伝わりやすい一冊。

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2013年01月08日

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とにかく熱い本で、加藤嘉一さんのすごさがよく分かりました。短期間で中国語をマスターした勉強法はもちろん、あれだけ日中のことを中国語で論じられるのは見事としか言いようがない。北京に留学経験のある私には、加藤さんの視点から見た中国や北京大学の実情など、とても興味深かったです。

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2014年10月11日

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 意欲的なタイトルで、週刊誌のコラムをちょこちょこ見てたことから購入。北京大に留学し、8年間にわたる中国生活で「中国で最も有名な日本人」となったそう。知らなかったのは、中国の個人主義の集大成の「暇人」の存在だ。一日中、公園で寝ていたりする人たち。政治やオリンピックには全く無関心だが、根底にあるのは中国独特の半径5メートルのことを重んじる個人主義から生まれる「無関心」と説明している。そう言ったふわふわと空気にまん延する雰囲気はなかなか知れるものではない。
 中国の反日感情という日本が抱える「チャイナリスク」は、中国では同じく「ジャパンリスク」ともなり得る。著者は「中国は日本と敵対することのメリットはない」と言い切る。感情的な好悪を乗り越えた連帯が必要で、そのためには、外国に対する日本のイメージそのものを払拭する必要があるのではないか。著者は第5章でとにかく「海外に出よ」と主張する。よく言われるところだが、日本の課題で簡単に解決できるのがまさに「海外に対するステレオタイプな拒否感」にあるからではないか。

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2012年08月24日

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社会に作られ、ただやり過ごしていた「中国」という先入観を追い払ってくれ、興味を持たせてくれる本。さっそく中国人の友達に聞いてみたくなった。

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2012年07月26日

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ネタバレ

加藤さんのような人は、日本の文化圏ではやっぱり息苦しくなってしまうんだろうなあと感じた。日本では、足並み揃えてという文化が根強いので、能力のある人はどんどん海外に出ていくのだとうなと思う。ただ、出て行った後、加藤さんが「日本のために」と思って活動してくれているのは嬉しい。
なかなかこんなにバイタリティと使命感みたいなものを持つ人っていないと思う。とっても貴重な人だなって感じる。これからの加藤さんがどういう風なことをしていくのか楽しみ。

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2012年06月20日

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この人は凄すぎますね。
この向上心
自分に全くない部分だけに
うらやましいというか妬ましいというか。
そっちが先に出てしまいます。

そして何よりも中国という別の世界のことを
教えてくれるのはありがたい。
でもさすがにバイアスがかなりありそうな感じですけど

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2012年04月01日

Posted by ブクログ

加藤嘉一「われ日本海の橋とならん」ダイヤモンド社 1,575円 読み終わったところです。現在中国で最も有名な日本人(Twitter follower65万人)。「加藤嘉一のストライクゾーン」を読んで、彼がどのようなスタンスを意識しながら、難しい日中関係の中で時事問題を論じ続けることができるのかを理解できました。

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2012年03月13日

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