感情タグBEST3
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Posted by ブクログ 2011年09月07日
もう、読むのは何度目でしょうか
大好きな宮本輝さんの小説の中で
数々の物語上の人物の中で一番好きな人
手塚夏彦と高木澄子が出てくる小説
読むたびに、かおりや夏彦に会いたくて仕方が無くなる
ボウ・ザウナの生き様に涙が出そうになる
出てくる人たち皆が愛おしい
Posted by ブクログ 2014年02月16日
母親に捨てられた兄妹が、それぞれの道を歩む話・・・といったら簡単すぎますね(笑)。
兄は未亡人のヒモだったのですが香港で生死の境をいくような事件が起こり、以来、真面目に働くように。やがて、知り合いの弁護士にアフリカの砂漠に緑を植えるという事業に誘われ、アフリカへ旅立つことになります。
一方...続きを読む妹は、亡くなった育ての父(伯父さん)が興した事業の跡を継ぎ、会長となる。就任したとたんに見える数々の陰謀。ひょんなことから知り合った弁護士にいろいろ相談していく内に恋する気持ちが芽生えてきます。ですが、相手は妻子持ち・・・。
妹は過去に不倫を経験しているのですがそれを恥じることと思っています。なのに、また同じことをしようとしているのか・・・悩。
物語の前半は会社のさまざまな陰謀にどう立ち向かっていくのかなど、展開がなかなか面白く読めます。好き嫌いの要素もあるのかもしれませんが、私は会社ものって案外好きかも知れない。
また、不倫になりそうでならないじれったい展開もまた、ドキドキします。好きだけど、深い関係にはならないでおこう、でも好き・・・が気持ちの中で繰り返し、ぐるぐる廻るというの、はるか昔にこんな感情、覚えがあるなぁと思い、人ごとではなく読んでしまいました。