【感想・ネタバレ】小さなトロールと大きな洪水のレビュー

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Posted by ブクログ

「お日さまの光あふれる、あたたかい場所をさがして、ムーミントロールとママは、静けさと暗闇の森の中を進みまするニョロニョロといっしょにどこかへ行ってしまったパパを見つけることはできるのでしょうか。1945年に出版された、「ムーミン」の記念すべき1作目。」

「パパはいないけど、もう待っていられない。冬がくる前に家を建てようと、ムーミントロールとママはおそろしい森や沼を抜け、荒れ狂う海をわたって、お日さまの光溢れるあたたかい場所をめざします。第二次世界大戦直後に出版され、世界中で復刊が待ち望まれていた、ムーミン童話シリーズの記念すべき第一作。」


1作目、とても読みやすかった。

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2024年05月18日

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ムーミンとムーミンママがムーミンパパを探す旅。
途中でスニフやチューリッパなども参加する。

真のムーミン1作目だが、話が短く、たのしいムーミン一家からが有名になりすぎ、一周まわって最後に改めて出版された。

ムーミンが両手にアイスを持っている姿や、パパがSOSの旗を掲げて枝にしがみついた姿や、真珠を嬉しそうに持ち上げるスニフの挿絵が可愛い。

ムーミントロール達は元々、人間の家の、タイルばりの大きなストーブの後ろに住んでおり、人間にとってはふとした冷たいそよ風に感じたものがムーミンであった。
そのストーブを懐かしみ、パパが赤い屋根で青い壁の、円柱ストーブのような家を建てた。
訳者あとがきにて、話が進むにつれてムーミンの姿が丸っこくなり、性格も穏やかになっていくという話で、この1作目の頃は戦時中だったため、小さな住民らが大洪水などで家を失い焚き火で暖をとっているのも、戦争が反映されているのではないかと説明されている。
最後の、パパの建てた家が大洪水で壊れたと思いきや、流されただけでそのまま住むことができるというのもノアの方舟のようで、色々と影響を受けていそうだと深読みもできる。

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2024年04月07日

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1939年から手掛けていたムーミン物語、1945年に発行されたきりで他のムーミンシリーズから置いてきぼりでした。でもこんなに人気者になったムーミンですからほっとくわけにいきません。ムーミンシリーズの最後に読んだこの本には、これからの彼等のお話が沢山含まれていました。短いですが、とても充実した内容でした。

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2023年02月19日

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長年、ムーミンが読みたいな、と思いながらもあまり良いイメージがなかったので躊躇していた。
子どもの頃にアニメを見ていたことから興味を持って本を読んでみたのだけれど、あまり面白くなかった記憶があるからだ。

大人になって手にした今、意外にも楽しめた。

これは、ムーミンシリーズの1番初めの物語だが、邦訳されたのは1番最後だと言う。
著者のトーベヤンソンの当時の心の中や世界情勢が反映されているのか、明るくスッキリとはならない。

スニフは昔から嫌いだった。今でもやはり苦手に感じるけれど、ほんの少し、どこか愛らしく思えるのは私がそう思えるだけの経験を積んできたからなのだろうと思う。大人になってから再読することの面白さを改めて感じたように思う。

ムーミンパパはどこかにいなくなってしまっていたが、ムーミンママとムーミンは住処を求めて旅に出る。
2人は道中で小さくて怖がりだけど見栄っ張りのスニフと出会い、ともに来るように促す。

洪水に巻き込まれ、大変な思いをするものの、ムーミンパパと再会。パパがひとりで建てた家も見つかり、新しい生活が始まる。

もしかしたら、この時代はこういう家族が多かったのかもしれない。戦後の日本にも通じるところがあって、読み終えた時にはどこかほっとする気持ちになった。

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2021年01月12日

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 眠る前の絵本代わりにと、夜まで読まずにとっておきました〜大正解!
 まだ幼いムーミン が冒険の全てを新鮮に感じていることを追体験しているようで、とびきりやさしく楽しかったです。ママの優しく礼儀正しい母親像と、パパの手がかりを聞いた途端にお礼が疎かになりそうになったり立ち止まるのを許さなくなるような完璧ではないところを垣間見るのも人間らしなあと(トロールらしく?)安心します。

 ママが急いでいる時のスナフとの会話。
「幹がらひょろりと長くて、てっぺんにちょっぴり葉っぱがついているだけだなんて。ばかみたいな木だなあ」
「これはヤシの木よ。むかしから、こういうかたちをしているの」
「そんなのどうでもいいよ」

この会話には急いでいるお母さん(お母さんは大抵何か忙しいので)と発見したこと、感じたことを立ち止まって受け止めたい子供との対比がさらりと凄くわかりやすく描かれていると思います。それに、スニフが木の名称をママに答えて欲しかったのではなかったというのが滲み出ているのにも。
 全く違う生き物のはずなのに誰かに感情移入できてしまう、一緒に世界の美しさを堪能できる、そんなところが長年ムーミン のお話が愛されている理由なのかなと思いました。続きがたのしみ!

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2020年12月04日

購入済み

小さなトロールと大きな洪水

とても不思議で心温まるお話です。
ムーミントロールやママ、スニフなど登場人物がさらに好きになりました。

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2020年02月13日

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 ムーミン好きを公言している者として、改めてムーミンの原作を読んでおかねばとかねてより思っていたが、今年はやってやろうと!本屋に走った!

 ムーミン好きというより、キャラクターとしては、なんと言ってもリトルミィ!そしてスティンキー(原作には出て来ない・・・)が大好きで、本作では出てこないけれど、大好きなものぐらい語れるようになりたいなと思っていた次第で。

 昔、いくつかのエピソードを読んだことがあるけれど、今回はちゃんと発行順に読み進めて行くことにした。

 読んで良かった!とっても気持ちいの良い冒険譚!ムーミントロールとスニフとの出会い、スニフの気の小ささ、ムーミントロールが頑張るけれど、まだまだ子供なところ、ニョロニョロの登場!、いろんな生き物との出会いと別れ、とまあいろいろあるけれど、本作ではなんと言っても、ママの優しさ、猪突猛進的なところが魅力的ですね!

 これからのムーミン世界の展開、いろんな生き物との出会いが楽しみである!

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2019年02月11日

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東京遠征の友その2。

日本で知られているムーミンでは1番新しい
(実際特装版のムーミンでもこれが9冊目になっている)
ムーミンの1番古い物語。

3冊目にあたる「楽しいムーミン一家」に比べ
この作品や2冊目(長く1冊目だった)の
「ムーミン谷の彗星」にはどことなく不安定なというか
ほの暗さが漂うのは、解説で書かれていますが
後ろに「戦争」という時代背景があったそうです。

と言っても、物語が重いわけではなく、ムーミンらしい
ちょっとシュール(笑)な冒険が繰り広げられますが、
「ムーミン一家」以降がらりと変わるようなので
「ムーミン一家」を読むのも楽しみ!

実際にはこの本が圧倒的に古い物語になりますが、
読み順は確かに「彗星」か「一家」からがいいかも。
確かにこの本は「プロトタイプ」な感じがしました。
それがまた良いのですが。

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2015年05月05日

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限定スペシャルカバーに魅かれて即購入。
すごく面白かった。
100ページにも満たない物語とは思えないほどの濃さ。いなくなったパパを探して旅に出たムーミントロールとママ。途中で出会ったスニフやチューリッパ達と冒険をし、様々な出会いと別れを繰り返す。
美味しい目にあったり、恐ろしい目にあったり。
ハラハラどきどきの冒険劇でした。
お馴染みのニョロニョロも登場で挿絵に数秒釘づけ。
何とも言えない愛らしさがありました。
全巻BOX注文したので続きが待ち遠しい。

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2015年02月07日

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子供に読み聞かせたいな。わくわく、ドキドキ。ムーミン達と一緒に冒険できる。また続きを読みたい。
2013.07.

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2013年07月27日

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飯能市にムーミンパークができたということで、ムーミンを読んでみたいと思い購入。この話はムーミンのお話の第1作だったけれど、翻訳が出たのはムーミンシリーズが終わった後だったらしい。幻の第1作。

読み終わってほっこりした気持ちになれた。ニョロニョロが可愛かった。

どうでもいいけど、挿絵に裸の女性がいたけど、これは大丈夫なのかしら? お尻が丸出しだったり、乳首が描かれていたりしたけど。小学生の時にこれを読んだら、もうドキドキして夜眠れなくなるんだけど、、、

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2019年03月21日

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子どもの頃にTVアニメで楽しんでいたムーミンシリーズ。パパを探すところから始まっていたとは知りませんでした。

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2024年02月04日

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ネタバレ

一気読みしました。他作品と比べるとボリューム控えめです。ムーミンたちは最初からムーミン谷に住んでるイメージしかなかったので、ムーミン谷に住む事になった経緯があり、そこからシリーズが始まっていったと知り、感慨深いです。あとママ、パパ大好きなんだなと。会いた過ぎてスニフへの対応辛辣(笑)

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2021年09月19日

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 キャラクターとしては有名だけど、話の内容は全然知らないなと思って、読んでみた。

 ファンタジーって、不可解で、ただ振り回されて、何が面白いのかよく分からないって本もあるけど、ムーミンはわくわくさせてくれる作品だった。作者の価値観がちらっとみえる瞬間があって、大人が読んでも楽しめる本だと思った。挿絵も、表現の仕方に個性があって、可愛らしいし、細部までこだわって描いていることに感動した。世界観が魅力的。

 全9巻まであるから、しばらくの間の毎日の楽しみになりそう。しばらく児童書にハマりそう。

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2021年01月11日

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トーベヤンソンは、祖父母が建てた大きな家で、彫刻家の父と画家の母の長女として、1914年に生まれる。1歳半の時にお母さんの真似をして、絵を描いていたという。それから、絵を描き物語を作るのが好きだった。本人は、お母さんを目標として、画家を目指した。
父親は、トーベが3歳のときに勃発したフィンランド内戦に政府側の兵士として戦争に行く。幼い頃の思い出が、その父親がいないことが、お母さんと一緒にパパを探す物語のモチーフになる。
美術学校にも行き、絵の才能が認められ、展覧会にも出品していた。しかし、フィンランドにソビエト軍が押し寄せ、ドイツ軍と手を組むことで、ユダヤ人狩りも行われた。父親は、その政府の立場を支持していた。トーベヤンソンは、その戦争好きで、ユダヤ人を排斥する父親に反対して、衝突し、絶縁状態にもなる。絵を描いても、戦争によって色彩を失われていくことで絵を書くのを断念する。トーベヤンソンは、ムーミンの物語を書き始めて、1945年の戦争中にこの物語を作り発表する。
トーベヤンソンは、童話にはハッピイエンドが必要だと考えていて、パパ探しは、パパと会うことと大きな家を見つけることとなる。トロールとは妖精の意味で、叔父の家に少女の頃泊まった時に、お腹が空いて冷蔵庫でつまみ食いをする。そのことで、叔父から、暖炉の裏からトロールが、出てきて首筋に息を吹きかけるという話から、熟成されてムーミントロールとなる。この第1作は、まだムーミントロールはふくよかではなく痩せている。パパを探す時に、いつも母親は力強く困難を乗り越えていく。青い髪の美しい少女チューリッパ、大変な怖がりのスニフ、パパはニョロニョロと一緒に旅をする。
そんな中で、大きな洪水で流されたパパを発見するのだ。
私は、ムーミンの物語って、もっとほのぼのしたものだと思ったが、戦争の中で苦しんだトーベヤンソンがあったことを初めて知った。そして、彼女は、戦争に男はいくのだからといって、恋をするが結局子供を産まないという決断さえもする。そういう背景が、豊かな詩情あふれ、パパに対する思いを綴る物語を紡ぐ。

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2020年09月08日

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妖精たちのさざめきを描いた作品。
物語というより、観察して記録したような客観性を感じる。
イラストにしたってムーミンもママも可愛くないし(癖になる味はあるけど)、物語の大部分は森が舞台だからか、なんだか鬱蒼として暗い雰囲気。
それでも、「たのしいムーミン一家」よりも好きだ。
ふわふわ楽しい物語よりも、泥臭い方が私は面白い。

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2019年01月18日

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ネタバレ

フィンランド行きにあたってちゃんと原作読んでみるか、と思って手にとったムーミンの原作第1巻。
この巻はまだムーミン谷に居を構える前で、パパがどっか失踪しちゃってる中で、洪水の中、住処を探してさまようムーミントロールとママが主軸。あんまりほんわか感はないが、パパの消息を知ってから一変して元気になるママが面白かった。

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2015年09月21日

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パパはここにはいないけれど、もう待っていられない。冬が来る前に家を建てなくちゃ。ムーミントロールとママは不気味な森や沼を抜け、様々な存在と出逢いながら荒れ狂う海を越えて暖かな場所へ向かいます。穏やかな日々は、はたして訪れるのでしょうか。第二次世界大戦中に出版され、長い時を経て復刊されたムーミンシリーズの記念すべき一作目。

一応カテゴリは児童書で。この表紙じゃないやつなのですが、文庫で読みました。まったくムーミンに関しては無知だったのですが、原作はこんな感じだったんだなあ。これは一作目だけど遅くに復刊されたのもあって雰囲気が違うと思いますが、根底にある暖かみとか優しさとかあるいは皮肉さとか(他の作品をまだ知らないけど)原点になってるんだろうな。ニョロニョロが好きなので最初から出てきて嬉しかったです。何故か昔からめちゃ惹かれるニョロニョロ、不思議ないきもの。ヘンだけどかわいい。個人的に結構意外だったのが、ママがパパを見つけた時すごくうれしそうだったところ。わりとドライな関係の夫婦だと思っていたので(何故)あれっ、こんなにすごく喜ぶんだ、こんなに好きなんだーって意外でした。行き着いた土地がムーミン谷ってことでいいのかな。続きのシリーズも手に入り次第読んでいくことにします。

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2015年03月14日

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ふふふ、買ってしまいました。文庫特装版セット。
表紙のデザインに満足。あとがきや解説も載っていて良いです。

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2015年01月13日

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ムーミンシリーズの第一作。

冒頭から、ムーミントロールとムーミンママは暗い森をさまよっている。
パパは旅に出てしまって不在。
母一人、子一人、たちはだかる暗い森。

なかなか不穏な出だしである。
これは、本作が第二次大戦中に書かれたことと無関係ではないらしい。
でも、序文で作者のトーベ・ヤンソンは述べている。
「とにかく、これはわたしにとってはじめての、ハッピーエンドのお話なのです!」
だから、安心して読むことができた。

チューリップの妖精、チューリッパのお話が好き。
青い髪の少女と、赤い髪の少年は惹かれあう。
ニョロニョロの存在感も良い。
ひとことも喋らずに、ニョロニョロしながら放浪を続ける謎の生物。

そしてムーミンは、思っていたよりもずっと小さい生き物なのかも。
小さいトロール、というくらいだから。
コロボックルくらいだろうか。

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2014年10月18日

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小学生の時読んで以来、また読み返したくなって買ってみた。ハッピーエンドなのに、途中のじめじめと湿った感じがムーミンらしくて、また初期の本当にシンプルなお話である感じが逆に良かった。

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2014年04月25日

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これからあとに続く8作で登場人物達の描かれ方や作風がどうなっていくのか楽しみに思った。
誰に向けて書いたんだろうな。
装丁がおしゃれで大事にしたい本。

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2023年01月24日

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ムーミンシリーズの第1作。しかし、諸事情により著者晩年に再版されるまで、戦時中に駅売店で扱う新聞のような小雑誌で発行されたのみの幻の作品だったらしい。そのためもあって、日本でも広く知られている作品群とは、大分毛色違うモノになっている。ムーミンと言えば大抵浮かぶキャラクターもほとんど出てこない。それでもそれなりの読み応えがやはりあって「これはこれでアリ」だと感じた。

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2020年04月22日

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ネタバレ

ムーミンがシリーズ化する前のムーミン本。
登場人物はムーミンとママとパパとスニフと、ここまではいいんだけど、まさかの人間も混じっているという。
ママはエプロンしてないけどハンドバッグを持ってたり、パパは放浪癖があったり、ニョロニョロは口をきけなかったりとその後のムーミンに影響与えるところがあるかと。

ちなみに、すごく短いお話なので1時間以内で読めます。
戦争中に書かれたらしいので、洪水あたりが暗い描写です。

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2017年01月17日

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今のアニメのムーミンのイメージとだいぶ違うなって印象。どことなく陰鬱というか。
お父さんが家族を置いて1人放浪の旅に出ていたなんて…(笑)

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2016年03月17日

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ゆっくりと読み進めてきたムーミンの物語も
ようやく始まりにして最後の物語。
プロトタイプに、このあとのすべてのアイディアと
大切な要素が詰まった原石。

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2015年06月10日

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ムーミンの本当の一作目らしい。初期らしい、安定しないが優しい線の挿絵がむしろ新鮮。物語はファンタジーと冒険を優しく包み込んだもので、ある意味運と天の采配に左右されすぎだが、自然に生きるってそういうものかも。 余談;てことで、大人になったしムーミンを絵本ではなく小説+挿絵の方で読み直してみようキャンペーン。とはいえ、一冊30分くらいで読めてしまうのだが、今だから感じることもある、と思う。たぶん。(そもそも幼少のころ読んだのを忘れているが)

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2015年06月01日

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ムーミンシリーズの第一作とのこと。ムーミンの心に残る言葉シリーズをFBで知り、にわかムーミンファンに。ヤンソンの挿絵がかわいい。

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2015年03月05日

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文庫版で再読。

ムーミンシリーズの最終巻になってはいるが、実はこれが幻の第一作目で、ムーミンの物語はここから始まる。これには他のおとぎ話の要素も含まれており、まだ確固としたムーミンの世界は出来上がっていないが、これはこれで楽しい。この本も含めムーミンシリーズで一番重要なのは、ムーミンママの偉大さということではないかと。わがまま勝手な登場人物を、懐の深いママがしっかりまとめている。かといって口うるさいわけではないし、パパよりもむしろ責任感が強いママは母親の鑑だなと思う。それが一番分かるのがこの幻の第一作目だと思う。

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2015年01月31日

Posted by ブクログ

今年はトーベ・ヤンソンが生誕100年だったそうで、それを記念して講談社文庫が新装版を出していたらしい。
作者がコッローディーが好きと言うだけあって、なんとなく『ピノッキオの冒険』に雰囲気が似ている。
ママがまだ母になりきれてなくて、パパが生きているかもしれないとの情報を得ると一目散に駆け出してしまう様は微笑ましい。ムーミンはほのぼのしているが、スに負は怖がりで文句ったれでちょっとウザいキャラ。

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2014年10月18日

Posted by ブクログ

旅先で買って電車で1時間揺られている間に
読み終えてしまった本。

話の展開がまさに絵本。
如何にもムーミンのプロトタイプ、という感じのお話だけれども
やはり「楽しいムーミン一家」や「ムーミン谷の冬」なんかを
先に読んだほうが入り込みやすいかも。

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2012年01月06日

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