感情タグBEST3
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ギンイチのハラハラドキドキは今回も健在だった。エピソード0ということで、結末はわかっていてもこんなに引き込まれるとは!!!!
主人公、神谷夏美の頑張りも半端なかったけれどワンチームとして支え合う仲間の姿に感動の嵐だった。村田さんや柳さんにもまた会うことができて涙が出てきた。やはりこのシリーズ終わらせてほしくない。夏美の成長を見守って行きたいと心から思った。
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完結したと思っていたギンイチシリーズが再び! ただし夏美がギンイチに入るまでの物語なので、あの人やあの人に再び会えるのがとても嬉しい一作です。
ギンイチの新隊員を選抜するために全国から集められた30人の中に選ばれた神谷夏美。しかし能力に秀でたところが見られない彼女は訓練についていけず、脱落必至。のはずなのに粘る粘る。もちろん彼女が合格するのは分かっているので安心して読めるといえばそうなのですが、それでもこの訓練はあまりに過酷すぎて、もう辞めてもいいよーと言いたくなってしまいました。村田の言うことはもっともなんだけれど、あれはもうパワハラの域を超えてますって。
最初は他の研修生からも疎まれお荷物扱いをされる夏美が、徐々に彼らの信頼を勝ち取り一致団結していくさまが熱いです。もう火災の熱気もなんのその、彼らの絆の方がずっと熱いんだってば! 今回起こる火災はシリーズ前作のものに較べると小規模ですが、もちろん恐ろしいことには変わりなく。その中で命を懸け、しかし命を捨てるわけではない消防士の闘いがスリリングでパワフルでした。
最終面接の問題、「正解」にはとんでもなく納得。そして消防士の本分にも……でもこれって消防士だけができることでもなく、人間すべての心がけなのかもしれないなあ。
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神谷夏美シリーズ第4弾読み終えました。
面白かったです♪
前3作は、ギンイチ(銀座第一消防署)での活躍でしたが、第4作は神谷夏美がギンイチへ異動する前の成長過程の物語です。
命の音を聞くことができる神谷。
訓練しながら成長していく神谷夏美が素敵です。かっこいいですね^_^
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実際の消防士の訓練もこんなにも過酷で自衛隊以上なのでしょうか。でも五十嵐先生が取材して書かれてると思うのでそうなんでしょうね。
女性消防士は確かに現場ではお荷物になると言われても仕方ないし絶対に体力では男性に勝てないから気持ちでは負けないように、なんて精神論、根性論も必要ない。
でも消防士はチームで動く。絶対に誰も死なせない。
医療現場もそうだけど、本当に過酷で逃げ出せない現場である。
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3部作で終わったはずだった神谷夏美シリーズの新作が出て、びっくり!
ずっと続いて欲しいシリーズだったけど、いろんな思いがあり、3部で終わると最終作のあとがきにあったが、今作は最終作の続編ではなく、夏美がギンイチに選ばれるまでの前日譚。
各消防署から選ばれた先鋭達が、厳しい研修を受けて、ギンイチの一員になるまでを描く。
小柄で体力のない夏美に、他の各隊員たちの目線は冷たい。
しかし、現場で発揮される諦めない夏美の姿に段々と隊員たちの気持ちが変化していく。
「命の砦」で誰よりも命をかけていた夏美の弱々しい時代の頃のエピソードが読めて、とても嬉しかった。
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神谷夏美シリーズのエピソード0かな。
このシリーズは全3作で完結のはずなんだが、ある方に捧げるということで、追加で4冊目として書かれたようです。
相変わらず台詞が理屈っぽいが、それは五十嵐貴久ファンにとっては魅力でもある。
それはともかく、消防士の皆様には感謝しかありません。ありがとうございます。
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シリーズ第四弾だけど、今作は銀座第一消防署(ギンイチ)に配属される前の研修が描かれている。ギンイチと呼ばれる東京での大災害に備えた全国から精鋭が集められた消防署。そこに入るための過酷な研修。主人公の神谷夏美は体格、体力共に男性たちに劣り、足手まといと思われている中での訓練はハード。人を助ける目的は同じでも仲間に命を預けられるかという信頼を夏美は得られていない。そこをどうやってクリアしていくか。訓練と実際の火災現場の緊迫感に圧倒される。