【感想・ネタバレ】金融恐慌が始まるので 金は3倍になるのレビュー

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Posted by ブクログ

とても勉強になります。
世の中の動きや人物のことを知ることができることが嬉しいです。金の購入は、積立よりも金を購入することを副島さんはすすめられています。

まえがき
比較相対的に、日本は大丈夫である。ここまで30年間、日本はずっとヒドい不況と不景気(これがデフレ経済)で痛めつけられて、日本国民生活はヒドい貧乏状態を続けてきた。だから、日本は足腰がしっかりしているのである。目下の世界を吹き荒れる、金融恐慌と大戦争(核戦争を含む)の予兆と恐怖が押し寄せても、日本国民は、さらにじっと我慢して、この大混乱期を乗り越えるだろう。
私はこれまでずっと当たり前のことを書いてきた。私はこの生き方の態度を変えない。この26年間、ずっと「金を買いなさい。必ず上がるから」「アメリカ発の金融恐慌になる。アメリカは、世界覇権を失う」

1章 金の値段は3倍にハネ上がる
これからは金貨gold coinをネット通販で安全に買う
「野口コイン」を勧める
「金”資源”本位制」が世界規模で誕生する

2章 世界で「脱ドル化」が進んでゆく

3章 金利の上昇から不景気突入へ
優れた金融評論家、Edward Harrison

4章 お金も腐る

5章 半導体の先端技術で読むこれからの世界
アメリカの嫌がらせの成果により、日本の半導体生産は急落し、崖から落とされた。

(1)クライド・プレストウィッツは、裏はCIAの高官。日本叩きにきた交渉担当は、「アメリカは負けたのだ。攻守逆転(トレイド・プレイス)したのだ」と、本で書いた。
同じころ、日本への味方の修正(リビジョン)リビジョニストと呼ばれる4人の日本研究者たちが出現した。
(2)オランダ人の、カレル・ウォルフレン
(3)ジェームズ・ファローズ
(4)チャールズ・ジョンソン
彼らたちは日本政治研究の泰斗である.「4人組」は決して、日本腐し人間の愚か者たちではない。逆に大変秀でた日本理解者たちだ。この4人を日本叩き論者として意図的に腐して意図的に貶めた者たちこそは、ワルの日本操り班(ジャパン・ハンドラーズ)たちだった。

ラピダスは国策会社”日の丸半導体”
量子コンピュータを世界で初めて開発した日本人、中村泰信さん
CPUを本当に開発(発明)した日本人の嶋正利さん
1980年に、NOA型フラッシュメモリーを、1986年に、NAND型フラッシュメモリーの開発に成功した舛岡富士雄さんはとにかく偉い

ラピダスのコンピュータ開発は、アメリカの手先官僚たちが、日本のラピダスにもIBMのマシンを導入しろと強要しているが、もともと、量子コンピュータを作ったのは日本人で、自分たちでできる。無理やりアメリカが介入してきている。

自分で生産工場を持たないファブレス企業が、いつまでも威張っていられる時代ではない。どうやら、下請けの、実際にものづくりをする製造業のほうが、これから実力を発揮する。口ばっかりのアメリカさまの時代が終わりつつある。

ナノチップ製造に必要な露光装置
オランダのフィリップスの子会社、ASMLから機械を輸入して据え付けて、1000人、1500人の優秀な技術者が育たなければ、2ナノを作れない。
ところが、だ。この露光装置だって、元々は、日本のニコンが、初めは開発したというのである。何をか況んやの世界だ。

以下は私、副島隆彦の考えである。
NAND型とは「Not AND」である。
例えばAとBがあった時、「AかつB」、「AまたはB」「A or B」がある。
次に「AでもBでもない」がある。「A not B」がある。ここから nor型(NOA型)フラッシュメモリーを舛岡さんは作った。(1980年)。
さらに「AかつBでもない」というのがある。これが、「Not AND」で「NAND」だ。この思想から生まれたNAND型フラッシュメモリーは、ものすごい考え方なのである。
コンピュータは、「0」と「1」の2進法の信号でできている。つまりAかBか、だ。Cはない。1,2,3の3はない。
そうすると、「AかBか」の次に、「Aでもない、Bでもない」という命題が、アリストテレス以来ある。だが、それを解くのは、西洋白人には無理のようだ。どうやらアジア人にしかできない。私はその大きな謎を解いた。「アジア人の思想には、ジャン・ケン・ポンがある」と。欧米白人にはジャン・ケン・ポンの三すくみの構造がないから無理なのだ、と解いた。
欧米白人がやるのは、コイン・トスだ。表か裏か、だ。AかBしかない。
しかし、それでもAでもBでもないものが、どうもこの世には存在するようである。亡霊、霊魂のようなものだ。決してCではない。AかBしか実在しないのである。それでも、AでもBでもないもの(波動?)を前提にすることで、NAND型フラッシュメモリー半導体は作られた。舛岡富士雄によって発明された。これが、量子コンピュータにまでつながっている。Aでもない、Bでもないもの、は存在する。
これは「中立命題」とか「背反率」と言って、アリストテレスが大成した西洋の論理学(ロジックス)では、嫌われてきた。存在するはずがないもの、として嫌われた。
ところが、NAND型フラッシュメモリーが舛岡富士雄によって作られた。これはどうやらアジア人にしかできない。かつ、それを更に進んでいったところにある量子コンピュータの開発も、アジア人にしかできないだろう。

ファーウェイは、ついに7ナノの線幅のプロセッサを組み込んだスマホを量産することに成功して発売した。
さらにこれが6Gになると、まさしく量子コンピュータだと言われている。ファーウェイはすでに着手している。2ナノのロジックの半導体づくりもファーウェイは、すぐに超えてゆくだろう。

あとがき
コロナ騒ぎとワクチンという、これもアメリカが仕組んだ日本民族抹殺計画。

巻末特集
半導体の新技術で大成長する15銘柄
1味の素
2日東紡
3イビデン
4ADEKA
5フジミインコーポレーション
6那須電機鉄工
7タツモ
8TOWA
9荏原製作所
10日本ピラー工業
11長野計器
12HOYA
13リンテック
14岩谷産業
15三井倉庫ホールディングス

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2024年05月12日

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