【感想・ネタバレ】こちら空港警察のレビュー

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

管制室やチェックインカウンター、出入国在留管理局など、空港の様々な場所で事件が起き、空港警察の新任署長、仁志村が解決に動く。

密輸や殺人事件、ハイジャックまで起こり、どれだけ事件起こるのー!と思ったけど、
ストーリーはすっごく面白くて、
この先どうなるのかとドキドキしながら
あっという間に読んでしまった。

最初はGSの咲良さんとコンビで事件解決していく話なのかな?と思ったけど、
後半になるにつれ、仁志村署長の活躍でしたね!

仁志村署長の冷静沈着で、頭脳明晰、
事件解決なら手段を選ばないし、犯罪者には容赦ないキャラ、すごく魅力的で良かった!

空港ってパイロットやCAが注目されがちだけど、
毎日無事に飛行機を離着陸できているのは
あらゆる空港職員さんたちの力が合わさっているからで…
みんな人の命を預かるプロフェッショナルの集団だなと読んでいて感じた。

成田空港建設までに、
いろんな闘争があり、訳あり空港だったというのは初めて知ることができた。

空港警察シリーズとして続いてほしいなぁ。。

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2024年03月24日

Posted by ブクログ

あまり聞きなれない空港警察が舞台の小説。そこの署長が難事件を次々に解決してゆくのだけれど、こういう毒を持って毒を制す的な解決方法中山先生らしくて好き。他のシリーズの面々もでてきてそこも楽しめた。

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2024年02月10日

Posted by ブクログ

空港で普段は見えない部分って、こうなんですね。

会社のお金で飛行機にたくさん乗って、でかい態度をする馬鹿サラリーマンの話は、身が引き締まりました。

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2024年01月29日

Posted by ブクログ

もう中山七里には感心してしまう、次から次へとよく話が湧いて出るなと呆れてしまう、こちらもオールコンプリートしたいのにとても追いつけなくてまだ多少の未読本が存在する。だからスターも豊富だ今回は高頭冴子も登場するし犬養刑事の話もそれとなく出てくる。さて今回の仁志村賢作署長のシリーズ化はあり得るのか空港職員の蓮見咲良とのコンビは捨てがたい、そして罪を憎むのはもちろん犯罪者を憎むという観点も斬新だ、最近は犯罪者にまで同情するような馬鹿なマスゴミが存在するし、チャイナや隣国人の犯罪も許しがたい。

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2024年01月14日

Posted by ブクログ

やはり中山七里。面白い。
出だしは、単発のショートストーリーのようで、そこまで面白さを感じなかったが、後半になり一気に話が進んでいった。テロリスト達との交渉の様子は、手に汗握るものだった。後半の1/3は一気読みだったので、さすがだと思う。

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2024年01月12日

Posted by ブクログ

短編だけど、ちょっとしたどんでん返しがあった。最終話は最後スッキリ爽快。
仁志村署長シリーズに期待。どこか能面検事と似てて面白かった。

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2023年12月16日

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成田空港が舞台です。
新たに赴任してきた署長が、現場に出ながら空港で起きる事件をGSの手を借りながら解決していきます。

事件の舞台や捜査範囲は限られていますが、大掛かりな事件を未然に防ぐために冷静な署長が冷淡かつ大胆に動き回ります。

シリーズ化できるのか。

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2024年05月29日

Posted by ブクログ

成田空港警察に新しく配属された二志村署長。

グランドスタッフの蓮見咲良と一緒に事件解決していくストーリーかと思いましたが、前半3作は短編でしたが、後半2作は二志村署長の独壇場でした。

空港あるあるのカスタマー話も面白く、あっという間に読み終わりました。アマゾネス高頭冴子も登場して、元気に復活して何より…と妙な感想を抱いたり…。

新しいシリーズになるんだったら楽しみです。

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2024年05月12日

Posted by ブクログ

空港GSの仕事の裏側を知ることができて面白かった。
後半は空港警察の新署長の活躍。
なんでもお見通しなんだな。

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2024年04月18日

Posted by ブクログ

犯人を逮捕するためなら手段を選ばない仁志村が成田国際空港警察署長として赴任してきた。
この署長が事件を解決するのだがその手際が鮮やか。スッとするし面白い。

5篇の短編だけど、最後の2篇は連続物。小さな事件を解決していく感じかと思ったら、どんどん大きな事件になっていく。

最後、あんなに派手な事件になってしまったけど、続きを読みたい。シリーズになるんだろうか?

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2024年04月09日

Posted by ブクログ

空港内の警察のお仕事のお話。

主人公位の考え方で普通。
むしろ世の中甘甘緩緩で犯罪した者勝ちになってきている。



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2024年03月23日

Posted by ブクログ

またまた強烈な個性のキャラが登場。成田空港の警察署長、なかなかの威圧感と押しの強さで空港に関わる犯罪と対峙していくのは面白い。作品の核となる後半の事件は、昔を知るものにはある意味そんな時代もあったと感じさせる中身ではあるものの、少し派手になりすぎでは・・・。

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2024年03月18日

Posted by ブクログ

成田国際空港警察署に、署長として赴任した、仁志村賢作。

赴任直後から、フットワーク軽く、空港内をパトロールして、皆んなを驚かしている。

彼の評価は、
人嫌いで、酷薄で、唯我独尊。
不遜且つ強権的。
腰は低いが、いざ事件に対処する際の態度は、まるで別人。有無を言わせぬ押しの強さと、反論を許さぬ威圧感の持ち主。
毀誉褒貶の激しい人。
同情も憐憫もなく、他人を、自分がのしあがるための踏み台にする、出世欲の権化。
犯人にどれだけ酌量すべき事情があろうと、眉一つうごかさない、冷血漢。

またまた、面白いヒーローが現れた。
当然、続編は有りだろう。
期待が膨らむ。

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2024年02月21日

Posted by ブクログ

空港内でこれでもかと起こる事件。
新しい警察署長の犯罪への感度がスゴい。
これはフィクションだけれど、花形職業のグランドスタッフはじめ、各空港職員も客商売だからいろいろなお客を相手にトラブルを解決しなくてはならず、勤務時間も不規則だから見えないところで色々と大変だなぁと思いました。
空港警察もしかり、なのでしょうか。
麻薬密輸はともかく、爆弾テロ、ハイジャックはなかなか起こらないとは思いますが。
とにかく破天荒(正しい意味で)で、それまでの署長が行ってこなかったことを現場主義でパイプを作り行っていきます。
仁志村署長のキャラも低姿勢で好感が持たれそうなのに、冷徹。
続編も出そうな予感もします。
サクサク読めました。

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2024年02月18日

Posted by ブクログ

ネタバレ

面白い。

「空港警察」とあるようにメインは逮捕劇。
成田空港内にある空港警察署に赴任してきた新所長 仁志村。一見、人当たりがよさそうに見えて、聞こえてくるウワサはかなりの切れ者?

搭乗手続きのGS(グランドスタッフ)から話が始まり、これが本音とグチをぶちかまし、ストレスフルな仕事だなぁ〜と軽く読み進める。
それが仁志村の登場で、空港内は一気に騒がしくなる?!
前半のお気楽な空気がページをめくるごとに緊迫感を増し止まらなくなる!

舞台は空港、といっても広い。
搭乗手続きのカウンター、ビジネスクラス以上の乗客が入れるラウンジ、入国管理局、ランプセントラルタワー内にある管制塔、と各話ごとに異なる業務の場所になっている。
取り締まるのも、麻薬密輸、密入国、テロ、内容も多岐にわたる。
そういう現場に署長みずから足を運び、犯人を締め上げるのが痛快!


本作には現実に起こった事件も盛り込まれている。
第3章のイミグレーションでは、2021年に起こった名古屋の入国管理局で拘束された女性が死亡した事件に触れられている。

また、悲運にも今年2024年1月2日にJALと海上保安庁機が衝突した事故があった。
ここでJAL機の乗客乗員は無事だったものの貨物室にいたペットたちは命を落とし、SNSでは論争が起こっていた。

そんな出来事があった矢先で、この小説は冒頭でペットの搭乗の同意書から話が始まっているのだ……


犯罪や航空に関わる法律にも触れ、成田空港の開港時の歴史や紛争など盛りだくさん。
本の厚み以上に充実した内容だった。

気がつけば1日かからずに読み切ってしまった、、
そして最後まで読んでも、仁志村の人物像が謎をまとっていて、こりゃシリーズ決定だろう!

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2024年01月27日

Posted by ブクログ

 蓮見咲良(はすみさくら)は成田空港のグランドスタッフとして働いて5年目。心から業務を楽しむ後輩に比べ、自分は果たしてこの仕事で合っているのだろうか…そんなことを思う日々を送っていたが、空港内に設置されている成田国際空港警察署に新しい所長・仁志村賢作が赴任し、言葉を交わしたことをきっかけに、空港内で起こる様々な事件に関わることになってしまう。

 見た目からは想像できないような働きをする仁志村。密輸やハイジャックなど、空港特有のハラハラ感に加え、この仁志村のキャラクターが曲者ながら鮮やかで生きていて物語がさらにおもしろくなっている。印象的には御子柴先生に近いかな。なんと千葉県警捜査一課の高頭冴子のトレーナーだったことがあるらしく、冴子は「鬼村」呼んでいて、泣かされたこともあるとか。ちなみに高頭が『越境刑事』でウイグル人を助けるために杭州へ緊急で飛ぶのに協力したのが咲良らしく、そのお礼を言う場面もあり。また、空港ラウンジに広域暴力団の山崎がいたり、入国審査官を務める熊雷(くまらい)が主人公の章もあるが、実は『カインの傲慢』で上司に内緒で犬養に情報提供したと話しているシーンがあったりと、他作品とのつながりも多数。これもシリーズ化されそうな感じで楽しみ。

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2024年01月25日

Posted by ブクログ

全くの偶然だが、本作品を読み終えてから「新空港占拠」が放映されると知った。特にタイミングを見計らって読んだ訳ではない。「新空港占拠」は約一年前にTBSで放映した「大病院占拠」に続く占拠シリーズ第二弾とのこと。出演者も重複するところが多いので入り込みやすいが、基本設定が似ているので。大病院の二番煎じにならないか少々危惧している。
空港の占拠の仕方については、圧倒的に新空港の方が迫力満点である。かたや本作品の方は占拠シーンがクライマックスに出てくるものの、様々な事件の一つに過ぎないので、どうしてもそれだけにページを割くことはできないのだろう。やはり映像の方が感覚へ直接訴えるので、インパクトが高くなるのは否めない。もし、新空港が別のタイミングで放映されたら、本作品に対してはまた違った印象を持ったかもしれない。

さて、本作品についての印象だが、殺人は控えめで、新キャラの成田国際空港警察署所長の仁志村賢作の御披露目・その腕前ぶりに重きを置いている。警察署長というのは署内でふんぞり返って脳内だけで物事を判断するというイメージがあるが、仁志村署長は刑事のごとく様々な場面に出てきて事件解決に奔走する。まあ、あり得ない設定がまた小説ならではの面白さ。千葉県警本部時代の刑事根性が抜けきっていないのだろう。最後は、情報の共有化をきちんと行わないせいで多くの人を危険に晒してしまうのが唯一の欠点、今後の反省材料に繋がることだろう。謎解きが少なく、最後にお決まりのどんでん返しがあったものの、これまでの中山作品とは少し違うタイプに属している。さすがに空港ではあまり殺人事件はおこりにくいので、普通の殺人とは異なったイメージが自然発生する。単発かな?

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2024年01月15日

Posted by ブクログ

空港の警察署長である仁志村が中々の食わせ者で、見た目の柔和なイメージとは裏腹に、かなりのキレ者。国際線の空港で起こる事件もスケールが大きくて読み応えありました。

次は是非長編で読んでみたいですね!

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2024年01月11日

Posted by ブクログ

感想は全て消えた!

ただこれだけ聞きたい。
これは何かのシリーズに出てくる仁志村署長の前日譚なのか?
ただの短編なのか?
こんな終わり方ではあまりにも、、、!

中山七里の他作品への導入としては完璧だと評したい。

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2024年01月03日

Posted by ブクログ

中山さんのシリーズものじゃない作品ってイマイチなんだよな…なんて、ちょっとナメててスミマセン!
ちゃんと面白かったです!!

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2024年01月01日

Posted by ブクログ

冒頭の数行で「これは面白いに違いない」と期待させて、読後に「やっぱり面白かった」と思わせてくれる。
だから七里さんの作品が好きだ。
今回は国際空港を舞台にしたサスペンス。
緊迫感のある展開に一気読みしてしまった。
空港警察の署長として着任した仁志村賢作がまた良かった。
無慈悲で冷徹、だけどとんでもなく優秀。
この人が上司だったら絶対に恐いのは分かっているけど、魅力的なキャラクターだなと思った。

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2023年12月30日

Posted by ブクログ

成田国際空港の警察署署長として仁志村が赴任したところから空港の管理が変わっていくお話。ちなみに署長の仁志村は高頭冴子の県警本部時代のパートナー。
一つ目は麻薬の密輸を巡る対応のお話。
二つ目は出発した飛行機を成田に引き返させる、普段から不遜な男と、どうやら仁志村が目をつけている二人の男性が乗った飛行機の話。
パスポート偽造で拘留されていた女性と、彼女を見守っていた職員が殺され犯人を空港内で探す話。
アイドルグループの復活を条件にハイジャックした犯人、乗客と機体を取り返すための闘い。犯人たちの真の目的は?そのために仁志村が取った解決策は。
一つ一つは短く、どんどん事件が展開するのでサクサク読めます。殺人事件あるので中学校以上。そして、中山七里作品はやはり順番に読まないと登場人物が被っていて真に楽しめない。でも、この本は単体で読めます。
成田国際空港警察署署長 仁志村賢作
成田空港GS(グランドスタッフ) 蓮見咲良
東京出入国在留管理局成田空港支局 熊雷
→昔、警視庁捜査一課 犬養に情報を流した義侠心あるスタッフ
出入国在留管理局成田空港支局 相良支局長
千葉県警刑事部捜査一課 高頭冴子
成田空港 主幹航空管制官 伊庭幸太郎
  〃 主任航空管制官 倉間美知
交通管制部長 梶田実則
千葉県警本部警備部 志度
真垣総理
鹿内国家公安委員会委員長

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2023年12月19日

Posted by ブクログ

題名より帯に「空港の運命を握るのは、最も滑稽な警察署長」とあるのが、私気になります。
成田国際空港警察署長に就任した仁志村賢作は、温厚そうに見えるが、県警本部時代は鬼村と言われていた。「逃亡刑事」「越境刑事」などで登場したアマゾネス高頭冴子の上司だった人だ。犬養刑事も話として出てくるのもサービスだ。広域暴力団の山崎まで登場するのは、中山七里作品ファンには堪らない。

短編5作はいずれも成田空港や機内で起こる事件で、仁志村の犯罪者を許さないというポリシーは魅力的だ。手段を選ばないのも面白くしている。ただ、そうしたキャラが作られたという事は、必ず背景とかも描かれるのだろうと期待が膨らむ。

麻薬の密輸、殺人、ハイジャックなど空港で起こる事件を次々と解決していくのは気持ち良い。
仁志村の過去やグランドスタッフの蓮見咲良との関係も続きがあるなら、気になる点だ。続編が出るなら必ず手にするつもりだ。

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2024年05月18日

Posted by ブクログ

またまた新しいヒーローの誕生なんですかね。
アマゾネス・高頭さんさえ恐れる仁志村署長。何となく文体が今までとは違うような。ちょっと乾いた印象なのは、実は管理職が主人公だからかな。

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2024年05月14日

Posted by ブクログ

空港警察が主役というのは比較的新しい気がした。ネタ的には空港が舞台の犯罪ということで限られてはくるが、主役の仁志村のキャラは好き。ちょっと「翔んでる警視」の岩崎白昼夢さんを思い出させる感じがした。
シリーズになりそう。その際には、もう少しGSスタッフの活躍もみたい。

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2024年05月13日

Posted by ブクログ

ネタバレ

【収録作品】一 セレブリティ/二 ATB(エアーターンバック)/三 イミグレーション/四 エマージェンシー・ランディング/最終話 テロリズム

癖があるが敏腕の新任の警察署長・仁志村が空港でのさまざまな事件を解決する連作。
情に流されず、誰にも忖度せずに、的確な判断をくだしていく姿は気持ちがいい。敵に回したくはないが、味方なら頼もしいことこの上ない。ただ、こっちの内心も見透かされるだろうだから、空港職員の咲良ではないが、お近づきにはなりたくない。

シリーズ化するかな。期待。

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2024年03月30日

Posted by ブクログ

テンポよく物語が展開され、解決までもったいぶることもなく、ストレスなく読むことができた。息抜きに読むにはピッタリ。

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2024年02月18日

Posted by ブクログ

成田空港では普段から「役立たず」と言われていた空港警察に仁志村賢作という切れ者が署長として赴任してくる。次々と乗客の嘘を見破り検挙していく…

とんでもない事件をとんでもない方法で解決していくのにびっくり。肝が座っている。

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2024年01月17日

Posted by ブクログ

旅行好きで飛行機は好きなものの、恥ずかしながら空港警察署を知らなかったので、どのような仕事をしているのか、空港職員の大変さなど勉強になりました。

舞台は成田空港。成田の空港警察の新署長、仁志村賢作が、覚醒剤の密輸、禁輸品の密輸、テロリスト密入国と殺人、飛行機ハイジャックなどの事件を見事に解決していくのですが、解決するなら手段を選ばないとんでもないキャラクター。シリーズ化されるとおもしろそう。

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2024年01月15日

Posted by ブクログ

SL 2024.1.9-2024.1.10
中山七里らしい、変わり者だけど超優秀な主人公。サイドキャラの女性が鬱陶しいのも含めて能面検事とやや被っているような。
短編ながら捻ったオチをつけるのはさすが。
もう少しユーモアがあるともっと楽しめるんだけどなー

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2024年01月10日

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