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シングルマザー刑事・啓子と娘の菜月の母娘シリーズの第3作目。
第一話第二話は、ヨウ素デンプン反応や音の伝わり方など理系の知識も基になっていて面白かった。
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いつもと同じように切れ味ある短編集。
プロローグ的なところにヒントがあるんだろうがそれが何に結びつくのか分からないし結果最後にとても驚く。
表題作「球形の囁き」が一番好きだけどトリック的にはホントかよと思ってしまう。
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冷凍倉庫で見つかった遺体。ベテラン刑事の母が聞いた姿なき声。新聞記者志望の娘が、理系脳で犯人を突き止める! シングルマザー刑事と一人娘が主人公の連作短編集第2弾。
母が刑事の女子高生が大学生になり、社会人になり、母親となるまでの間に遭遇した事件が描かれている。理系脳の篇は理解するのが難しかったけれど、長岡弘樹、さすがの短編名手だと思った。
(B)
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長岡弘樹の最新作は、刑事の母と新聞記者を目指す娘の成長と共に一緒に事件を解決するシリーズの続編で短編5編の構成でした。
どの話も母と娘の洞察力しまいには孫も凄い頭が良く、3世代で事件を解決していく様が非常に面白かったです!
また続編に期待したい作品ですね!
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敢えて違和感アリの設定を承知で理系トリックを生み出した短編集といえる。犯行動機や人物の心境、トリックには略、満足。菜月の成長の速さには一驚を喫したが、大人の彼女も母と仲良しで安堵した。
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『傍聞き』のシングルマザー刑事啓子と中学生だった一人娘の菜月が主人公。菜月が高校生、大学生、そして社会人と成長し、それぞれのj時代に遭遇した事件を描く。張り巡らされた伏線と母娘の見事な推理に感嘆しつつ、短気で先を急ぎたい僕には...。
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シングルマザー刑事の啓子と、一人娘の菜月。
新聞記者になることが将来の夢だった小六の菜月が高校生、大学生となり、そして夢を叶え、結婚して出産まで!!
展開が早すぎて驚くわ!!
このままシリーズが続くのかと思っていたのに、その気はなさそう?w
ところでタイトルにもなってる「球形の囁き」だけど、こんな終わり方でいいん?
葉月が怖過ぎるんですけど…(・_・;;;
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刑事の母・啓子と、一人娘の菜月のコンビが帰ってきた。前作『緋色の残響』と同様、全5編でボリュームは控え目だが、今回も短編ミステリの雄らしい内容だ。
前作では菜月は中学生だったが、本作では、高校生、大学生、社会人、そして母と、菜月が成長していくのが大きな特徴になっている。当然、菜月とともに啓子も年を重ね、最後には孫を持ち、定年を迎えて再任用という立場になっている。
「緑色の暗室」。暗室が利用される時代ならではの、証拠の残り方とは。偶然の要素が強いのはご愛敬。東野圭吾さんのガリレオシリーズのようだ。表題作「球形の囁き」。悲しいかな、正義感の強さはリスクになり得る。確かにタイトル通りだが、実際に経験しないとピンと来ない気がする。これまたガリレオシリーズっぽいな。
「路地裏の菜園」。サイエンスの要素もあるが、考えさせられる重い1編。この鋭い母娘だから、真相を見抜けたし、責任を感じてしまう。現実のニュースを聞いていても、決して絵空事とは思えない。もしかするとあなたの近くにも…。
「落ちた焦点」。タイトルの意味は読めばわかる。本作のハイライトというか、最大の突っ込みどころと言える。警察のミスはともかく、どうしてこういう偶然ばかり重なるんだよっ! どうして安直な行動に走るんだよっ! どうして老人の…。
最後の「黄昏の筋読み」。再任用とはいえ刑事捜査の第一線に留まる啓子が、描いた事件の構図とは。そんな筋読めるかっ! というか、なぜそんな愚かなことを…。この聡明な孫には、祖母と母の血がしっかりと引き継がれているようだ。
毎回毎回、菜月の知り合いが事件の関係者になってしまうのが恒例とはいえ、「落ちた焦点」はさすがにやりすぎな感もある。菜月は苦労して娘をここまで育てたのだろうと察せられるが、このシリーズは時代と世代を超えてさらに続くか?
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これはシリーズ物の3冊目らしい。
ほかの2冊は面白く読んだのだが、
こちらは少しトリックが「ほんとかな?」と思うようなもので、もしこれらが本当に実現できるものなら凄い着眼点と感嘆するのだろうが、いかんせん理科的知識が足りず、懐疑的になってしまった。
また、ミステリーあるあるだが、身の回りに犯罪起こり過ぎ、犯罪者居すぎ。
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非常に読みやすい。母と娘はまともな人物なのでストレスなく読める。
しかし作中の流れが早すぎるので寂しくも感じる。
特に面白かったのは「路地裏の菜園」。
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緑色の暗室
球形の囁き
路地裏の菜園
落ちた焦点
黄昏の筋読み
啓子と菜月母子の短編5つ
うーむ
「緋色の残像」でも思ったけど
2人の周りで事件起こりすぎやろ
なんだろなぁ
作者が理系の知識を披露したくて
無理やり小説にしよんやなかろか?
と思ってしまう
心理描写も少ないから
余計にそう思うかなぁ
普通周りでこんだけ事件起きたら
メンタルもたんやろう…
菜月が色々かわいそすぎるやろ
コナンと思って読めばいいのか?
「教場」に引き続き
ドラマ化狙ってるんかなぁ…
面白くないわけじゃないけど
なんだか残念な気分
記憶にも残らない気がする
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最終章では啓子が退官、菜月は社会人で一児の母になっていました。
(菜月の成長、早っ)
となるとこのシリーズももう終わりでしょうか。
惜しいですがダラダラ続くよりはいいのかな。
過去作同様、啓子と菜月の鋭い推理力にテンポ良く話は進んでいきます。
「球形の囁き」では、理系が苦手な人間としては冒頭の音の説明も「へ~(棒読み)」だったので、真相についてもあまり深くは納得できなかったですが。
啓子を恨んでいたグループはその後どうなったのか、美樹本は刑事を辞めて菜月とは結婚したのか、その辺りが触れられてなかったのは残念でした。
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【収録作品】緑色の暗室/球形の囁き/路地裏の菜園/落ちた焦点/黄昏の筋読み
シングルマザーの刑事・羽角啓子と一人娘の菜月が主人公の連作短編集第2弾。
菜月は高校生から大学生、社会人と成長していく。
「緑色の暗室」「球形の囁き」は、理系の知識がポイントとなっていて、ついていけるか不安になったが、杞憂だった。
いずれも身近に犯人がいて、解決してもやるせないものが残る。
菜月のメンタルは強いというのか鈍いというのか、何かが欠けているような気がする…… 菜月視点の話はあるものの、心情にはあまり触れられていないので共感しづらかった。
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母娘の推理が痛快ですね。
前作では中学生の娘が、高校、大学生、社会人、そして新たな生活をスタートすることに。
理系脳を有する新聞記者、少し毛色が異なるが、母親譲りの推理を交わす。迷宮入りになりそうな事件をいとも簡単に解き明かす様は、読んでいてスッキリしますね。
只者ではない、母娘が次に挑む事件は…
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※
『傍聞き』『緋色の残響』に続く第三弾。
刑事の仕事に真摯に取り組むシングルマザーの啓子、
新聞記者を目指してひたむきに努力する娘の菜月。
善良で誠実な羽角母娘が互いに協力し合い、
日々丁寧に生活しながら歩む成長と人生の記録。
娘の菜月が小学生から中学生になり、
高校を経て大学、社会人になっていく過程で
次第に変わっていく母娘の関係性は読んでいて
微笑ましくいですし、お互いに刺激しあって
絡まった糸を解し、事件を解決の糸口を見つけ
ていく様子も痛快です。
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羽角母子シリーズ。
5本の連作短編で、ここまで時代が進むとは。
今度は、娘孫シリーズになる気配?
表題の「球形の囁き」今一つピンとこなかった。
理系なんだけど(笑)
「落ちた焦点」長年コンタクトしてきたけど、そんなことあるん?とちょっと不可解。
まあ、母子の変遷を一緒に楽しめたのでよしとしましょう。
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新聞記者志望の娘が成長して、新聞記者に。1話目の高校時代のエピソードで出てくる実験は子供の頃に知ってたら、自由研究でやってみたかった!とか、ほのぼのと思っていたら、進むにつれて結構ディープな感じに、、この人たち、メンタル強すぎでは?おもしろかったですけどね。さすが教場の作者さん。
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「緑色の暗室」
「球形の囁き」
「路地裏の菜園」
「落ちた焦点」
「黄昏の筋読み」
五話収録の連作短編集で『緋色の残響』に続くシリーズ第二弾。
ベテラン刑事・羽角啓子が新聞記者志望の娘・菜月と共に身近で起きる事件を解決していくミステリー。
前回もそうだが、登場人物が極端に少ないので犯人の目星は簡単につく。
設定自体は突飛な印象を受けるけれど動機や殺害方法などを推理する楽しさがある。
シンプルな文章で事件解決もスピーディ、よって読後はスッキリ。
重厚な物語を期待すると物足りないと思うが気軽にミステリーを楽しみたい方にオススメ。
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「傍聞き」「緋色の残響」などシングルマザー刑事・圭子とその娘・菜月を主人公にした5篇の連作短編。
刑事の圭子は仕方ないにしても、今回は菜月の周りの人が事件の関係者であるという確率が高すぎるのは相変わらず。出てきた瞬間に「こいつが犯人だ!」とわかるところもご愛嬌。
今回は大学で理学部に行った菜月の理系脳推理が冴える。トリックは偶然に頼りすぎていまいちかな。やっぱり長岡さんには犯罪を犯す人間の心の内を描いてほしい。
そして高校生の菜月が一話ごとに大学生、社会人(新聞記者)、そして小学生の母になるなど時間の経過が早すぎて戸惑う。
圭子も最終話では定年して再任用、そしてお祖母ちゃんだし、さてはこのシリーズ終わりにしたいのかとちょっと残念。