【感想・ネタバレ】ゴルゴ13スピンオフシリーズ 1 銃器職人・デイブ 1のレビュー

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デイヴあってのゴルゴ

2022年10月18日

ゴルゴ13シリーズでのデイヴの存在を知ったのは、「軌道上狙撃」をたまたま読んだからだ。(ゴルゴシリーズは記憶する限り10本程度しか読んでいないのだが…)
史上最強のスナイパーも、銃がヘボならただのスナイパー。芸術的狙撃は完成しない。
ゴルゴが成功させた数多の狙撃も、デイヴあってのものが数多く含まれて...続きを読むいたはずだ。
その点、スピンオフシリーズの最初の主役が、デイヴというのは、モノ作りの世界の住人としては、大いに納得がいく。

2022.10.5 有料版購入。
特に第五話は、ガンマニアには面白いのではないか。

2
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死神のお供、脇役が主役の物語

2022年12月25日

日本の漫画世界における殺し屋キャラクターの最高峰として知られるゴルゴ13氏。彼は単独でも万能に近い能力を持っており、一見すると孤高の存在に見えがちですが、実際のところ彼の職業のプロフェッショナルとしての資質は自己完結性ではなく人を使う点も含めてのそれであり、達人の達人たる所以は自分以外の達人を見極め...続きを読む仕事を委託できることにあるのだという、義理人情や仁義の領域での高潔さから生じる感動、その点にあるのである。
ゴルゴ13は銃器職人デイブを重用している。それは友情に基づくものではなく、自律した個人と個人が役割を分担することで集団が成り立つ分業社会を形成することがゴルゴ13にとって利益を生むからである。ゴルゴ13は銃を扱うことには長けているが、その部品を作るのは銃器職人であり、それなしにはゴルゴ13はゴルゴ13足りえないのである。それは、銃の生産者が人類の社会に銃を扱う者、軍人や暗殺者、或いはその他諸々の人種を生み出し続けていることと不可分でもない。
さて、今回のデイブの仕事はまたしても銃の改造と銃弾の制作である。それは彼が銃器職人だからそうするのであり、アイデンティティであるからだ。顧客は様々でいつものゴルゴ13以外にもデイブの知り合いや、ひょんなことから彼を訪ねてきた復讐者、或いは新しい銃を作るために意見を求めてきた企業の人間など、兎に角銃を必要とする者たちである。デイブは時に彼個人の情念を交えながら、銃と銃弾を仕上げて物語を完結させる促進剤を提供していく。彼は事態を発生させ動かす主体的な存在ではなく、既にある事態を解決するために動く受動的な存在である。挑戦者と言ってもよい。そんな挑戦者がある事態に向き合って解決へと導いていくさまが、人間の情動を刺激する。素晴らしい物語を生み出す。
ゴルゴ13の世界を補完し、より深い魅力を付与した今作は素晴らし外伝作品であるといえよう。

#深い #カッコいい

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死神の鎌を研ぐ男のスピンオフ

2023年06月21日

「茨の王冠を被る死神」の鎌を研ぐ、銃器職人デイブにスポットを当てた珠玉のスピンオフ。
一つ一つが時事ネタを取り扱っているため、当時のニュースでふと聞いたことのある内容の深堀も楽しめる。
特に例の感染症が流行った直後の作品は、いっそ予言書とも言える内容なので非常に興味深い。

#ドキドキハラハラ #カッコいい #タメになる

0

職人

2023年01月15日

銃の職人ということですがそれに関わる人たちがどのような人なのかまたどのような目的なのか非常に興味が湧いてくる作品ですね

#深い

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奴が帰ってきた

2022年10月07日

AT PINHOLEでゴルゴの虜になった私、しかしそれ以上に私の心を掴んだのはガンスミスのデイブマッカートニーでした。長い月日を経てようやくデイブにスポットが当たる作品が読めます!
彼はゴルゴがクレイジーだと言っておりましたが、クレイジーな注文を難なくこなすデイブが1番クレイジーだと思います。
...続きを読む
そんなクレイジーな男のクレイジーなエピソードたちを是非ともご覧ください!

#アツい

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匿名 2023年07月13日

ゴルゴ13の本編を読んだことがないのですが大人で渋い世界観でなんだかかっこいいなと感じました。ただのハッピーエンドじゃないのもまた良し。

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匿名 2023年07月13日

これぞ職人という感じですね。個人的な感傷や物思うところはあっても仕事はきっちり完璧な仕上がりにしているところ、かっこいいです。

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