【感想・ネタバレ】山手線に新駅ができる本当の理由のレビュー

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Posted by ブクログ

最初は、鉄道好きな人を対象にした本だと思ってました。
ところが話は経済の話になり、地方と都市の話になり、そして国際的な話へと発展していきました。
ちょっと拡大しすぎ?と感じる点があるのは否定しませんが、説得力があります。

山手線の駅が新しくできるというのは日経新聞をはじめ多くの新聞で紹介されました
そして、品川エリアが変わっていくのだろうというのも想像できます。
しかし!!!!
ここまで様々な未来を予測した人がいたことに驚き!!

品川~田町にできる新駅が品川を変え、もしかしたら東京を変え、
東京が変わったら日本が変わる。
そして未来予測されたシュミレーションが書かれているんですが、これもまたおもしろいものに。

今見ておけば、このあとの動きが楽しみになってたまりません!!
ぜひ読んで楽しんでください♪

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2013年01月26日

Posted by ブクログ

品川の開発がどんなインパクトを与えるのか、イメージしやすく、わかりやすくまとめられている。
特に、六本木ヒルズを初めとした都内の開発がどんな経済効果をもたらしたのか、具体的なデータがあって、説得力がある。
東京圏への人口集中を前向きに捉え、品川の開発を視点は共感できる。

だが、高層ビルが林立する開発を失敗というならば、もっと具体的な開発案と経済効果の比較検討を示すべきではないだろうか?
107ページのグラフを見る限り、汐留再開発や品川東口再開発は、それぞれ事業費を差し引いて6000億円の生産額を誘発しているのだから、いずれも大成功だと思う。
都市はあくまでも生産の場であって、建築家の自己表現を目的とした場ではないのだから、本来求められる機能を逸脱したデザインに走らないことを期待したい。

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2015年07月13日

Posted by ブクログ

かなりの前向きな話で、妄想も含まれていましたが、これからの東京に期待が持てました。
またこれからの都市開発について考えられていることが分かってよかった。

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2013年10月27日

Posted by ブクログ

2012年の年始に新聞各紙に掲載された、「山手線に新駅誕生」のニュース。
対象となる品川~田町間は毎日のように電車で通っている区間なので、「どのあたりに駅ができるのだろう」と興味を持っていました。
その新駅について、興味深い題名の新書が出版されていたことを知り、読んでみることにしました。
著者は、都市政策の専門家。
現在の日本のおかれている状況、および過去の都市政策の事例を踏まえると、山手線新駅は「爆発的なインパクト」を秘めた存在であり、その推進には「ニッポンの復活」がかかっているというのが、本書全体を通じての主張です。
ポイントは、東京という都市の持つパワーと、その東京の中で、空港と新幹線の両方とのアクセスに優位な、品川地区の立地の良さが挙げられています。
前者については、山手線各駅から伸びる路線により、関東1都6県の3500万人という、世界でも群を抜く人口を結びつける東京のポテンシャルが、各種数値を提示して説明されています。
しかしその東京の地位も、中国をはじめとするアジアの各都市に追い上げられている。
その中で再度、優位性を確立する手段として、①空の便:成田と羽田という二つの空港を有機的に活用すること、②陸の便:在来線をつなげ、そして新幹線・リニアという高速網の能力を最大限に活かすこと、を挙げています。
都市政策に関する本はこれまで、ほとんど読んだことが無いのですが、大きなスケールで未来を描くという、魅力的な分野だなあと、感じました。
東京への一極集中については、異論のある人も多いですし、またこの本の内容には希望的観測も含んでいるとは思います。
しかし日本という国が世界の国々の中で今後も、活力を保っていくためには、本書のようなことを考え、実践していくことが、必要なのだろうなと感じました。
日本の未来について、久しぶりに明るさを感じさせてもらえた、一冊でした。

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2013年09月05日

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2020年、山手線品川駅と田町駅の間に山手線30番目の駅ができる。その土地は現在車両基地として使われている土地で、大規模再開発が新駅の整備とともに行われる。その新駅・再開発を軸に新たな品川周辺の都市計画、つまり、羽田空港(海外)、関西地域からのアクセスを生かした新たな東京の中心となる都市の展望が書かれた本。

私は、現在建築学を学んでいる院生であり、来年からは建設会社で勤務する。今の建設業界は何かと暗い話題が多いが、この本には新駅と開発という建設業界にとっても関わりのあるネタが、ポジティブに書かれており、何より心踊る気持ちとなる本であった。
願わくは、この本で描かれているプロジェクトが建設業界、そして日本を元気にする起爆剤となることを祈ります。

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2013年06月24日

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面白かったです!新しい駅が出来る、ただそれだけのことだと思っている人がほとんどだと思いますが、これによってまた都心が大きく変わろうとしているのではないかと感じられ、少しわくわくしました。ちょっと話が大きくなりすぎているかなと思うところもありますが、鉄道好きでなくても楽しめる本だと思いました。

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2013年03月26日

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2020年、品川-田町間の車両基地跡地に、周辺再開発を伴った新駅開発構想が上がっている。
そのインパクトについて論じた本。

今回の再開発候補地がどれだけ稀少な土地なのかを、主に交通利便性(将来さらによくなるものも含む)、政策的支援の充実を軸に論じている。
常磐線等から東海道線の相互乗り入れを実現する東北縦貫線構想がある。
現状でも全東海道新幹線が停車し、将来的にはリニア新幹線の始発駅になる。
もちろん羽田空港へのアクセスは良く、バイパス線路の建設で成田空港とのアクセスも更に改善される。
政策的には、東京都が指定する「アジア・ヘッドクォーター特区」、内閣官房の「国際戦略総合特区」、都市再生本部の「特定都市再生緊急整備地域」に重ねて指定されていて、様々な開発面での優遇措置が受けられる。

このようなポテンシャルを持った品川近郊の再開発は、(特に国際空港の玄関口という意味で)、ひいては東京という都市の国際間都市競争の勝敗を左右する大きな意味を持った開発であると論じている。

またそのような客観的事実の羅列だけでなく、著者なりの提案も随所に盛り込まれており、この事案にかける著者の熱い思いが伝わってくる。

今般の再開発が持つ重要性を理解するにはコンパクトにまとまっていて良いと思う。汐留のような惨劇が繰り返されないよう、関係各社の動きは暖かく見守っていきたいところである。

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2014年02月19日

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日本がアジア諸国のめざましい発展に遅れをとらず、明るい未来を抱いていくためにも東京が世界で更に魅力ある都市になっていかねばならない事は同感です。それを現実化するもっとも有力な手段として、山手線新駅を発端する新たなまちづくりという視点で詳細に書かれており、なるほどと感じました。自治体は多くの構想をすでに練っており、あとは土地所有者の具体的な対応方法に掛かっているようです。今後がより興味深くなりました。

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2013年01月20日

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実現可能性はどうか分からないが、山手線新駅から広がる未来を垣間見えた。山手線の歴史などの周辺知識も手に入れられる良書だと思います。

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2012年11月20日

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ネタバレ

最初の想像より面白かったというか壮大な話だった。品川田町間に新駅ができるに至るJR東日本の思惑や解決したい物事からはじまって、品川の個性やそこにかける期待等々、けっこう面白く読めました。鉄道好きの人というよりは都市計画に興味がある人が読むとよいかもしれません。

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2012年08月31日

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発刊から10年経っています。新しい駅は、高輪ゲートウェイの事かな?著者の思ったようにはなかなかならないものです。

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2023年12月01日

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最終章がちょっと熱くなりすぎな気がするけど、その手前まではまぁだいたい理解できた。

これマメな、的な話を素直に楽しむ本、かな。

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2019年01月20日

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ネタバレ

田町ー品川間の車両区はものすごい可能性を秘めているのです。

羽田まで近い、リニア(だっけ?)が通れば成田からも近い。
六本木・有楽町に代わる新たなトレンドスポットになるんじゃないのかな??
そして何より広ーい土地があるのです。

まぁ20年くらい後の話なんですけどね。
大森在住の身としてはテンションしか上がりません。

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2016年01月18日

Posted by ブクログ

 都市政策が専門の著者が、品川の先にできる駅がもたらす再開発の重大なインパクトについて語ったもの。武蔵小杉や西日暮里など、東京周辺の駅の昨今の開業事情についても載っている。
 この著者はそれなりの学歴を持って、今も大学院の要職についているような人なのに、何というか冷静さを感じさせない、興奮しぱなっしの論調に、少々閉口した。すごい経済効果があるから、絶対失敗しないように、こんなことやってこんなことやってあんなこともやればいいよね、さらにさらに…、というような感じだった。特に最後の「おわりに」では「未来予想・品川が国際都心になる日」というのがあって、あまりの勝手に想像の翼を広げ過ぎていて、失笑物だった。著者とのテンションが合わないと、意外と辛い読み物になると思う。(15/06)

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2015年06月21日

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山手線の通勤ラッシュ解消のため東北縦貫線を開通。不要になった品川車両基地を有効活用。たまたま山手線の中で最も駅間距離が長かった品川―田町間に駅を新設。ここまでは誰でも思い描けるシナリオ。著者はこれに独自の山手線新駅の理由を加える。都心が品川へと神の手が働いているというものだ。東海道本線、羽田空港、ウオーターフロント、リニア新幹線、東京駅との役割分担・・・・・・。荒唐無稽と一笑には付せないリアリティーがある。新駅には日本起死回生の起爆剤としての期待が熱い視線となって注がれている。

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2014年08月08日

Posted by ブクログ

田町と品川間に山手線の新駅ができることについて記載されている本。

新幹線の停車や、リニアモーターカー新駅の設置など、品川が大きく着目されているが、東海道線と東北線・高崎線が直通運転することにより、品川の車庫が不要となり、そこに駅を作るというもの。

さっと読むことができました。

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2014年05月06日

Posted by ブクログ

本当の理由はさておき、都市政策上、品川のアノエリアの再開発の機会を有効活用することが重要ということがよくわかる。鉄道好きな自分にとってはもっとテツな話があっても嬉しいものだが、新しい街が東京を変えていくという時代の変化を見られるのは非常にうれしいことで、ここに書いてあるような明るい未来になることを願うわけです。

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2013年10月27日

Posted by ブクログ

ネタバレ

東北本線・高崎線を上野どまりでなく、東京までつなげたら、田町-品川間の車両基地にある車両を尾久や小山といった東京駅より北側に移動できるので、再開発ができるぞ~!!という本である。
しかし、なんかそういうところを国家特別総合特区といって外国人や外国企業ばかりいれて、全て英語でことが済むような街づくりをしようなんて、植民地ぽくて、読んでて、ちょっとイヤでした。

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2013年03月05日

Posted by ブクログ

山手線に新駅をつくる計画が進行しているようです、完成は私が50半ばを過ぎることになる2020年とのことですが、山手線内での新駅は西日暮里駅以来の50年ぶりだそうです。場所は、品川と田町(東京よりの隣駅)の間にできる予定で、現在の車両基地を活用するとのことです。

新幹線用の品川駅ができてから10年程度経過したと思いますが、私の勤務している事務所から近いこともあって、それ以来東京駅は使わなくなりました。更に2年前には羽田空港の国際ターミナルも新しくなり、品川近辺は益々栄えていきそうですね。

人口減少が続き経済が停滞する日本ですが、鉄道や空港を活用して、関東・名古屋・大阪が一体となって大きな都市圏ができることで、持続可能な日本が実現していくと良いですね。

以下は気になったポイントです。

・東京都が1986年までに策定した副都は、新宿・池袋・渋谷・上野&浅草・錦糸町&亀戸・大崎、臨海の7つであったが、2001年のセンターコアは、更に、秋葉原、汐留、品川が加わった(p21)

・横須賀線は、東京ー品川は地下、品川ー鶴見は貨物線、鶴見ー大船は新線を使って、東海道線とは全く異なった線路を運行した(p33)

・東海道新幹線に品川駅を作ったことで、JR東海・東日本に大きなメリットをもたらした、東京駅の乗り場混雑が緩和されて、東京駅での折り返しが楽になった(p41)

・鉄道会社の戦略として作られた駅に、2010.3に開業したJR横須賀線の武蔵小杉駅がある(p43)

・JR東日本が東京ー上野間に計画しているのは、現在の東北新幹線の上に東北縦貫線を高架で走らせるという2階建ての高架案(p57)

・山手線の混雑緩和のための東北縦貫線の開通→品川車両基地の事実上廃止→山手線等の線路移設→新駅建設→新駅拠点とした品川再開発、このようなアイディアが有機的に繋がって新駅が完成する(p61)

・リニア新幹線は、沿線の9都府県(東京、神奈川、山梨、長野、岐阜、愛知、三重、奈良、大阪)にそれぞれ1駅ずつ設置(p71)

・東京都が特区に指定している5エリアは、東京都心臨海エリア、新宿駅、渋谷駅、品川・田町駅、羽田空港跡地である(p81)

・東京駅を復元するJR東日本は、空中権を事前に新丸ビルに譲渡して、復元費用:500億円をねん出した、手放した空間の容積(余剰容積率)を売ったことになった(p91)

・大丸有(大手町、丸の内、有楽町)は三菱地所が強い、陸軍省から払い受け、東京駅の八重洲から日本橋にかけては三越・三井不動産、港中心は、森ビルが強い(p93)

・江戸時代以降、江戸で最大のダウンタウンは浅草であった、1657年の明暦大火以降、吉原遊郭が日本橋人形町から浅草寺裏の日本堤に移転して、浅草は更に発展した(p112)

・東京という大都会が持つ多極構造は江戸時代から変わらない、山手線にそって、上野・池袋・新宿・渋谷・品川というターミナル駅が並んでいる(p116)

・4宿とは、幕府公認の遊郭である吉原に対して、幕府非公認の遊郭(岡場所)があった4つの宿屋のことで、品川宿(北品川ー青物横丁)、板橋宿(板橋本町)、千住(北千住)、内藤新宿(新宿三丁目)で主要街道の最初の宿場町(p118)

・東京はいくつものターミナル駅を持っているので、後背人口が3500万人という世界的に見ても大きい都市を形成できる、ニューヨークで2200万人(p118)

・民主党政権で評価できるのは、羽田空港を前原国交相が、2009.10に24時間ハブ空港化にした(p128

・都営浅草線の短絡線ができれば、成田と羽田を59分で結ぶことができる、東京を始点にすると成田まで57→37分、東京→羽田が25→22分で乗り換えなし、リニアができれば15分程度(p132,141)

・2010年の羽田空港の年間旅客数は、6407万人で世界5位、成田(3386:30位程度)より多い(p136)

・横田空域とは、アメリカ空軍横田基地が航空管制している空域、1都8県にまたがり、アメリカ空軍機がスクランブル発進できるように確保されていて、民間航空機の自由航行の妨げになっている(p138)

・2009年の都内総生産は85兆円で日本GDPの6分の1、NYや上海以上、世界ランニングで13位程度(p149)

・東京、地方、中央政府の関係は、人・税・交付金の関係で良好に保たれてきた(p157)

・都営浅草線の短絡線ができれば、成田と羽田を59分で結ぶことができる、東京を始点にすると成田まで57→37分、東京→羽田が25→22分で乗り換えなし、リニアができれば15分程度(p132,141)

・2010年の羽田空港の年間旅客数は、6407万人で世界5位、成田(3386:30位程度)より多い(p136)

・横田空域とは、アメリカ空軍横田基地が航空管制している空域、1都8県にまたがり、アメリカ空軍機がスクランブル発進できるように確保されていて、民間航空機の自由航行の妨げになっている(p138)

・2009年の都内総生産は85兆円で日本GDPの6分の1、NYや上海以上、世界ランニングで13位程度(p149)

・東京、地方、中央政府の関係は、人・税・交付金の関係で良好に保たれてきた(p157)

・首都圏の既成市街地における「工業等の制限に関する法律」が1959年に制定されたのは、都市部における過度な集中を制限するのが狙い、工場や大学が建設できなくなった、2002年に廃止(p167)

・東京の魅力は、1)オフィスの効率性、2)アクセスの正確性(地下鉄の年当り輸送人数は世界でも断トツ一位)、3)くらしの安全性(水・空気がきれい)、4)街の多様性(p175)

・山手線に新駅ができる本当の理由は、東北縦貫線を開通させたいという思い=東北本線と東海道本線を東京駅で直通させる、上野ー御徒町間の混雑緩和等(p184)

2013年1月13日作成

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2013年01月13日

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品川ー田町間に新しい駅ができるという。2012年正月明けの新聞に記事が掲載されたとのこと。知らなかった。40年ぶり、30番目の駅になるとのこと。そして、この新駅開発を武器に、東京の経済活性化の起爆剤になる仕掛けがいくつもあると筆者は説明する。

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2012年11月28日

Posted by ブクログ

職場が近くにあった関係でよく利用していた泉岳寺駅。この駅は夜遅くなると運転間隔が異様に広がるため、電車を一本逃すと大変だったのだ。
次の電車を待つのももどかしく、夜の第一京浜をブツクサ言いながら品川駅まで歩いたことが何度もある。
しかしあのときまさか、都内では珍しいほど茫洋としたあの暗い空間に駅ができる計画が持ち上がるとは考えてもみなかった。
完成まではあと6年ほどかかるようだけれども、できた時のメリットは計り知れないようだ。泉岳寺でブツクサ言う者も減るんじゃないかと思うとワクワクせずにはいられない。
本書はタイムカプセルとして残しておいて、新駅ができた時にもう一度読んでみたいものである。そういう意味では二度楽しめる。

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2012年11月16日

Posted by ブクログ

経済効果がすごいであろう、ということはよく分かった。
ただ、開発に関しては筆者の思う様には行かないだろうなと思ってしまうのは何故だろう。
でも、これ位理想を持って新駅の開発が出来たなら素晴らしいなと思わせる位、筆者は都市開発がお好きで理念を持ってるんだなと思わせる一冊。

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2012年11月06日

Posted by ブクログ

 品川駅付近の操車場が、東北縦貫線をつくることによって、田端などに踊り子やホームライナーを移せることから、大規模開発の可能性がでてきた。

 それに併せて、山手線に新駅をつくるとともに、JR東日本は一体の面的開発をしようとしている。

 リニア新幹線とかいろいろな要素がまだ不確定だが、今の品川ビル群や汐留の開発の反省をもって事業に取り組んでほしいし、国も積極的に関与すべき。

(1)汐留などのように基盤部分だけを国や都が関与して、あとは切り売りにしてしまうと、結経、街のにぎわいとか集客力が生まれない。上物部分についても行政がなんらかのリスクをもって参画すべき。

(2)まず、国又は都が考える公共建築物と一体的に事業をすることを提案できないか。

(3)さらに基盤整備と上物を整備するSPCに対して国や都も出資して、一定の公的関与をしながら、上物の用途や配置、デザインを考えていく。そして、事業が成功すれば、その出資はむしろ利益をあげて帰ってくるようにして、国民の負担をかけないようにする。

(4)基盤整備や上物の建築、土地利用については、URなどの技術者と、施設の中のビジネス運営のための経営者が共同で参画する官民一体の運営企画会社方式でできないか。

 とにかく、基盤だけ補助して、あとはJR東日本が高値で売却しておわりにならないように、国と都もきちっと開発にグリップをかける必要がある。

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2012年10月09日

Posted by ブクログ

2012.09.26 新駅ができるわけ、というより首都圏の今後の都市計画や交通網の発展の可能性を語った本。なんとなく未来に期待が持てるが、都市開発、交通網以外の視点からの発展の根拠はあまりない。

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2012年09月27日

Posted by ブクログ

田町・品川間に新設される駅に関する話を中心に、その周辺を国際都市にしていく構想について書かれていて、それが実現すれば面白いなと思えた。

一方、痛いところに関しては目をつぶっていたり、比較に出された海外都市を正当に評価していない様に感じる部分もあり、その辺を加味すると実現はなかなか難しいのかとも思わせられた。

どちらにしろ、将来ビジョンの一つとして読めば、想像が膨らんで面白いと思う。

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2012年09月10日

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