感情タグBEST3
Posted by ブクログ
いやです
有紗は、断れるように、なりました
岡村さんと恋をするまで、誰かの一方的な性欲をみたすことしかできなくて、そしてそれがイヤだってことにも気付けなかった
誰にも必要とされず
それしか、役に立てることが、ない、と思って、生きてきたから
ぼくは、精神疾患で、手帳を持っています
でも、有紗の苦しみは、全然違うものだし、想像することしかできません
有紗は、どうして岡村さんだったのか
2人がそれぞれ、生きていくために、必要だった
からかな、と思いました
相手を思いやることが、相手も、そして自分すらも傷つけてしまうことが、ある
それは、辛いけど、でも、言い訳を伝えて、相手もそれを聴いて、って丁寧に暮らしていけばいい
2人はそうやって暮らしていくのだ、と思いました
自分や、自分の家族以外の人の幸せを願うということ
奇跡のようなことだな、って思ったんです
ぼくは、誰かと暮らしていくことはできなかった
そして、この世界で、みんな不自由を抱えて生きていらして、ぼくは、みんなの苦しみを思いやって生きることは、できません
でも、有紗のように、岡村さんのように、自分の近しい人の不自由さを想像して、暮らします
障がいがあるから、誰かに助けてもらって、もしできたら誰かを助けて、生きていきたい
君が必要なんだよ
わかってよ
涙が止まりません
そういう人が、みんなにいたらいいのにな
そして、ぼくにも
Posted by ブクログ
巻末に「おまけ」としてつけられた10ページの小品「嫁と姑(しゅうとめ)」がすごくいい!
映画のエンドロールのあとで後日談がショートムービーのように付けられていることがあるけれど、映画を見終わって場内が明るくなったとき、映画の余韻にひたりたくて、しばらく座席でじっとして深い息を吐くときのようになる。
特別なできごとは書かれていない。平凡な一幕だ。
だけどすごく新しくて、未来志向にあふれている。
丁寧な作品
セックスだけが唯一生きていていいんだと自分を肯定できるそんな女の子。努力しても、できないことがある、人と違っていてももいじめられず 自分らしく生きていけたらいいのに。障害者の生きづらさが丁寧に描かれている。有紗ちゃんは最後、きちんと言葉で表現できるのがすごいと思った。そこが心に響いた。