【感想・ネタバレ】パラレル・フィクショナルのレビュー

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Posted by ブクログ

ネタバレ

面白い!
前回読んだ7回死んだ男に続いての2冊目だったが、どっちも面白かった!
予知夢と言うのが今までに読んだ事ない設定で頭の中でぐるぐる混乱する感じが良かった。
もう一人、予知夢を見る人が居たなんて!
最初の方は人物の名前と設定を覚えるのが難しくて苦労した。
別荘見取り図は不要な気もした。

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2022年05月20日

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叔母の刻子と甥の素央には内容がシンクロする予知夢を見る能力がある。今回親戚が一同に介した別荘で大量殺人が起きる夢を見た素央は夢と異なる行動を取った所悲劇は回避された。二人で予知夢の内容を突き合わせて事件の検証をしていくが…。人間関係が複雑なので冒頭の相関図がありがたい。事件の全容解明!からの本番とか刻子視点と素央視点の裏に隠れた正体がじわりと昇ってくる展開とか、予知夢が存在しているからこそのラストとか西澤さんらしいロジックは満載。しかしいまいち乗り切れなさがあったのは期待が高すぎたせいか。親戚相関図とか別荘見取り図とか大好物なものが冒頭に示されていたのに。最近の怪しい性的嗜好も匂わせ位だし必要な設定だし。惜しい。

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2023年02月25日

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予知夢の入れ子構造でややっこしい。
少し捻り過ぎている感じではあるが、書き方がややっこしさを引き起こしている。
オチは何だかスッキリしない。だったらもっとこうすれば感が強かった。

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2022年09月14日

Posted by ブクログ

作品紹介の『予知夢を見る男と女。皆殺しの惨劇は回避できるのか? そして凶悪な殺意の主とは?』という煽り文句にノックアウトされました(笑)。

西澤保彦さんのお話は不思議設定が多くて好きなんだけど、私が大好きな「夢」が題材になっているときたらもう!

…と、かなりハードル上げて読んじゃったせいか、前半はちょっと期待通りとはいかなかった。

しょっぱなから夢の答え合わせが始まってたまらなくワクワクしたのだけれど、登場人物たちの関係性がなかなか把握できず、しばらく物語に入り込めなかった。巻頭の家系図を何度も見返しながら進めたものの、それでもうまく理解できなくてもどかしかった。

それに加えて前半は、『この理由は後回し』『その説明も後回し』『これまた後回し』と詳細が知らされない部分も多く、蚊帳の外というか置いてきぼりみたいな感覚になってしまった。

それでも、PARACT2に入り殺人が起こってくる頃には、人物の相関にも慣れて楽しんで読めた。最初は『しゅくふんとかジューテツとか言われても余計わかりづらいよ』と思っていたけれど、話が進んでくると、こう呼んでくれてることで把握しやすい面もあるなあと思ったり。

予知夢の内容と構造は、ややこしいけど驚きもあって、種明かし的な部分を読むのがとても楽しかった。結末、判明する悪意も好き。なかなか没頭できなかったのが残念だけど、面白かった。


巻頭の《関係者相関図》
ありまつ→ありすえ

163ページ
金栗さんさん→金栗さん

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2022年04月03日

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人死に関わる予知夢を見る男女が親族皆殺しの夢について話す話。予知夢と現実の入れ子構造が思いの外すんなり入ってきて、殺人事件も親族間の関係性も色々気になって読む手が進む。最後に明かされる真実気付きたかった〜気付けそうなだけにちょっと悔しかった

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2023年07月13日

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複雑な人間関係による複雑な事件を、会話形式で説明していく前半はかなり読みづらい。後半は面白くなるが、例によって後味は悪い。

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2022年10月20日

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この作家らしい特殊設定で、タックシリーズみたいな推論繰り返しながらよい感じに進んでいたのに、最後が強引

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2022年04月30日

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ネタバレ

 予知夢を見る素央と刻子は殺人事件の皆殺しを阻止すべく、二人の夢を照会しながら事件を未然に防ごうと動く。だが、現実では殺人事件は起きてしまい…

 話と登場人物が込み入ってて話に中々入りきれませんでしたが、ラストは何とも言えない後味でした。最後まで読んで、また最初に戻りようやく理解できました。犯人のしたかった事も理解できなくもなく、複雑な思いでした。

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2022年04月28日

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ネタバレ

語り手・久志本刻子(トキコ)とその亡姉・年枝の息子・有末素央(アリマツモトオ)は、同じ予知夢を見る体質。刻子の兄・時広とその息子・正広の婚約披露パーティを行う別荘で殺人事件が起こる夢を見て、相談する。

登場人物の人間関係が複雑で一読では頭に入らない。人物相関図を作ってから、巻頭についていることに気づく。まあ、あれだ、自分で作ったことでよく頭に入ったしね……

そして入れ子構造の予知夢も厄介。頭を使う。
でも、著者お得意のエログロ描写がなかったので読みやすかった。

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2022年04月22日

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