感情タグBEST3
Posted by ブクログ
『推しが武道館いってくれたら死ぬ』をちょいちょい読んでいて、結構好きだったので、短編集もきっと素敵だろうなと思って買った。
短編集と言えば短編集だけど、掌編が結構多く収録されていて、そういう作品は頭に「?」が浮かぶこともしばしばだった。百合アンソロジー出典のものが三分の一くらいを占めていることも手伝って、体感少なくとも半分くらいは女性同士の話だったように思う。如何せんページ数が少ないからか、十分に求めていた感情を摂取することはできなかった。
こちらの読解力不足ということもあるだろうし(表面にあらわれているところからきちんと内面に入り込めば良さが分かるのかも知れない)、そもそも読んでいる内に、この人どっちかというと恋愛を土台にシュールだったりぶっ飛んだりしてるギャグをやりたがる人だというのが段々分かってきたというか、そもそも『推し武道』もそんな話だったな、と思った。読むスタンスも読み方も間違えているのかも知れない。
くすっとくる作品は何本かあったけど、今の自分には楽しみ切れない一冊だったかも知れない。