【感想・ネタバレ】きりこについてのレビュー

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匿名

購入済み

凄まじい話しだった。
展開も早くて一気読みしてしまいした。
自分を可愛いと思い込んでるキリコに最初は嫌悪感を抱いたけれど、キリコはただ素直なだけだったんだと分かり自分が恥ずかしくなりました。
素晴らしい女性、周りも幸せにする心温まりました。
自分は犬派なんですけど猫の事をこれからはもっと観察して見ようと思います。

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2024年02月16日

Posted by ブクログ

動物に関することわざを変えてほしいっていうラムセスの要望、興味深い!
人間より遥かに知能の高い動物がいるって思うとワクワクする!

中身も容れ物(外見)も全部合わせて自分

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2024年04月11日

Posted by ブクログ

面白かった。
両親にも猫にも「かわいいかわいい」と育てられ、自分のかわいさを疑わなかった「ぶす」のきりこについて、猫のラムセス2世の視点から語られます。
きりこと不思議な縁で繋がるちせちゃんがいいです。
とてもいい。
それにしても、きりこのパァパとマァアがすごい。
きりこを信じて、徹頭徹尾かわいがることしかしなかった両親。
偉いと思う。

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2024年04月07日

Posted by ブクログ

出会えてよかったなと思う一冊。
ユーモアを交えながらも、鋭い指摘や視点がしっかりと表現されていた。
サラッと読み始めて、ぐっと惹きつけられる。
印象深い小説でした。

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2024年02月16日

Posted by ブクログ

コンプレックスがあったり、周りの目が気になったり、自分にはきっと抱えてるものがたくさんある。でも、ずっと自分のことを愛してあげられるのは自分だけ。
読んでから、生きるのが少し楽になった。

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2024年02月14日

Posted by ブクログ

すごく良かった。この本と出会えて良かった。
学生生活や合コンなど、世の中は見た目が良い人が得をすることが多いと思う。私も人と比べて落ち込んだり劣等感を抱いてしまうこともあるが、この本を読んで自分で自分をもっと愛してあげたいと思えた。
自己肯定感が低い人ほど刺さる作品。

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2024年01月16日

Posted by ブクログ

2009年に書かれたことに驚きました。当時の価値観はまだ全然この域ではなかった。自己肯定感の大事さが問われている昨今ですがどうしたら良いか分からない、そんな人へ本書がヒントをもたらしてくれます。茶目っ気と愛嬌たっぷりの独特な文章が心地よく、他の作品も読みたくなりました。

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2023年12月31日

Posted by ブクログ

きりこの猫、ラムセス2世が語るお話。
猫目線の柔らかく素直な、人間に対しての批判が心地良い。
読み進める毎に、社会で揉まれてついた汚れが落とされる。
自分は自分である、自分しか自分の願いは叶えてあげられない。
読後、しっかり前を見て歩く気持ちにさせてくれる。
文庫本巻末の解説も読んでほしい。

「世界は、肉球よりも、まるい」

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2023年11月11日

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私の心にドンピシャ刺さるお話でした。世間からの目や人からの評価を気にしてしまうこと、他者からの偏見、そして、ルッキズム。私が人生でひしひしと感じていることです。とても共感しながら読むことができました。そして、人と比べるのではなく、自分は自分なんだと自信を持って思うことの大切さを知ることができた本でした。

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2023年10月20日

Posted by ブクログ

西加奈子さんの素敵なところが炸裂している文章なので、終始テンポよく読めて、めちゃくちゃ面白い!!
ユーモアを交えながら、でも伝えたいことはしっかりと伝わってくる。
きりこは、本当に頭がよく美しい。

最後に触れられることわざについては、読んだ皆で布教していきましょう。

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2023年10月15日

Posted by ブクログ

周りの人も皆持っているから、出来ているから。
と成長するにつれて自分と他人を比べがちになり、その都度落ち込んでしまうことが増えた。
きりこは30歳少しで「あたしはあたし」という当たり前であることに気がつくことが出来て、やはり賢いんだなと。そしてこのことに気づけたらもっと生きやすくなるんだろうなぁと。
毎日声に出して唱えてみようかしら、、

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2024年05月07日

Posted by ブクログ

きりこはぶすである。

西加奈子さん独特の直裁的な表現に面食らいつつも、いつの間にか物語に入り込んでいる。
猫から見た人間の滑稽さ、はっとするような指摘が痛快ですらある。
右を見ても左を見てもルッキズムが蔓延る時代に自己を肯定するのは本当に難しいことだと感じる。だからこそ、きりこがもがきながら得た揺るがぬ軸が羨ましいと思う。
肉球よりまるい世界に生きていたい。

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2024年03月28日

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「世界で一番猫がええんです」
ただそこにいるだけでいい。ありのまま正直に自分でいる。自分を知っているのは私だけだから。暖かい気持ちになれた。

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2024年03月18日

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久しぶりに意表を突かれる作品に出会いました。
西加奈子さんの作品は初めてで、読み始めが1番しんどく、表現が直接的すぎて下品な雰囲気が節々にあるのに不快感を感じ、途中で辞めようかなと思ったものの、中盤からのめり込むように読みました。
やや攻撃的な表現で現代社会の(手が届きにくくて痒い)問題点をバッサリ指摘してるところが、いや素晴らしい。ほんとその通りだよと頷きまくってました。
社会問題然り胸が痛む内容が多々登場するのですが、ユーモアを交えて話を進めているところが、流石作家さんと感嘆。想像以上に奥深さが感じられる作品でした。

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2024年03月12日

Posted by ブクログ

肉球よりも丸い世界に自分も行けたらいいなと思いました。過去に縛られるとこなく、自由になりたいと思いました。そして、きっといけると勇気をもらえる一冊です。

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2024年03月03日

Posted by ブクログ

西加奈子週間
じつをいうと断捨離まえに、昔そんなに響かなかった作品を再読しているのだけど
きりこが愛おしくて仕方なくなったとかそんな事はないが、容れ物じゃなくてそのものを見る目は、人間より猫の方がずっと長けていそうだな
「自分は、死ぬまで生きるだけの存在である、ということ」ちゃんと知っているラムセス2世とすべての猫に敬意を表す

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2024年02月20日

Posted by ブクログ

西加奈子の世界観やっぱりすごい。
描写が生々してところもあるし、相変わらずすごいなと思うけど、でも自然とページを巡る手が止まらない。

「ぶす」とこれでもかというほどの容姿の描写。

好きな人に「ぶす」と言われても
きりこは昔から可愛いと育てこられた手前
「うちのどこがぶすなん?」とわからずにいる。

「ぶす」というのは周りの基準に当てはまること。
他にも自分ではなく周りの基準に当てはめて、自分が窮屈になることってあるんだろうな。

セルフラブのヒントがあり、この本自体がセルフラブになるものだと思う。

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2024年02月16日

Posted by ブクログ

その通り!きりこ、よう言った!人に好かれるのも猫に好かれるのも理由がある。容れ物は関係ない。自分の気持ちに素直に生きて何が悪いんだ。

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2024年02月02日

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初めての西加奈子さん。
ぶすの基準って誰が作ったの。今生きる世界をそのままに受け入れて、考える前に感情のままに生きてた子供の頃がなんて貴重な日々だったのだろう。何にも染まらない酔っ払っていた日々。少しずつ家庭から学校という社会に、外に外に出ていけば行くほど、複雑になっていく。きりこ心が透明でまっすぐだからこそ、きりこの外見を想像して可哀想だと思ってしまう自分がいた。私もやっぱり外側に囚われて、そうやって人を観てしまっているんだなって。外側だけで人を判断するなんて失礼なことだけど、内側と外側は繋がってると思う。内側がきりこのように透明でまっすぐな人はきっと内側の輝きみたいなものは外に出てるんじゃないかなって思う。最後、自分のままできりこが生き始めたときに周りにみんなが集まってきたのはそういう魅力にみんなが引き寄せられたんだと思う。自分の内側を磨いて、その磨きが外に漏れるような人でありたい。

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2023年09月27日

Posted by ブクログ

西 加奈子さんはやっぱ裏切らないな〜
今回も加奈子節満載の面白くて良いお話でした。
きりこ、私もきりこが大好きよ〜ᐠ( ¨̮ )ᐟ♡‪ ̖́-♡‪ ̖́-

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2023年09月26日

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率直に感じたことは、ルッキズムの考え方について。
読んでいくと頭の中で西加奈子さんの声で再生される感覚があり、優しい表現の中にも芯があって力強い世の中への訴えを感じた。

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2023年09月01日

Posted by ブクログ

子供の時のことを思い出した。
私も親に可愛い可愛いって言われて育ってきて自分は世界一可愛いって思ってたし、ピンクの派手なメガネも母に似合うって褒められてたから堂々とつけてた。母に別に毛の処理なんてする必要ないのよって言われて、してなかった。
でも大人になるにつれて、あれ、なんか私って別に普通なんだな、とか、ピンクのメガネ私にあってなくない?てかダサくない?とか、周りの女友達が毛の処理の話とかし始めて、あれ、女の人って毛が生えてたらいけないんだ、って。女の子はメイクして細くて可愛くないといけないんだ、って嫌でも外部から植え付けられる。
社会の価値観に触れて、それに当てはめて、自分の趣味や自分の好きなものも選んできた気がする。多くの人が気づいてないだけで、多分そうだと思う。
ここの大学に行ってたら、この就職先にしたら未来安泰だし周りにも認めてもらえる、この髪型の方が自分に「似合う」、これが好きって言ったらちょっとかっこいいかな、とか
子供の頃は何も気にせずに自分が好きなものは好きで興味ないものは興味なくて、ただそれだけだったのに、今はたとえば人1人好きになるにしても、その人の肩書き、収入、家庭環境、学歴、将来性、とかその人本人でないところで判断してしまう。
元セクシーゾーンのマリウスがプライドデーに「子供の頃は男とか女とかにレーベルなしに1人の人間として人のことを見ていたけど、大人になるにつれてその型はめられてみるようになってしまった」って感じのことをインスタに投稿していて、そのことを急に思い出した。
自分が本当に好きなものとか、自分の本当の性格とかも忘れてしまった気がする。

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2023年08月01日

Posted by ブクログ

ぶすとか誰が決めるんや、自分のやりたいことを叶えてあげられるのは自分しかおらん。
っていうのが刺さった部分。

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2023年07月28日

Posted by ブクログ

きりこに感情移入しながら読み進めてました。
テンポよくポンポンと軽快に読破できて楽しかったです。

容姿における懊悩煩悶。それらが手に取るように分かって、かつて味わっていた当時の思い出なんかも鮮明に甦ってきて思わず顔を顰めたりもしましたが、これを読み終わる頃には何処か前向きな気持ちになれてました。私も人間よりも猫がいい。

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2023年06月26日

Posted by ブクログ

きりこは最後まできりこであって、俯いた時期もあったけどモノゴトの捉え方を気づかせくれたのは周りの人であったしそんな人間の見栄なんて
微塵も気にしなく真意を見透おしているネコの存在であったりと人間の世界だけに目を向けるのはナンセンスだと気付かされる作品でした。

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2023年05月31日

Posted by ブクログ

直接的な表現を、独特な言い回しのもとで、センシティブなことも、比較的コミカルに表現して物語を描いているので、あまりいやな気持ちにならない。
最後には、私は私だよね!と背中を押された気持ちになりました。

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2024年04月23日

Posted by ブクログ

昔読んだ時そんなに刺さらなかったからこの間友達にあげちゃった。今読んだらまた違った感想になるのかもなあと思うと読みたくなってきた。また買うか...?

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2024年03月18日

Posted by ブクログ

現代社会の課題
自分の気持ち自分の身体に正直に生きるヒントが書かれているようなお話。
猫が語っていく
考えさせられる…

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2024年01月21日

Posted by ブクログ

たまたま、このタイミングで読んだのだけど、途中、ちせちゃんの事件を読んでて既視感に襲われた。

ちせちゃんのセリフを貼っておきます。
「あたしは、自分のおっぱいと、足が綺麗やと思うから、出してんの。それをなんで、襲ってくれ言うてるなんて、思われなあかんの?」
「あたしは、自分の好きな服を着るし、したいときにセッ、クッ、スッ、するんじゃ!」

2023年8月、韓国人のDJ SODAが日本の音楽フェスで観客に胸を触られるという事件が発生した。 ネット上で「そんなカッコしてるから悪いんじゃ」と言う書き込みがあり、それを非難する声が上がった。いまだ進行中である。本作は2009年刊行。非難の声が上がった分だけ時代が進行したのかも知れない。

さて、小説のほうだが、ルッキズムとか自己同一性とか思春期に陥りがちな問題を表面的にズバズバ切り分けていく。心のひだにまで立ち入ることはしない。乱暴で強引ではあるが、深入りすると更に深い闇に捕まりそうな問題の、痛快な解決策提示方法ではあるなと感じた。

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2023年08月23日

Posted by ブクログ

中盤までのきりこや周りの人の描写の辛辣さに、これ作者男の人だっけ?と思ってしまい、「そういや、この人漁港の肉子ちゃん書いた人だ」と納得した。
ちせちゃんと出会って会社を立ち上げてから、話の流れが変わり、ちょっと心に響いた。

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2023年07月23日

Posted by ブクログ

ネタバレ

こんなに ぶす って単語を読んだことがなく、途中しんどい時期もあったけど、希望を持てる終わり方でよかった。

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2023年06月20日

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