感情タグBEST3
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短編集でかなり好きな部類の作品でした。同作者の直木賞のより好き。
ジャンルバラバラなので、7冊の本を読んだ後みたいな感覚。その分、読むのもスローペースになりました。
牛男の話が一番好き。
日常の延長みたいな話を続けた後に変化球、ちょっと凝った文体の話を挟んで、最後は正統派。構成も好きでした。
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短編集なんだけど、特に3話目の「あなたによく似た機械」が、思っていた展開と全く真逆になったのが新鮮だった。5話目の「君を守るために、」も、解決したと思ったら、もっと伏線があって、しかもどちらもスッキリ解決して気持ち良かった!
野球にからめた短編が多かったけど、どの短編も、いいお話だった。
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七つの短編集。全てが題名に絡む訳でもない様でしたが、空が青過ぎると何故悲しい気持ちになるのか、と共感できる篇もありました。
「人生はパイナップル」
戦時を生き抜いた人の言葉は重く、伝わりにくくても説得力がある。やはり命懸けだったからでしょうか。想像でしかわかりませんが、ずっしりときます。
高校最後の試合で聞こえた、じいちゃんの声は生前交わしたもの。状況は違っても必死という言葉が迫ってきました
自分のことは自分で決めろ。失敗しても後悔はしない。
じいちゃんの人生から奏太に伝わり、今に至っていることの繋がりが気持ちよく感じました。
他の篇も多彩で、「君を守るために、」もコメディと思いきや、最後少し怖いホラーでした。
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「神様からのひと言」から好きで、他の作品も良く読んできたが、正直当たり外れがあった。
本作品は短編集だが、どの話も面白かった。
ハズレ無し、なのでおススメです。
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2022.02.10~02.16
一人でなんでもできる、と思っていた時期。傲慢な自分。
いろいろと知って、そして、一人ではなんにもできないことに気づいた。
人に支えられて、今の私がいる。
実際、うざい奴もたくさんいるけど、それでも、一人でないことがありがたい。そんな気持ちになる一冊。
「君を守るために、」のオチが好き。
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「自分のことは自分で決めろ。そうすれば、失敗はしても後悔はしない。」というおじいちゃんの言葉が、失敗を恐れて決断することが苦手な私の心に響いた。
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ちょっとダークな話もあったり、ほっこりする話もあったり。
やっぱり荻原さんの短編集は好きだなーって思った。
淡々としてるけど気づきが多い。読んだ後の満足感あるなぁ。
ピッチャーのやつ好きだった。
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短編集なんだけど、同じ人が書いたとは思えない色んなジャンル。けど、どこか通ずるものがあるようなお話。自分のことは自分で決める。簡単なようで難しい。だけど、結局これが出来てないといつか何かあった時に後悔したり納得できなかったりするもんなぁ。どの話も面白かった!
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最後のパイナップルが一番じーんときた。
じいちゃんの不器用さ←でも実は沢山の人に慕われていたりする
奏太の不器用さ←でも実は考える力と考えて話す力をじいちゃんによって鍛えられていた
みたいな感じ…。
全編を通して自分の考えと人の考えは違ってて、それでも人は通じ合おうと努力する生き物なんだな、と思った。
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特に印象に残った物語。
スピードキング
野球部の仲間。
プロ野球。メジャー。独立リーグ。
就職後の会社での野球。子どもとの野球。
人生はパイナップル
台湾。
日本。
高校野球。
パイナップル。
手榴弾。
いろいろ考えさせられて、胸が熱くなって、ちょっぴりあったかい気持ちになって、ため息がもれてしまう。
そんな短編集。
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【あなたによく似た機械】
上手くミスリードされて、スッキリとした読後感だった。近未来・SFの話だけど、そう遠くない未来で実現するのかも。
【人生はパイナップル】
お爺ちゃんがパイナップルが嫌いな理由も、波瀾万丈な人生も、切なくとも暖かいような物語だった。
「僕」は主人公でありながらも、裏・主人公のお爺ちゃんを引き立てるのに、大役を務めていた。
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ロマンチックに歳は関係ない
いい感じ
中江有里さんの解説の「小説に表れる心」が伝わる、いい文章だ。
台湾にもやっぱり行ってみたくなった
いまや、芯まで食べれるとなった、パイナップルのある、台湾に。
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僕と彼女と牛男のレシピ
最初は僕は彼女のことしか愛していなかったが、彼女の愛している牛男も、彼女のためから、牛男のために、そして普通の家族じゃなくても、3人がひとつになっていくのに幸せを感じた。
ダブルトラブルギャンブル
同じ環境で育ち、顔や体格もほぼ同じ。そんな2人は正反対の性格になっていく。礼は勉強や努力はできなくても気さくで友達も多く、人生を楽しむ術を知っている明るい性格で、仁は真面目で勉強ができるが、真面目さが故に、人生の楽しさを見失って内気な性格になっていった。どちらの性格がいいなどと決めることはできないが、華の大学生のうちは礼生活に憧れるだろう。きっと仁はまじめに勉強している自分が馬鹿馬鹿しくなるだろう。礼を妬ましくも思うだろう。それでも2人はお互いを完全に嫌いになることはできない。そんなライバルであり最高の相棒である2人の関係性が羨ましくも思える。
パイナップル
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7つのお話に分かれている短編集だった。
それぞれリアルな話と少しフィクションぽい話とがありとても面白かった!!! 全部同じ作者が書いたとは思えないくらい、7つのお話の内容や書き方が違くて読み応えがあった。花言葉のようにカクテル言葉というのがあると知ってロマンチックで素敵だな〜〜と思いました❗️
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「それでも空は青い」そう、何があろうと空はそこにあり、晴れていれば、限りなく青い、こちらがどんな気持ちであろうと関係なく。そんな話だった。そんなことはたいしたことじゃないんだよって。そんなこと、もう一度表舞台に立ちたい野球選手、交通事故後の夫婦、7歳年上の彼女、守ってくれようとする霊、双子の特技、おじいちゃんの戦争体験。
大事なことは空がいつもそこにあること。
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もう20年も追いかけている作家さんですが、"こころが軽くなる短編集"と言うよりは"軽く読める短編集"と言った感じで、読み終わってため息をつくような感動はありませんでした。唯一、うしおくんの話は良かった。あとパイナップルもまぁまぁでした。
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途中ちょっとこわいなと思ったけど
続きが気になって読み続けて
双子の話でいいなと思って
パイナップルもすごくよかった。
これまで読んだ荻原さんの本とは
なんか感じが違う気がして新鮮だった。
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好きなタイプの本。
みんなけして上手く人生を渡れていないけど、そこからまた何をしていこうか動き出す姿に共感出来る。
短編集の中でも人生はパイナップルのお爺さんのお話が1番好き。理不尽な時代を生きてそんな中であきらめたり失敗してもまた新しい事を始めて最後まで生きていく。華やかではなくてもかっこいい人生とはお爺さんのような生き方なのかも。
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7篇の短編集。
野球を題材にした、「スピード・キング」は最後にやられた感がありましたが、好きなお話。どんなに才能があっても、上には上がいる。でも、強い奴が最後まで生き残るのでなく、腐らない奴もまた生き残るのだなと。
高校時代の同窓会を題材にした「妖精たちの時間」。綺麗な思い出ばかりでないけど、人を好きになるって辛いことなんだなと思います。
未来のアンドロイドの世界を舞台にした「あなたによく似た機械」は、想像通りの展開でした。
子供のいる女性を好きになるバーテンダーのお話「僕と彼女と牛男のレシピ」
これも野球を、通じて子供との距離を縮めていくお話
高校時代の同級生が幽霊となって家に現れる「君を守るために」そう言えば、あの頃のクラスメートはどうしているだろう
双子が入れ替わりながらの「ダブルトラブルギャンブル」
双子だからこその苦悩。同士でありライバルであり。
おじいさんと野球を通じて成長していく「人生はパイナップル」
私の父も歳をとったなと思うと、切なくなりました。
家族との時間はかけがえないもの。
これも好きなお話でした。
振り返ると野球のお話が多いなと感じましたが、才能がある程度ありながら、上には上がいる。それでも、空は青い!
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スピードキング/妖精たちの時間/あなたによく似た機械/
僕と彼女と牛男にレシピ/君を守るために、/
ダブルトラブルギャンブル/人生はパイナップル
いろんな事があって、いろんなことにオロオロして、いろんなことに泣いて、いろんなことに苦しんで
それでも空は青いんだね。それでもほっとすることができて、少しばかり微笑むことができれば、
ほんのりとしあわせ
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感想
短編集7話。やっぱりもう少し長い話の方が荻原浩の良さが出るかなぁ。
あらすじ
短編7話で構成された本。印象に残ったのは、自分の夫をロボットじゃないかと疑う妻が実はロボットだったという話。
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後味の悪くない短編集。読みやすい文体でスラスラ読めた。人との付き合いはややこしいことも多いけれど、やはり誰かと繋がっていたいなと感じた。3.5
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短篇集。
色んな形の出会いと別れ、過去と現在、人との関わり方。
「スピードキング」「妖精たちの時間」「人生はパイナップル」が、印象深い。
どれも「死」が絡んでいるからだろうか。
最後に表紙を見て、そうだよな、と思えた。