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歴史的に有名な写真や絵画から裏事情を読み解いた雑学本。要するに俗説の方を庶民は信じているという事だが結構楽しめた。
それにしても「板垣死すとも自由は死せず」の台詞のインパクトよ。本人には失礼だがそのまま殺されていれば伝説的政治家として後世に残ったと思う。
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歴史の雑学本ですが、真面目な教科書の裏側です。
よく教科書で見ていたりする写真や絵などから紐解かれる裏側は、痛ましい物もあります。今更ながら勉強になりました。
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学校の歴史の授業で見たことのある絵や写真に基づいて、その絵が描かれた背景やよく知られている内容とは違う裏話などを教えてくれる。一番切なく思ったのは最後の写真。「焼き場に立つ少年」。死という誰にとっても経験したくないことを絶対に起こさせないようにしなければならないと思ってしまう。
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まさに歴史雑学の本。有名な絵や写真をもとに、著者なりのファクトをが綴られています。
表紙や本の後ろの写真に付記されている吹き出しコメントが、ギャグ狙いですが、内容はまじめなものでした。
歴史上の人物の写真が載っているのをパラパラ眺めるだけでも面白いと思います。
戦時下の英語禁止や贅沢禁止が法律ではなく、いわゆる同調圧力であったことは、今の日本も変わらないな、と思ったり、江戸の鎖国のときでさえも、長崎の出島からオランダ人を始め、結構、外国人が江戸や京都に出没していたり、トリビア的にも楽しめるものもありました。
ただですね、最後の項目の「焼き場に立つ少年」は、話題として、自分には重すぎた。本当に居たたまれない気持ちになる。なんで、これを最後にしたのか。明るいネタで占めて欲しかったです。
Posted by ブクログ
河合先生の著書はわかりやすいものが多いので手に取った1冊。
既に書かれている方も多いですが、帯などのあおり文よりはけっこう真面目に書かれていて、裏を掘り起こすというより、写真などからは見えない歴史をじっくりと解説してくれる感じ。
個人的にはまだまだ知らないことも多く、勉強になるなと思いました。
(無血開城が西郷・勝だけの手柄じゃないことと、江戸時代のオランダ人が将軍謁見の際に外出して自由が効いてたあたりは既に知ってたが)
ええじゃないか現象は全然詳しくなかったので、倒幕派の一種のパフォーマンスだったのではというのは面白かった。
今みたいにSNSもない時代で、あれだけのことを広めていくのは相当大きい仕掛けだったはず。
その辺りはもう少し調べてみても面白いかも。